第14回【介護施設の流れが変わる!と思う事5選】

第14回【介護施設の流れが変わる!と思う事5選】

コロナが少しずつ落ち着いてきてそろそろ5類に分類されますね。そうなると面会が再開されはじめ3年前のような感じに戻ってくると思います。しかし、全く同じような感じではなくいろいろな事が変わってくると感じています。

最近介護施設の闇が明るみに出始めていますよね。動画や音声などが明るみに出て職員が逮捕されたり、懲戒免職や施設が営業停止になったり…。これからますます多くなってくると感じています。危惧している事をまとめました。一緒に啓発・対策していきましょう!!

【1. 盗聴器】

近年小学生に持たせる親も出てきていますよね。その流れが介護施設にも出てくると感じています。実際に面会の時に盗聴器を設置してその施設の虐待が明るみに出たこともあります。そのことからこれからは自分の親を守るために設置する人が増えてくると感じています。

もしかしたらすでに設置されているかもしれません!!面会制限があったこの3年間で言葉遣いが酷くなっていませんか?私は感情を抑えられなくなった職員が出てきたなぁと感じています。「それアウトです!」と伝えた事もしばしば…。

外部の目が無いとどうしても“バレない”という気持ちから言葉がきつくなりがちです。一度感情を抑制出来ないとそのあとからエスカレートしやすくなる傾向があります!注意できる職員がいればいいのですが、中々注意できる職員って少ないですよね。

上司すら見て見ぬふりをしている場合尚更現場の職員は注意することが出来ません。しかし、これからはそんなことをしている間にご家族様から情報が外に出て大事になる可能性があります!そうならないためにも今の段階から指導していく事をお勧めします。

コンプライアンス・虐待・刑罰等職員が“マズイ”と感じるような研修をしていかないといけないですね。以前の職場で客観的に見るということでカメラを設置してそれを見て感想を言うという事をしましたが効果あると思いました。

カメラがあるという事でいつも以上に丁寧な言動を心がけていますが、それでