食事介助
『横浜介護求人センター』

第31回【介護職員が排泄介助で気を付けること6選】

1.自尊心を傷つけない。

トイレの声かけを断り続ける利用者さんがおられました。時間を置いて、何度かに1回の声かけで
トイレに入ってくださるのですが、声かけをしても「今は行きたくない。さっき行ったとこ。
トイレぐらい自分で行ける」とおっしゃられていました。行くタイミングは人それぞれなので、
無理強いすることはなかったのですが、間に合わず、衣類が汚れてしまう事も少なくありませんでした。
そのため、尿路感染等の清潔保持の観点でどういうタイミングで声をかけたらトイレに応じていただけるだろうと、
職員で話し合いをした結果、『立ち上がられた際に声をかける。トイレの前を通られた際に声をかける。
体操の前後で声をかける』というのを今まで以上に気をつけようということになりました。
すると、お断りされる事もありましたが、トイレに入ってくださる回数は増え、ほとんど断られることが
なくなりました。その中でも、フロアから離れたトイレの前を通られた際に、小さな声でジェスチャーを交えて
お声かけすると、トイレに入ってくださることが多かったのです。やはり、周りがいるところで声をかけられるのは
恥ずかしいものです。今までは、お断りされることが多かった利用者さんでしたが、今は声変えすると「行っとこか」と
おっしゃられ、汚染があった際には「汚れてたんやな。ありがとう」とおっしゃってくださるようになりました。
トイレにお誘いする際に大きな声で「トイレに行きましょうか」など他の方に聞こえるような大きな声で、
声かけしてしまうことはありませんか?「そういえば行きたいな。行っておこうかな」と思っていても、
周りの目があると恥ずかしい気持ちになり「今は行きたくない」となることがあると思います。
声をかける時は、小さな声でご本人にコソっと伝えたり、周りに他の利用者さんや職員がいないところで
声をかけるだけで、笑顔でトイレに向かってくださる方は、多いと思います。トイレ介助中も同じように、
トイレの中で大きな声で話すのは控えることが大切です。他にも、立ち上がられたタイミングで声をかけたり、
体操や、レクリエーションの前後に声をかけて、ついでに行っておこうかと思っていただけるように、
配慮する事で相手の気持ちを傷付けずに、声をかけることができると思います。パッド内汚染、衣類汚染された時には、
失敗してしまった、恥ずかしい、申し訳ない、情けないという気持ちになります。そのため、利用者さんの
気持ちに寄り添い、「大丈夫ですよ。すぐ終わりますからね。」などの声かけを行い、いつもより話すスピードを
ゆっくりすることで、安心できる声かけになります。あとは、できるだけ早く丁寧に介助する事で、
恥ずかしい時間が少なくなります。

2.プライバシーに配慮する。

トイレの際、見守りをしていないと立ち上がられて、ご自身でトイレから出てこられる利用者さんがいらっしゃいました。
動きも機敏で、転倒される可能性もあったので、トイレ内での見守りを行っていました。
しかし、トイレに座られる時間が短く、排尿はされても排便がなかなか出ませんでした。出ない日は下剤を
服用されていました。トイレに座れていないんじゃないかと思い「お腹に力を入れてゆっくり座ってくださいね」と
声かけをして、トイレから出て見守っていると、排便がありました。その後も毎日ではないですが、排便が出る回数は
増え、下剤の量も減りました。やはり、トイレに座る時間は1人でないと、落ち着いて排泄できないんだなと思いました。
その経験から、トイレの際に、介助が必要な方であっても、トイレに座っていただいた後は、その場を離れて、
お1人でしていただくことが大切だと思います。トイレの外から見守りをして、終わったら声をかけていただいたり、
コールを押していただくなどの対応をします。何かあれば、すぐに反応して、対応できる準備をしていればいいと思います。
その際も扉を閉めましょう。やはり、排泄中というのは人に見られたくない空間です。リラックスして、排泄できるように
するためにもその場を離れることが大切です。多床室でのおむつ交換の時もしっかりとカーテンを閉めて、声をかけるときには
静かに声をかけるといいと思います。ベッド上での交換時は、衣類を捲し上げすぎないように気をつけたり、
お腹の上にバスタオルをかけるなどすると、少しは恥ずかしい気持ちが和らぐのではないかと思います。

3.介助をしすぎない。

排泄時の着脱は、できるだけ利用者さんに行ってもらうようにしています。入居当初は、立っていられる時間も
短くて、着脱にも時間がかかっており、介助する事が必要な方がいらっしゃいました。できるだけ、介助を
しないように関わっていると、徐々にご自身で行われるようになり、ついには介助が必要なくなるまでになりました。
それでも、見守りが必要なため、心配する職員もいましたが、嬉しい悩みになりました。
衣類の着脱や立ち上がりの介助などご自身で、できるところは、ご自身に行っていただくことで、
申し訳ない気持ちにさせてしまうこともないですし、身体機能の維持や向上にもつながります。
介助しすぎてしまうと、できることが、どんどんできなくなってしまいます。
介護者が行えば早い事かもしれませんが、利用者さんの能力を奪う存在になってはいけません。
利用者さんにしていただけること、難しいことを見極めて、できることはお任せすることが大切だと思います。
そして、利用者さんの中には「申し訳ない。できることは自分でしたい。子供じゃないんだから触らないで」と
色々な思いの方がいらっしゃるので、相手の気持ちに寄り添うことも忘れてはいけません。

4.排泄間隔を把握する。

新しく入居された方は、排尿間隔がわからないので、記録をつけます。その方は、衣類が汚染されることの多い方でした。
だからと言って、トイレにお連れする時間が早いとトイレにも排泄がありませんでした。、記録をつけていると、
必ず食後には排泄があることがわかり、そこからは、毎食後、それ以外は2時間空くまでに必ずトイレにお連れするように
決めました。すると、衣類汚染は減り、パッド内汚染のないこともありました、パッド汚染のない時は、とても嬉しく
感じました。食後にトイレにお連れしようと思ったのは、副交感神経が働き、リラックスしている状態で、排尿が出やすく
なっているということと、食べ物を消化しようと胃や大腸が動くため排便が出やすいからというこがあったからです。
高齢になると1日のトイレの回数はだいたい8〜10回で、2時間に1回程度と言われています。
それまでに、トイレに誘導することができれば、自尊心が傷つくこともないですし、汚染して気持ち悪い思いを
されずに済みます。人によって排尿間隔は違いますが、記録をつけて、把握することで、トイレで気持ちよく
排泄ができるようになります。
排尿間隔を把握することで、介助者の介助量の軽減にもつながります。介助量が減ると、利用者さんとの関わる時間も
増えると思います。

5.できるだけおむつを使用しない。

僕は学生時代、おむつ体験をする授業で、おむつをつけて授業を受けたことがありました。
他の事に集中できず、つけたあと廊下に出ると、他の学生とすれ違うのも恥ずかしかったのを
覚えています。その後、教室で映画を見たはずですが、集中できず内容は全く覚えていません。
どんなに集中しても、簡単に出せるものではなく、排便はおむつをつけている状態ではトイレに
座っていたとしてもできなかったと思います。結果、排尿はなんとか出しました。しかし、周りに人が
いる状態、トイレではない環境ではあの時だけだったからできたんじゃないかと思います。
出した後も、服が漏れている感覚もあり、その場から離れたいと思ったことは未だに忘れることはできません。
みなさんは、おむつの中で排泄したことのある人ならわかると思いますが、おむつの中での排泄は
とても難しいです。ベッドに寝ていたり、椅子に座っていたり、他人が生活している空間で、排泄することを想像して
いただけたらわかると思います。排泄するには、誰にも見られないという安心感がある空間でなければ、リラックスして
排泄することは難しいです。身体の仕組み上も排泄するには前傾姿勢になり、お腹に力を入れやすい姿勢があり、
腸と肛門の位置も関係しているからです。排泄のしやすさだけでなく、おむつをつけることへの抵抗感、屈辱感があると
思います。おむつをつけたくてつけている人はいないと思います。職員の都合で安易におむつを使用してはいけません。
おむつを使用せずに、2人介助でトイレ誘導を行ったり、ポータブルトイレを使用することも検討できます。
日中と夜間帯でも対応は変わってくると思いますが、利用者さんの生活リズムに合わせて、できるだけトイレでの
気持ちい排泄ができるように考えていくことが大切です。

6.排泄物の確認をする。

利用者さんの体調の把握は難しいですが、排泄物の確認を行うことでわかることはたくさんあります。以前、排便に
血液が付着している利用者さんがいました。すぐに主治医に相談し、受診することができました。特に問題はないとの
ことで帰ってこられました。この時は、大きな病気ではなかったのですが、気づいていないと受診する事も
できていなかったですし、利用者さんの異変に気づく事もできていなかったかもしれません。普段から排泄物の
観察を行っていてよかったなと思いました。
排泄物の色、匂い、形状、量は、利用者さんの体調を把握する上で大切なことです。
排尿の場合、水分摂取量が少ないと濃い色の排尿が出たり、糖尿病の方は少し甘い匂いの排尿が出ます。
血尿がでているときは、病院受診を早めにするなど、見ていないと気づけないことがあります。
排便でも下痢していないか、硬い便が出ていないか、消化されていない便は出ていないか、便に血液は混じっていないか
しっかりと量は出ているのか、など体調を把握するためにも観察することが必要です。
高齢になると、痛みに鈍感になり、利用者さんが伝えることが難しく気づくことが遅くなってしまうため、
排泄物からの情報は大切です。

(2024年2月13日)


第30回【介護施設の年末年始あるある 9選】

皆さんは介護施設の年末年始と聞いて何を思い浮かべますか?介護施設に携わっている人であればある程度想像出来ると思います。今回は介護施設の年末年始についてまとめました。こんな事をやっているのかぁと感じて頂けたらと思います。

【1. 大掃除が大変】

介護施設に限らず大掃除は毎年恒例ですよね!介護施設の大掃除は自宅での大掃除に似ているかもしれませんが、通常業務にプラスで行わなくてはいけないため大変な作業になります…。12月から始めようなんて思っていたら終わらないですし、残業しなくては終わらないなんて事になりかねません。

早い段階から計画的に行っていく事をお勧めします。私は11月から始めるようにしていました。掃除する個所としては
・エアコン(フィルター・通気口)
・窓(サッシ・カーテン)
・お風呂場(カビ取り・排水溝)
・換気口
・床掃除(ワックスがけ)
・キッチン周り(汚れ落とし・欠けた食器の破棄)
・ベランダ掃除
等があります。他にも施設によって掃除しない場所や追加で掃除する場所があると思います。こう見るとこれを普段の業務以外に行わないといけないので大変な作業ですよね。

大掃除の時期に一気にこれらを行う事は大変なので普段からちょくちょく掃除をするようにしておくと大掃除の時にはサッと掃除するだけで済むので1年かけて取り組めると良いかと思います。エアコンのフィルターや通気口であれば3か月に1回掃除する。

お風呂場のカビ取りも1か月叉は数か月に1回行うようにしておく。窓やベランダは半年に1回行うようにする等日ごろから掃除をしておくとそこまで頑固な汚れが付く事は無いので掃除の負担も少なくなります。常に綺麗な環境で仕事が出来ると気持ちがいいですよね。

人手が足りずそんなに掃除している暇がないと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、年に数日でも人が多く配置出来る日があればその日のうち数時間を掃除の時間に当てて行う事もいいのではないかと思います。かといってそんな日は利用者様との行事に当てたい気持ちも分かります。匙加減難しいですよね…。

【2. 仕事納めの翌日に出勤】

大晦日に「今年もお世話になりました。よいお年を~。」と挨拶して翌日「あけましておめでとうございます。」という流れ、あるあるですよね!!介護の仕事をしていて年末年始にゆっくり休めたのは転職するタイミングの時以外ありませんでした。今年も年末年始は仕事です。

利用者様と一緒に年越しの雰囲気を楽しめるのはいつもとはまた違った感じでこれもまた楽しみだなぁと感じています。お正月は利用者様に画用紙に印刷した年賀状をお渡ししたり、お正月のイラストをラミネートしてランチョンマットにしてみたり、福笑いを楽しんだりして楽しい時間になるようにしています。

【3. 夜勤中に年越し】

大晦日が夜勤の場合は夜勤中に年越しを迎えます。時間を気にして年越しそばを食べる方や、利用者様の対応に追われてバタバタと動いている中いつの間にか新年を迎えていた方、利用者様と一緒に新年のカウントダウンを行いお祝いする方等思い思いに過ごされます。

滅多に利用者様が年越しまで起きていて一緒に過ごすなんてことは無いですが、一緒に楽しい気持ちを共有出来たら嬉しいですよね。不眠の利用者様に年越しまであと少しですと伝えてそのまま一緒にカウントダウンをして寝て頂くなんてことは数回ありました。

朝、利用者様と一緒に初日の出を拝んで帰宅する事なんて事もしていました。毎日見る太陽ですが、初日の出となるといつもとはまた違った気持ちで朝日を迎える事ができますよね。新年の目標を太陽に向かって宣言する事もいいですよね。

【4. 初詣は職場行事で済ませる】

ユニットケア施設では初詣企画を行うところが多いのではないでしょうか。私もユニットケア施設で働いている時は毎年近くの神社やちょっと遠いけど有名な神社にお参りに行っています。プライベートでも行きたい気持ちはありますが、人混みが苦手なので職場の行事の時に一緒にお参りして終わりにすることもあります。

階段しかない神社や多目的トイレが無い神社では入念に準備をしていかないと大変な事になります。一度階段しかない神社に参拝に行く際、雪が積もっていて、車いすを持ち上げながら移動した事がありますがもぅ大変でした。階段以外の場所でも持ち上げての移動だったのでどっと疲れました。

その時は参拝に来られていた若い男性グループの方々が見かねて手伝ってくださりとても助かりました。さらっと「お手伝いしましょうか?」と声をかけてくださり、本当にありがたかったです。まぁ、可愛い女性職員がいてその職員にだけ声をかけてお手伝いだったというオチがありましたが…(笑)でも、ありがたいですよね…!!

【5. 初詣・初売りによる交通渋滞がキツイ】

大きい神社やお寺・ショッピングモールの近くの施設は出勤が大変!!早番であればまだ混雑に巻き込まれることは少ないですが、日勤や遅番だと交通渋滞に巻き込まれます。普段より1時間も早く出発しているにもかかわらず遅刻しそうになると焦ります。

いっその事希望休を入れてしまおうかなんて考えも浮かんでしまします。交通渋滞はどうすることも出来ないので毎年この季節にはやきもきします!退勤時も帰宅ラッシュにかぶるので帰るまでも時間がかかります。新年早々事故に合わないようにしたいなぁと気を引き締めなくてはいけないと思っています。

【6. 新年を迎えた実感がわかない】

「あけましておめでとうございます!!」とお祝いの挨拶をかわしますが、実際の所普段のように業務をこなしているためあまり実感を得ない部分もあります。お風呂介助が無い事や通勤・帰宅の際に渋滞に巻き込まれる・ご家族様の面会が増える事で頭では新年を迎えたという事が理解できますが、なんとも言えない感覚です。

面会もご家族様が集まってこられる事が為、大人数での面会になることが多く朝からひっきりなしに入れ替わり立ち代わりで対応をするので気を使いどっと疲れてしまいがちです。でも利用者様やご家族様の楽しそう・嬉しそうな表情を見るとこちらも嬉しい気持ちになります。

【7. お屠蘇をふるまう】

これは施設によって様々ですが、私が以前勤めていた施設では毎年新年に施設長が袴を着て利用者様にお屠蘇(おとそ)をふるまって歩いていました。お屠蘇とは新年の初めに飲むお酒の事を指し、呑める方には日本酒や甘酒をふるまっていました。

新年早々日本酒を何杯かお代わりされ朝から顔を真っ赤に染める方・久しぶりにお酒を飲んで酔っ払ってしまう方がいらっしゃり見ていて微笑ましい光景が見られます。お酒に弱いかどうかは事前に確認しておき酔いやすい方は飲みすぎないように職員が声を掛けます。

初めて参加される方は様子を見ながら対応しますが、翌年に繋げるために必ず記録をとっておき個人ファイルにメモを挟むようにしておきます。新年早々アルコール中毒や体調を崩してしまっては申し訳ないので、職員がしっかり調整していきます。

【8. 福笑い・かるたを行う】

新年はお風呂介助やリネン交換などの業務を行わない施設が多いのではないでしょうか?新年くらいはゆっくり過ごそうという意味が含まれています。かといって見たいテレビが無い事もあるので、その時はタオルで目隠しをして福笑いを行ったり・かるたを行ったりしています。

福笑いのグッズを買って用意したり、段ボールを切って作ったりして楽しんでします。完成した後目隠しを外して自分が行った福笑いを見て大笑いする光景はこちらも楽しくなります。かるたも利用者様に読み手を依頼すると時々全く異なった文章を読まれる方がいらっしゃり、みんなで大笑いすると事があります。

【9. 書初めをする】

書初めをしたいという利用者様がたまにいらっしゃいます。その時は書道道具を用意して新年の目標を書いて頂きます。書き終わったものは色画用紙に貼ってお部屋に飾りますが、何を書かれるのか見るのが楽しいですね。書けない方でも手に朱墨を塗って手形を作られる方もいらっしゃいます。

以上が介護施設の年末年始あるあるですがいかがでしたか?想像と異なっていましたか?それとも「分かる~。」と共感されましたか?2023年は大変お世話になりました。投稿を見てくださりありがとうございます。
2024年が皆様にとって素敵な1年になりますように!!

(2024年1月23日)


第29回【辞めたいと思う時 5選】

介護の仕事って楽しい事もありますが、やはり心身ともに重労働ですよね…。自分の心が安定している時は穏やかに仕事が出来ますが、時間に追われたり、利用者様からの暴言・暴行や職員とのトラブル等があったりすると精神的ダメージは大きくなり、心の余裕って無くなりますよね…。

私も13年間介護に携わってき今年に入り人生で初めて“適応障害”と診断されました。仕事に行く事が嫌になって、仕事が楽しいとは全く思えなくて、毎日“しんどい”“辞めたい”と思いながら仕事を続けていました。無理して続けていた結果心にダメージを受けてしまいました。劣悪な職場によってはこうなることもあります!

どうか介護に携わる皆さんは抱え込まないで時には休んだり逃げたり、外部に頼ったりすることをしてください。私は労働基準監督署へ何度も通ったり、かかりつけ医で相談したりしてどうにかその職場から逃げる事が出来ました。我慢するのは自分の為に良くありません!逃げる事も大切です!!

【1. 上から目線で言われる】

同じ仕事をしていても上から目線で物事を言われるといい気はしませんよね。初めは“こういう人なんだ”と我慢できますが、それが毎回だとさすがに“おかしくない?”って思ってしまいます。勿論上司と部下の関係性があってという場合は“上司だから仕方が無い”となりますが、それでもいい気はしませんよね。

介護の仕事ってチームワークがとても大切だと思っています。チームワークがいいところって上下関係はあっても上から目線で物事を言ってくる人って滅多にいない印象があります。いたとしてもその方に対してしっかりと「その言い方は…。」とはっきり言える職員さんがいるなぁと感じています。

一方雰囲気の悪いところってだいたい上から目線の強い職員さんがいても誰も言い返せない環境なんですよね。そして言われた事に対するストレスを仲間内や自分よりも後から入ってきた職員や年下の職員にぶつける。誰にもぶつける事が出来ない職員は精神的に参ってしまうか利用者様に当たるなんて光景を目にします。

上から目線で話しかけてくる方って“自分の意見が絶対正しい”という考えを持たれている傾向にあります。他の職員が自分と異なる意見を発信するものであれば徹底的に文句を言って、間違っていると決めつけます。答えが1つしかない場合はそれでいいのかもしれませんが、介護の仕事って正解は1つではないですよね。

利用者様のADLの状況に合わせて臨機応変に対応しなくてはなりませんし、介護技術や用具だって年々進化していっています。昔の常識は今の非常識なんて事も多々あります。常に勉強していかなければ良いケアを提供することは出来ないなと地域おむつアドバイザーで勉強をするようになってからより一層思います。

色んな視点から物事を見る事や相手の意見を尊重しながら話し合いをして試してみる事が大切だと考えています。今まで考えもつかなった意見からその方に合ったケアが見つかることだってあります。ですから上から目線で物事をいう事によってその意見が出なくなってしまう可能性が多いにあると思っています。

そして上から目線で自分の意見ばかり押し付けている人の元から去っていきます。その人の意見が間違っていると思っても意見を言うと倍返しを食らうぐらいなのであれば、その労力を他に当てた方が時間の無駄になりません。退職者が多い職場はこういう方がいないか調査した方がいいかもしれません。

【2. 全否定される】

意見を出した時にはなから「それはダメ。」「それは良くない。」「おかしい。」と否定してくる方っていませんか?せっかくいい意見が出たと思ったり、いつもは意見を出さない人が勇気を振り絞って意見を提案してくれたと思ったりした際に話をしっかり聞かず否定されてしまうともうその人からの意見は出ません!!

自分なりに考えてこうしてみてはどうかと伝える事って伝え慣れるまでは結構勇気がいる事だと思っています。特に自分に自信がない人や、間違っていると言われることが怖いと思いがちな人にとっては本当に発言するだけでも精神的ダメージを負っているなと感じています。

介護の仕事って先ほどもお伝えしましたがこれという正解はない職業だと思っています。正解はないですがやってはいけない事は沢山あります。やってはいけないことを回避しながら試せる可能性を沢山出して行っていく事って結構大変です。だからこそ沢山のアイディアが必要になってきます。

人1人が考えられる事はある程度限られていますし、人それぞれ考え方のクセがあるので1人の意見ばかりになってしまうと対応策が偏る傾向になってしまいます。職員それぞれがいろんな思考を持っていて、それぞれの思考から出た意見を伝える事によって自分では考えつかなかった事が聞けて考え方の幅が広がる事も多いです。

はなから否定する人を何人か見てきていますが、自分の意見以外すべて間違っているという固定観念を抱いている傾向があり、自分以外はあまり考えていないと思っている人が多い印象をもっています。これって本当にもったいないなぁといつも思っています。

こういう方の場合、そのことを伝えたところで“余計なお世話”と言われることや“私は間違ってないのに何がおかしいの?”“はぁ?”と怒りだす事があります。すぐに感情的になるところや・怒ってしまい機嫌を損ねてしまうのも特徴なのかもしれません…。

自分以外の意見が支持されることを極端に嫌い、自分の意見を支持しない職員の事を悪く言う、初めは反対していた事も周りがその人の意見を惜しんだりしていると自分があたかも考えて発信したかのようにしたりする人もいました。実際に経験したことがありますが、到底納得のいかない事ばかりでした。

初めから否定せずにやってみようと始めていたらいいのに何故こんな回りくどいやり方しかできないのかと不思議に思っていました。否定ばかりするくせに否定した事を自分が率先して行っている人を見ると“何なの?”と不信感がどんどん募っていきます。本当にもったいない性格です。

全否定することによって自分にもマイナスになっている事に気がつけない事ってとても残念な事だと感じています。相手の意見を受け入れられないとしても話を聞く姿勢や試してみようとする姿勢って難しい事ですがとても大切な事だと思っています。否定される上司の元では働きたくないですよね。

否定ばかりされると自分が行ってきた介護に対しても全部だめだったのかと思ってしまいませんか?私は否定されすぎて自分の介護が分からなくなってしまいました。介護のケアに対して自信がもてなくなり、その施設だけでなく仕事を辞めてからも介護業界からももう離れたいなと数か月悩んでいました。

【3. ヒステリーをおこされる】

どの施設にも1人は居る印象があります。自分の心に余裕が無くなってくるとイライラし始め“自分だけ”という考え方が始まります。周りは一生懸命フォローしていてもそのことには微塵も気が付きません。イライラが募り爆発すると怒鳴るように早口言葉でキツイ言葉を飛ばしてきます。

もう“怖い人”認定ですよね…。キャパシティーが小さいのだと思っています。その人に合わせてその人がキャパオーバーになって怒らないように対応しますがそれでもだめなんですよね。どんどん自分のイライラや不満だけを主張してきます。理不尽でしかないと思う主張がとても多い事…。

職員数が足りず日勤者がいない勤務日があるのですが、「その日は大変だからやりたくない」「残業もやりたくない。」「遅番でも日勤者がいなくて大変だから嫌だ。」かといって「日勤者がいる日に出勤すると日勤者がいなくて入浴できなかった人の分も増えるから入浴介助も大変でやりたくない」という主張。

他の職員は日勤がいない日に残業をしながら業務を回し、入浴も時間が限られている中文句も言わず必死で対応してくれています。日勤がいる日だからこそいない日の分もお風呂の人数が増える事は仕方が無いはずなのに「いつも私だけお風呂介助をやっている。」「大変な人ばかり入浴している。不公平だ。」と怒り出す始末。

怒鳴りながら早口で向かってこられると怖気づいてしまうところですが、いい加減伝えないといけないと思い冷静に伝えるようにしています。怒る方は利用者様が居ようがご家族様が居ようが関係ないので、まずは“冷静になってもらう事”から試練が始まります。

ユニット内を空にするわけにはいかないので隣のユニットの職員に見守りをお願いし2人で話が出来る場所に移動します。(誰もいない居室等ユニット内やユニットの近く)まずは相手の意見をバーッと聞きます。意見を聞かないままこちら側の意見を伝えると大惨事になるので要注意です。

おかしい事を訴えているなと思ってもはずは全部気持ちを吐き出してもらう事が大切です。話を全部聞いた上で何に不満を持っているのかを一つ一つ整理していきます。整理したうえでその意見に対しての対策を伝えていきます。以前こういう意見を頂いたためこういう対応をしてきたと真摯に伝えていきます。

そのうえで他の職員の状況についても伝えていきます。あなたの為に他の職員にはこういう業務をお願いしているという事・今の勤務が嫌なのであれば日勤なしの日も少し入れていくがどうするかと“提案”します。こちら側で一方的に“じゃぁこうしますね”というよりもどうしたいか“自己決定”してもらう事が大切です!

こちら側からの指示になると「私は嫌だったのにそういわれたから。」と必ずと言っていい程文句を言ってきます。なのでこちら側に責任転嫁してこないように“自己決定”してもらいます。文句を言われても「自分で選んで決めましたよね?」とこちらも言い返せますので本当に大切です!

こういうタイプの人って自分の要求が認められるとどんどんエスカレートしていきますし、ちょっとしたことでさらに怒りやすくなると感じています。実際に言われるがまま対応してしまって要求がエスカレートし、自分は仕事をせずにリーダーに全部仕事を振っていて、リーダーが精神的に参ってつぶれてしまったケースもあります。

ヒステリーを起こす人全員がそうではないと思いますが、中には怒って相手に恐怖を抱かせればなんでもやってくれると勘違いをしている人が居ます。冷静にこちら側の意見をしっかりと伝える事・自分ではどうにも対処できない場合には上司に相談して施設としての考えを伝えてもらう事が大切です!!

この時の上司の動きによっては本当に辞めたくなります。上司がめんどくさいと思い対応をないがしろにするのであればいつも怒鳴られている環境で仕事を続けていく事は困難です。精神的に参ってしまい、仕事に行くのも苦痛になります。そうなる前に辞めた方がいいと思います。

【4. 先が見通せない】

仕事をしていて今だけの辛抱!もう少しだけの我慢と分かれば多少の事は頑張ることが出来ますが、「いつまでこの状態が続くのだろう?」「相談をしても全く解決する様子が見られなない。」「果たして解決する気があるのだろうか?」と不安を感じ出すと心が疲弊していきますよね。

人が足りず毎日残業づけ、休憩が取れない事が日常茶飯事、夜勤の回数が月7~10回、業務に関する事であればまだ話し合いで何とかなる事もありますが、人手が足りずどうしようもない事や現場だけの判断で決められない事・理事会を通さないと変わらない事もあります。

正直介護に携わっていない方々が理事をされていると現場を全く知らないので理事会に通しても通らない事の方が多いです。中にはしっかりと状況を調査して理事会に挑んで下される方もいますが、施設によっては理事会の強い方に逆らうと理事を外されてしまうなんてこともあります。

そういう事を知ってしまうと“あぁここの施設は結局力の強い人の言いなりで何も変わらないな。”と思ってしまいます。改善する兆しが見えないのであればいつまでも自分の心身を削ってまでハードな仕事をする事がばかばかしくなってきます。

労働基準的に完全に引っかかる事を平気で指示してくる施設もあります。「労働基準法に引っかかるのでは?」と意見しようものなら「ちゃんとそういう系に詳しい人に相談してやっているんだ!問題はない!自分の主張ばかりするな!」と怒られたこともあります。

しかし実際に労働基準監督署にて相談をしてみると完全にアウトとの事。その事実を知るともうその施設で働く意欲はなくなります。何を言ったところで変わらない・意見したところで施設側が上手く逃げる答えを出される事が分かったからです。ちなみにこの施設でのボーナス、一番低い査定をされた為辞める決意を固めました。

毎日残業・休憩なし・他職員が休みの日に出勤・無遅刻無欠席の状態で一番低い査定をされました。意見したからに違いないと思いました。意見する人にはそういう処遇を行うのであればそこで働く必要はありません。すぐに退職の意思を伝えましたが中々辞めさせてもらえず、結局は労働基準監督署に相談する日々でした。

先が見通せない上に変わる気が無い施設ではいい方向に動くことはまずありません。改善していこうとする人にはキツイと思います。意見を言わずただ指示に従える人は続くと思いますが、良い施設にはならないと思います。これからはこういう施設は職員からも利用者様からも選ばれなくなっていくので要注意です!!

【5. 心身が壊れる】

介護の仕事をしている人って自分を追い込んで頑張る人と自分の仕事もろくにせず定時に退勤する人とに別れるなぁと感じています。後者の方は仕事をしない上に仕事の文句ばかり言うのも特徴です。仕事をしないから愚痴を言う時間があるのだと思っています。

前者の人は見ていて休む時間もないのではないかと思う程動き回っています。愚痴を言う時間もない程止まることなく動いています。そういう方は仕事が終わるとどっと疲れが襲ってきます。家に帰ると何もできないと話される方が多いですね。

休みの日も疲れが抜けず家に居て寝て過ごす事が多い・友達との約束があったがいく事が億劫になってしまい断ってしまった等の話も聞きます。この状態になっていても自分が心身ともに参っているという事に気が付けていません。自分の体力が無いからだと思いがちな傾向にあると感じています。

これはもう精神疾患になる手前・またはもうなってしまっているケースが多いと感じています。自分では気が付いていませんが、身体だけでなくこころも疲れ果ててしまっています。これが長引くと仕事に行く事が億劫になってきたり、仕事に行くと思うと涙が出てきたりという状況になってきます。

ここまで行くともう本当にしばらく休養が必要になってきます。しかしこういう方はその心からのSOSをしまい込んで無理して出勤されます。そしてまた心身を削って仕事をこなします。仕事中にも涙が止まらなくなる・食欲が落ちて食べられなくなる・笑顔が無くなってくるなど大きなSOSも見え始めます。

これを他の職員が早く気付いてあげられるか、施設として本人と話し合って休養を取らせてあげられるかが鍵となってくると考えています。気が付かず放置しているといつか取り返しのつかない事になります!上の人が動かない、軽く考えている施設の時はその職員へ休職して休むことを勧めたり一緒に病院に行ったりしていました。

施設側は単なる人数合わせと思っているのかもしれませんが、その人にとっては今後の人生を左右してしまうかもしれない出来事になってしまう可能性があります。職員をないがしろにする職場からは離れた方がいいと思っています。そばで見てきて何も出来ない自分の不甲斐なさを感じていました。

私はその人を施設から離れる手助けしかできませんでしたが、あとから「あの時職場から離してくれた本当によかった。あの時は感覚が麻痺していて何も考えられなかった。」と言われた事があります。麻痺してくると良い事・悪い事が区別できなくなります。

そのままあの施設にいたらきっと心身ともにおかしくなってしまい、もしかしたら取り返しのつかない事になっていた可能性もあります。そばで見ていて本当に自分を追い込んでしまうのではないかと怖かったです。今は笑顔も戻り楽しそうに過ごしているので良かったなと感じています。

以上が私が感じた辞めたくなった時です。実際にはいくつかの事が重なって辞めています。介護の仕事っていま深刻な人手不足ですよね。人手不足だからこそ今いる職員を大切にしないとどんどん離れていきます。良い環境の施設は職員の離職率がとても少ないです。選ばれる施設と避けられる施設で2分化すると思っています。

(2024年1月9日)


第28回【従来型特養の特徴 5選】

前回はユニット型特養の特徴をご紹介しましたが、如何でしたでしょうか?今回は従来型特養の特徴についてまとめました。ユニット型特養と大分異なると思います。ユニット型・従来型特養それぞれ合う・合わないとあると思います。選ぶ際の参考までにご覧ください。

【1. 対応する利用者様の人数が多い】

ユニット型特養は関わる利用者様は最大10名ですが、従来型特養の場合はその倍の20名~30名、ショートステイ利用者様や夜勤を行うようになると最大100名なんてことがあります!100名の利用者様を覚えるってすごく大変じゃないですか?

私が従来型特養で働いていた時は2ユニットに分けていましたが、入居者様30名+ショートステイ10床だったため覚えるのがとても大変でした。入居者様30名は毎日いらっしゃるので優先的に覚え、ショートステイの方は日によって変わるので定期利用で利用頻度の高い方から覚えていきました。

介護未経験の状態で40名を覚えるってとても大変です。まずは名前を覚える所からスタート。特徴のある利用者様はすぐに覚えられるのですが、それ以外の方は中々覚えられず顔と名前が一致しない状態…。食事の席や居室のイラストに名前を書いて必死に顔と名前が一致するように工夫していました。

食事の配膳や配薬の時は間違えてしまっては事故に繋がる為、正確に覚えられるまでの間は先輩方に「〇〇さんの食事運びます。」と声をかけ目視で確認していただくようにしていました。トロミの有無や濃さ・排泄介助で使用するパッドも間違ってはいけない為必死にメモを見返しながら行っていました。

これを経験していたためユニット型特養に異動した時は“10人覚えるだけでいいんだぁ”とちょっと安心した気持ちがありました。必死に3、40名覚えていたやり方は10名の時でも役に立つ上に覚えるスピードが早くなったと実感しています。今でも従来型特養での経験が生かされていると思っています。

【2. 一斉介助】

先ほどもお伝えしたように従来型特養の場合関わる利用者様の人数がとても多いです。この状態でユニット型特養のように1人1人に合わせたケアを行っていると到底仕事にならなくなります。よって一斉介助が一般的になってきます。

同じ時間に起きていただき・食事・排泄・入浴・就寝とほとんど同じ時間で行動していただくことになります。テレビがリビングにしかないため居室で起きて過ごされる方は少なく、また多床室である為就寝時間には部屋単位で電気を消していきます、自由な生活が出来ないという印象があるかもしれません。

一斉介助の場合、職員は複数名で対応しますが時間はとてもかかります。日中の排泄介助であっても2時間程度かかっていた記憶があります。しかもトイレ介助とベッド上でのおむつ交換それぞれ分かれて対応してこの時間です。

おむつ介助の時は2時間ほぼ前かがみの状態で排泄介助をしているため、終わった時の腰への負担は物凄いと感じていました。腰が痛くて数分間は腰が曲がった状態でまっすぐになることが出来ませんでした。無理な体勢を長時間行う事は自分の身体へのダメージがとても大きいと感じました。

腰への負担を考えると一斉介助よりも個別の時間に介助した方が利用者様の排泄リズムに合わせられる事と職員の身体への負担を減らせる事のメリットがあるように感じています。従来型特養での個別ケアは難しいかもしれませんが…。

【3. お風呂介助が大変】

【2.】でもお伝えしたように従来型特養は一斉介助なのでお風呂も一斉入浴です。1日15~20人程度入浴介助をしていた覚えがあります。午前・午後と別れて行いますが本当に時間との勝負!個浴・リフト浴・寝浴と一斉にスタートします。

職員はそれぞれ担当が決められ・個浴の中・リフト浴の中・寝浴の中・着脱担当に分かれ行います。同じ行動を1日中行う事で腰へのダメージが大きかったように感じています。特に着脱の場合何時間も前かがみの状態でケアを行うため腰が痛くて痛くてたまりませんでした。

利用者様のケアに関してもずっと時間との勝負という事もありゆっくり観察している時間は無かったように思います。勿論着脱の時や身体を洗う際にチェックはするようにしていますが、複数名の職員が関わる為情報の伝達ミスが出てくることもありました。

爪切りも中々行う事が出来ず、入浴後に看護師が担当するという形で行っていました。ユニット型特養でも従来型のように一斉に入浴介助を行っているところもありますが、私は1対1でゆっくり入浴介助をすることが出来る方がいいなぁと感じています。

1対1のメリットとしては利用者様の羞恥心を守れる事もあると思っています。一斉入浴の場合羞恥心と言って時間をずらすことはしにくく、嫌な思いをしながら入浴していた方もいらっしゃっただろうと思っています。何人もの職員や他の利用者様に裸を見られながらの入浴って私たちでも抵抗ありますよね…。

細かい事が気になってしまう私にはユニットケアの方が合っているなぁと感じています。羞恥心に配慮し、肌の露出を少なくしながら入浴していただくことが可能ですし、1人の職員が着替えから入浴まで付き添う事で皮膚観察や報告の漏れが少なくなると思っています。※職員全員が出来るわけではありません!!

【4. 夜勤の明け方の一斉排泄】

従来型特養の排泄介助って明け方に1回って事が多くありませんか?尿量が多い方は間に入ることもありますが、基本は朝方に入るのみ。(ショート夜勤の場合)遅番者が就寝時にしっかり当てないと明け方に失禁して全更衣祭りなんて悲惨な事になることもあります。

なので従来型特養ではおむつの当て方が出来ていないと指導が入ります。私はこの時の指導がありがたかったなと今でも思っています。この時にギャザーの使い方や便失禁所の対処の仕方などを学べたことで今のスキルに繋がっていると感じています。

1人で行う時間が無い為聞ける人が常にいるという環境がとてもありがたかったです。時間がかかっていれば「大丈夫?」と来てくれ、こういう時はこうした方がいいよと手ほどきをしてもらえた事は新人にとってとても貴重な時間だったと思います。たまに「遅い。何してんの?」とおこられることもありましたが(笑)

きちんとあてることが出来ていなかった時には「できてなかったよ。ちゃんとして。」と注意するのではなく、「一緒に来てみて。」と利用者様の所へ一緒について行き、おむつのあたっている状態を確認してから「こう当てると漏れないと思うよ。」とあて方の手ほどきをしてもらえていました。

あの頃は呼ばれると“ハァ~”とか“呼ばれた…”とマイナスに感じてしまう気持ちもありましたが、諦めずに指導してくださった先輩方のおかげでおむつのあて方はとてもうまくなったと思いますし、見て学ぶ事で理解しやすかったと感じています。この経験から私も同じやり方で教えるように意識しています。

大切なのは“怒る”事や相手を“否定する”のではなく、“指導する”こと!!感情的にならずにどこの部分をどう意識して直すと良いかを丁寧に伝える事!これの積み重ねが職員同士の信頼にも繋がってくるのではないかと思っています。人によってはうるさいと思われる場合もありますが諦められないのが私の悪い癖(笑)

中途となるといくら転職したからと言って時間をかけて手ほどきしてもらえることはほぼほぼありません。逆に“もう出来ますよね?”スタンスで1人で介助することの方が多いです。年数を重ねていけばいまさら聞けない事が増えていきますし、最初の経験ってとても重要!!

ユニット型特養で勤務し始めてからはお互いに注意し合う環境はほぼほぼありません。「あの人は出来ない。」等の話ばかりでしっかりと“指導”する事が難しいのかなぁと感じています。お互いに「こうするといいよ!」って言い合える関係性を作りながら仕事をして行けたらいいですよね。

【5. スキルが上がる】

これはユニット型特養を経験したからこそ従来型特養の強みだと感じています。ユニット型特養では1人勤務になる時間帯があるからこそ、見えないケアが多く指導しようにも見ていないから注意することが出来ない・注意しにくいという環境が出来てしまっています。

従来型特養の場合は常に最低2人体勢で動くため不安な事や苦手な事を教えてもらいやすく、忘れている業務や行ってはいけない不適切ケアについてはお互いに確認し注意しやすい環境がまだあるように感じます。誰かの目があるからこそ手を抜きにくく不適切ケアに繋がりにくいのかと思っています。

また、私が働いていた従来型特養の職員さんたちが特別だったのかはわかりませんが、お互いに指摘し合える間柄だったなぁと感じています。注意されたからと言ってふてくされる人はほとんどいませんでしたし、お互いに技術向上の為に切磋琢磨していたと思います。

ユニット型特養がそういう人が居ないというわけではありませんが、1人1人のケアに対する気持ちの差が大きく手を抜く人とそれを補う人の差が激しいように感じています。チームプレイというよりは個人でケアをしている感覚が大きいかもしれません。

従来型特養は一緒に組む職員と常時声を掛け合い相談しながら行っているからこそチームワークが生まれやすいのでしょうか?パート職員さんとの声掛けも多かったと思っていますし、相手の事を考えるという事もおおかったかもしれません。ユニット型だと“自分さえ”的な考えの方が多い印象を抱いてしまっています。

話がずれずれになってしまいましたが、私が感じている従来型特養の特徴でした。今従来型特養で勤務と言われると体力的に厳しいですが、一番初めに従来型特養で沢山の事を学ぶ事が出来たことは私にとってかけがえのない貴重な時間だったと思っています。

“従来型特養”“ユニット型特養”それぞれ良いところ・懸念な所とあります。どちらで仕事をするにしろ、自分が何のためにケアを行うのか芯がぶれなければやっていけると思っていますが、周りとの差に嫌気がさしてしまう事もあります。

実際、私も周りのケアの質が悪すぎて改善しようと意見すれば煙たがられ、次第にばかばかしくなり介護自体が嫌になってしまった時期がついこの間までありました。結局長く務める事が出来ませんでしたが、自分に合った施設を探す事も大切です。一緒に頑張っていける仲間を作っていきましょう!!

(2023年12月19日)


第27回【ユニット型特養の特徴 5選】

同じ“特別養護老人ホーム”でも“従来型”と“ユニット型”とで分かれます。入所するにあたっても勤務するにあたってもどのように異なるのか知る事ってとても大切な事ですよね。今回は“ユニット型特養”の特徴をまとめていきます。

【1.10人1ユニット】

これがユニット型特養の大きな特徴と言ってもいいのではないでしょうか。従来型特養は20~30名が食堂で過ごされている事が多いかと思いますが、ユニット型特養は利用者様10名で1ユニットとなっています。10人と限られているからこそより利用者様の事を深く知る事ができます。

居室担当も施設によるとは思いますがだいたい2~3名程度。従来型特養で勤務していた時はだいたい2~3部屋を受け持つことが多く、4人部屋で考えると12名程担当することがありました。そう考えるとだいたい1/6程度の人数で済むので関わり方も濃くなることが分かるかと思います。

利用者様10名に対し深く関わる職員は夜勤でのみ関わる職員を除けば5名程度なので、利用者様と職員の関係性を築きやすいというメリットもあります。逆に利用者様との関係性が上手く築くことが出来なければトラブルや精神的に参ってしまう等のデメリットにも繋がりやすいのも特徴。

従来型特養の時には関わる利用者様の人数が多い為、個人的に時間を作って対応することがとても難しかった記憶があります。「少しお待ちください。」と声をかけたまま時間に追われ気が付いたら対応できなかったなんて事がしょっちゅうありました。私にはこれが合いませんでした。

お願いされているのに“忙しい”を理由に対応できず後回しにすることが心苦しいなぁと感じる日々。勿論ユニット型特養でもすぐに対応することが難しい事は多々あります。しかし1日の中で関わる時間を作ることは従来型特養に比べたら作りやすいかなぁという印象を持っています。

職員1人にユニット内で見守りをしてもらい、その間に利用者様と事務所に行ったりお願い事を聞きにお部屋に伺ったりすることがしやすいと感じています。利用者様の要望に合わせて比較的対応しやすいのではないでしょうか?少人数だからこそ職員数にゆとりのある時はクッキングやドライブを行いやすいのも特徴かなぁと。

【2.個別ケア】

ユニットケアでは今まで当たり前になっていた決まった時間での一斉介助ではなく、1人1人の生活リズムに合わせてケアをしていく事が推奨されています。確かに私たちも1人1人起きる時間も食事を食べる時間も、トイレに行く時間も寝る時間も異なりますよね。全く同じ人はいないと思います。

ユニットケアの理想は目が覚めてから起きてお腹が空いたら食事を食べて、トイレに行きたいタイミングで対応し、お風呂に入りたい時間に入浴をして寝たい時間に就寝する事です。現実的には全部を叶える事は難しい事が多いですが、可能な限り利用者様の要望に合わせてケアを行っていきます。

ユニットケアでは入浴も“個別”で基本的には利用者様と職員が“1対1”で対応します。従来型特養の場合は一斉入浴となるので集団での入浴ですが、個別で入浴できる事は大きなメリットではないでしょうか?1対1でゆっくり入浴できる環境はいいなぁと感じています。

1対1だからこそ話せる事や利用者様のペースに合わせて入浴を行い、皮膚観察や爪切りなど時間をかけてケア出来るのも私は良いなぁと感じているところです。勿論時間をかければいいというわけではなく、リビングの状況やその日の予定に合わせて対応することは大切です!!そのうえで最大限ケアしていきたいと思っています。

今までは介護士の動きに合わせて利用者様のケアを合わせていましたが、今は介護士が利用者様の動きに合わせてケアを提供していく事が求められています。そのためにあるのが“24時間シート”利用者様1人1人の生活リズムや希望を細かく記録して利用者様の望む暮らしが提供できるようにするためにあります。

24時間シートを作るには利用者様をより詳しく知る事が大切になってきます。ボソッっと話したことが核心だったなんてこともあるので、どれだけ興味を持って利用者様と関わるのがとても大切なのではないかと感じています。利用者様の声を沢山拾って24時間シートに落とし込んでいけるかが鍵です!

24時間シートは濃く書かれている方がいいですが、そこに職員の思いを書き込んでしまわないように注意が必要です!勝手に“この人はこう思っているだろう”と書いてしまうのは職員の勝手な思い込みでしかないからです。書く場合にはしっかりとした“根拠”を元に書き出していきましょう。

例えば嫌いな食材があるように感じているとします。その食材を食べるといつも嫌そうな表情をされるとか、吐き出されるとかという反応があれば記録に残していきます。その回数が多いのであればきっとその食材は嫌いなんだと思います。そうして“なんとなく”ではなく“根拠”を集める作業が大切になってきます。

それを繰り返し行っていく事でその方の24時間シートが濃い内容になって行くと感じています。私もまだまだ観察しきれていないことや他の職員さんからの何気ない言葉や疑問から気づかされることが多々あります。一人でしまい込まず発言して共有認識を持って行く事も大切です。

利用者様をよく観察してその方にあった個別のケアが出来るように一緒に切磋琢磨していきましょう!!

【3.ユニット内での炊飯】

ユニットケアは基本的にユニット内で炊飯やみそ汁つくりを行います。ご飯は常食・軟飯・お粥であればユニット内での炊飯を行います。だいたい常食と軟飯または常食とお粥を炊くことが多いかなぁと感じています。朝・昼・夕で毎回炊飯を行う施設が多いのではないでしょうか。

味噌汁も朝・昼・夕と作ります。これは施設によって大分異なる印象がありますが、お昼だけ作る施設・毎食作る施設・味噌汁以外は厨房で作る施設と本当に様々です。食材も入れるだけの状態で届けてくれる所や豆腐等簡単な食材はユニット内で切って作る所もあります。

理想としては利用者様と一緒に炊飯やみそ汁つくりをとされていますが、中々難しいのが現実。作れる利用者様って結構少ないですよね。食材を切ったり具を入れたりするのは職員が対応し味見を利用者様にお願いする事であればまだ出来るかなぁという感じです。

炊飯以外にはクッキングも行えます。行事としてでもいいですし、時間がある時に「今からホットケーキ作ろう!!」と言って作る施設もありました。その施設ではホットケーキミックス粉がいつでも使えるようになっていた事や厨房から卵や牛乳がもらえる事・調味料も常に沢山あったのでやりやすかったです!!

その施設はおやつもユニット費から捻出していたためこういう行事がやりやすかったという事もあるかと感じています。ユニット費でフライパンや鍋、ホットプレート、サンドメーカー、ワッフルメーカーなどを自由に購入ですることも出来ていたのでいろんなものを作ることが出来ました。ある程度の自由さは大切ですね!

【4.なじみの関係】

【1.】でもお伝えしましたが、10人単位の利用者様とそれに合わせた少人数の職員で1ユニットを作りますので馴染みの関係が作りやすいです。いつも顔を合わせる関係だと回数が増えるごとに安心感が生まれますよね。逆に合わないと結構キツイという事にもなりかねませんが…。

利用者様同士も10人で毎日顔を合わせているといろんな話をする関係になってきます。例えるならば町内会の集まりのような感じでしょうか?「昔〇〇の仕事をしていたんだよ。」「子供が△△の仕事をしているんだ。」「昔は□□のあたりはこんな感じだっだよね。」「戦争の時は…」等いろんな話が飛び交います。

調子の悪い利用者様がいる時には「今日は〇〇さん調子が悪いのかい?」と心配されたり、コロナ前であればお見舞いにと部屋に伺い声をかけに行かれたりする事もありました。見ていても心が温まる光景だなぁと感じていました。こういうやり取りを見るのも結構好きですね!!

また看取りを行っていた施設では職員もそうですが利用者様も涙を流して別れを悲しまれたり、セレモニーの際に仲の良かった利用者様からご家族様に挨拶をして頂いたり、ユニット内だからこそお別れの日の朝に職員と一緒に部屋に挨拶をしに行ったり、お見送りに参加したりという事も出来ていました。

ユニットケアの良いところは少人数で関わることでより濃い個別ケアが出来る事ですが、デメリットとしては人間関係がうまく行かない時の精神的ストレスが大きいという事です。利用者様とのトラブルでは合わない職員が出勤するたびに利用者様が不穏になるなんて事もあります。

「この人が私の物を取ったんだ。」「この人が私にいじわるをするんだ。」という訴えはとても稀ですが「この人にセクハラされたんだ。」等と訴える方もいらっしゃいます。本当か誤解かは双方に話を聞いたり、普段の利用者様や職員の事を近くで見ている職員への聞き取りをしたりする事が重要になります。

時にあらぬ誤解で思い込まれてしまう時もあります。その場合、職員は出勤すること自体が苦痛になってきてしまいます。誤解が解けない場合は職員を異動させるという事もあります。誤解を招かないように行動することが大切ですが、いくら気を付けていても防げない事もあります。

それ以外には職員に“依存”してしまう事もあります。この職員に言えばなんでもやってくれるとなると他の職員には言わない事もその職員に対してはどんどんエスカレートしていきやすくなります。“出来ないことは出来ないと断る”という事も必要です。

断れないと本当は自分で出来る事でも職員が行うようになっていきます。これが続くと利用者様の“やろう”という気力を奪いかねませんし、他の職員に対しても「〇〇さんはやってくれるのに!」という不満を抱かせることにも繋がります。

やる気の低下からADLの低下にも繋がり、介助度が高くなってしまうこともあります。体調が悪い時などは仕方がないとは思いますが、なんでもかんでも職員が手伝ってしまう事はケアではありません。出来る残存機能を活かしながらケアしていく事が大切なのではないでしょうか?

“依存”が強くなってくると職員との関係性が崩れトラブルの原因に繋がりやすくなります。深く関わることも大切ですが、ある程度距離を保つ事も必要です!また、周りの職員に相談してどう対応していけばいいのかを一緒に考えていく事が出来るととてもいいなぁと感じています。一人で抱え込まないようにして欲しいです!

利用者様同士のトラブルも結構あります。認知症の為大きい声を出されてしまう方やずっと大きな声で歌を歌われる方、自分の思いが先行してしまい他利用者様にぶつかりながら車いすを自走される方、他利用者様の部屋に入ってしまい物を持ち出してしまう方や放尿してしまう方等対応が難しい方もいらっしゃいます。

そこに認知症ではないけれど身体が不自由で家での介護が難しいという理由で入所されてこられる方がいらっしゃる場合、注意したり怒ったりすることがあります。認知症という病名は知っていても実際に自分に危害が加わってくると怒ってしまう気持ちも理解できます。

ユニットケアの難しいところはそういうトラブルをどう防いでいくかという事だと感じています。職員が目を光らせていても常にその利用者様の行動を見ている事や制限することは出来ません。他利用者様のケアで短時間でもその場を離れなくてはいけない事も少なくありません。

双方の利用者様が嫌な思いをしながら生活しなくてもいいように可能な限り対策していきたいと思っています。手を尽くしてもどうにもできない場合もあります。その場合はご本人様の意向を聞き取り、ユニット異動という形で対応させていただく事もあります。

入居してからの関係を作る事・入居してからずっと同じ空間で生活をしていく事は私たち介護士が感じている以上に大変なのかもしれません。入居したくなくても家庭の事情等で無理して入居されてくる方も多いです。少しでも居心地の良い環境を作っていけたらいいなぁと日々思っています。

【5.家の延長】

ユニットケアは在宅の延長線の生活が出来る事を理想とされています。家で使っていた食器やおはし、家具を持ち込んでもらうようにご家族様に声をかけていきます。自分が使っていた物があるだけで安心感やここが自分の部屋(家)になるのだと理解できることにも繋がります。

1人1人持ち込まれるのもが異なる為“自分の部屋”と認識しやすいのかなぁと感じています。こたつを持ち込まれる方、テーブルや人形、仏壇を持ち込まれる方もいらっしゃいます。お仏壇の場合は毎朝ご飯とお茶を交換しますし、お花を飾りたいという要望に合わせて職員が仏花を購入して飾ることもします。

ご家族様の写真や亡き旦那様や奥様の写真を飾っている方もいらっしゃり、部屋ごとに設えが大分異なります。利用者様の思い出の品が沢山あると話のきっかけや利用者様を知る事にも繋がるので出来る事であればどんどん持ち込んでいただきたいなぁと思っています。

従来型特養の多床室ではテレビの持ち込みが制限されてしまいますがユニット型特養の個室ではテレビの持ち込みやラジオの持ち込みも出来ます。比較的持ち込み物の自由度が高いです!利用者様が安心して暮らせる環境を作っていけたらいいですよね

(2023年12月6日)


第26回【独身介護士あるある 6選】

“独身”ってだけで結構いいように使われるよなぁ~と思う事ありませんか?特にこれからクリスマスや年末年始が来ます!この時期になると独身介護士が出勤する率が高い日がやってきます…。「予定ないから大丈夫です!」と何度伝えたことか…。今回は独身介護士の私が感じているあるあるをまとめました。

【1. 勤務変更を頼まれがち】

子供さんや職員の急な体調不良による欠勤時に出勤のお願いをされやすいなぁと感じています。休みの日に施設からの連絡があり「もしもし。今日なんですが〇〇さんのお子さんが体調を崩してしまってお休みになってしまったんですよ…。急な連絡で申し訳ないのですが、出勤って可能ですか?」って連絡が多い事…。

自分が体調不良になった時や身内に不幸があった時に交換していただくことがあるので“お互い様”という気持ちで出勤しますが、勤務変更の依頼が多いと“またかぁ~”と思ってしまう気持ちも正直あります。もちろん外せない用事がある時もあるので、その時は「難しいです。」と断っています。

リーダーをしていた時は“リーダーだから”仕方が無いと思い率先して勤務変更を受けていましたが、独身=勤務変更しやすいと思われてしまうのは悲しいなぁと思ってしまいます。予定があっても誰も出勤が出来ないなんて時は急遽予定を変更することもあります。

予定があったら何が何でも断るという気持ちがあればいいのでしょうが、性格的に出来ないもの痛いところ…。ちゃんと断れる人が凄いなぁと思ってしまいます。あなたは勤務変更の依頼が来た時断れる方ですか?それとも私のように引き受けてしまう人ですか?断れる勇気を持つ事も必要なんですよね!

【2. 残業をお願いされがち】

シフト作成の時にどうしても人が足りず誰かが残業をしなければならない時があります。その時に誰に残業をしてもらうか考える際“独身者”がお願いされることが多い傾向にあります。子供さんが居ると残業することが難しい事が多いからです。中には残業を引き受けてくださる方もいらっしゃいますが。

“独身”ってだけで“少し残業しても大丈夫でしょ”みたいな感じになるのが“う~ん…”とモヤモヤを感じる事もあります。独身だって仕事後に予定があることもあるんだよなぁ~って思いませんか?私の場合、早番の次の日が遅番や夜勤・休みの時は早番後に映画鑑賞をしたいと思っているので、予定が変わってきます。

また、2ユニットそれぞれのシフトがこなせるようになってくると例えば隣のユニットの職員が欠勤や早退で残業が発生する時、だいたい私に「急でごめんね。今日なんだけど〇時まで残業出来ますか?」と依頼が来ます。隣のユニットにも早番者が居るのですが、「家の…。」と言われてしまうとお願いしにくいですよね。

何故だか分かりませんが、私が早番の時に限って残業しなければならない事が発生し、回数が多くなってくると“はいはい、分かりました。残業すればいいんですよね…”って思ってしまう自分がいます。誰かが残らないといけないので仕方が無いのかもしれませんが、依頼が多いと辛いところがあります。

時々何を勘違いされているのか「残業代が貰えるから残業になってよかったね。」と言ってくる人がいますがそれは大きな勘違い!残業するよりも定時に上がって帰りたい人の方が多いです。自分でそう思って頑張るのはありだと思いますが、勝手にいい事かのように解釈して言ってくるのは無しです。

【3. 年末年始出勤しがち】

年末年始は就職している時は毎年出勤しています。休めたのは退職して次の職場の入職日が年明けてしばらくしてからの時だけでした。それくらい年末年始は“独身”にとって休みにくいのです。Instagramの方でも「分かります~。」というDMをくださった方が何名かいらっしゃいました。

何故年末年始の休みが取れないかというと、新婚さんであれば両家に挨拶に行ったり、子供さんやパートナーがいる場合は家族が集まる為、その準備や親せきにあいさつ回りなどをしたりするからです。田舎独特なのかもしれませんが、毎年年末年始に出勤できる介護士を確保する事が悩みの種です。

私は年末年始に出勤できる職員が少ない事を知っているため希望休は書かないようにしています。また、年末年始4連勤でも大丈夫であることをあえて伝えるようにしています。こうしてしまうから余計に休めないと思われるかもしれませんが、シフトを作る身としてはその一言がとてもありがたい事なのです。

その代わりに三が日を過ぎてから連休をつけてくれたり、年末年始出勤手当が付いたり、年末に仕事に来た職員にデリバリーの食事を頼んでくれたりと施設によってフォロー体制が出来ている事もあります。ある意味年末年始は出勤した方がよかったりもするので年末年始を休みたいかは人によりますね。

私の場合は人混みが得意ではないため初もうでや初売りには行かないですし、特に見たい番組があるわけでの無いのでお正月を利用者様と一緒に楽しく過ごす方が好きです。福笑いを持って行き一緒に笑ったり、駅伝マラソンを一緒に応援したりという時間がとても楽しいです。

私の初もうでは三が日を過ぎて人の出が落ち着いてきたころに行くようにしています。初もうでには行きたいので、人混みの少ない時にゆっくりお参りをして挨拶をするようにしています。人が多いとゆっくりお参りすることも出来ないですからね…。

1月1日はお風呂介助が無い事が多いので、利用者様とゆっくり過ごせる数少ない日でもあります。新年のあいさつをしておせちを食べて笑っていい年明を迎えます。画用紙で作った大きい年賀状を作ってお渡しすると結構喜ばれるので、是非やってみてください!!

【4. 夜勤が多くなりがち】

子供さんがいての夜勤は本当に大変だと思います。独り身であれば夜勤の時間まである程度しっかりと仮眠を確保することが出来ますが、子供さんがいるとそういうわけにはいきません。家事・炊事・育児と休む暇なくこなしたうえで夜勤も働くとなると想像しただけでも結構ハードですよね。

子供さんがいて夜勤をされている方、本当に凄いなぁと感じています。なので夜勤の回数がおのずと少なくなるのは仕方がない事かなぁと思っています。その方の夜勤の回数が少なくなる分、他の職員に回数が回ってきますが、時々夜勤を多くやりたい方がいらっしゃるのでその時はその方にお願いしています。

私は出来る事ならば夜勤の回数は少ない方がいいのですが、こういう事情がある時は月6回までの夜勤であれば引き受けています。直近の施設では休憩・仮眠無しの夜勤を月7,8回行っていたことを考えるともう少しできそうな気もしなくもないですが、明が休みカウントになるので5回が限界ですかね…。

夜勤が多くなった月は夜勤手当で溜めたお金で何か欲しい物を買っていいと自分にご褒美をあげるようにしています。そうしないと夜勤を頑張るモチベーションにならないんです。身を削って夜勤を行っているためたまには自分を甘やかすことも必要だと思っています。

【5. 早く結婚しなさいと利用者様から言われる】

利用者様方が若かったころの結婚年齢は若かったですよね。しかも中々恋愛して結婚という事は少なく、お見合いや親に言われた相手と結婚をしていたと聞くことが多いです。だからこそ私のようにいつまでも結婚しないでいると「もうそんな年齢なんだから早く結婚しなさい。」と言われてしまいがちです。

自分でもわかっているけど、こればかりは焦ってするものでもないしなぁと。また、利用者様の時代は男性を立てる・多少嫌な事があっても我慢するという時代でしたが今はそういう時代ではありません。お互い手に職をつけていると何かと折り合いをつけるのが難しい事も。

そう考えると本当に利用者様方は不満があっても我慢する・好きではなかった相手と結婚しても離婚せずに最後まで添い遂げる等本当に凄いなぁと感じています。お互いに少し距離がある方が干渉しすぎず相手を立てる事ができるのかもしれませんね。仲睦まじいご夫婦が多いので凄いなぁと感じています。

男女ともに“自立”出来る時代になったからこそお互いに尊敬・尊重し合える相手を見つけたいところです。利用者様に報告して一緒に喜べる日が来ることを私自身も楽しみにしたいと思います(笑)

【6. 子供がいると思われる】

【5.】とは真逆になりますが、「結婚してるだろう?」「子供もいるんだろう?」「子供何歳になったの?」「こんな遅くまで仕事をしていて子供が悲しむだろう?」と言われることも結構多いです。「子供いないんですよ~。」と伝えると「なんで?旦那は居るんだろう?」と高確率で聞かれます(笑)

「旦那もいないんです。」と伝えると「えっ!!」「嘘だ~。」と。結婚しているのにしていないと嘘をつくメリットがないと伝えると「若い旦那を見つけに来たんだろう。」とコントのような感じになります(笑)。こうやって笑い話に出来るのでこれはこれで嫌いではない私。

その流れから「〇〇さんが見つけてくれるっていうから待ってるんですけど~。いつになったら紹介してくれるんですか~?」という会話になるのはお決まり文句!「待ってろ見つけてきてやるから。」「年寄りの紹介を待っているんじゃないよ~。」と返答は様々です。

中には「私の息子なんだけど、△歳で結婚もしてないんだ。優しい息子なんだけどどう?」「孫がいるんだけど…。」という話になることも。本気で探そうとされる方もいらっしゃるので、冗談を言える相手はしっかりと見極めないと本当に紹介されてしまう事があるので注意が必要です。

これ以外に印象に残っているのは、私が丸い体形をしているため「今、何か月?」と聞かれた事。「あぁ~。もう20年ぐらい居ますかねぇ~。」と伝えるとぽかんとした表情をされる利用者様。お肉であることを伝えると「あらっ、ごめんなさい。私目が悪くってよくわからなかったの。」と大笑い。

マイナスに感じてしまう方もいらっしゃるとは思いますが、このように楽しいくらいの感じで話が出来たらいいなぁと思っています。孫のように可愛がってくださるのでいい報告が出来るようにしたいなぁと思っています。年を召してもこういう話になると目を輝かせ話に花を咲かせ楽しい表情をされますよね。

以上が“独身”で感じる事です。いかがでしたでしょうか?今の時代あまりこういう話をすると“ハラスメント”ととらえられてしまう事もあるかと思いますが、マイナスに考えてしまうと自分自身も辛くなってしまうので、前向きにいい方向に物事をとらえられるようにしていきたいです。

(2023年11月16日)


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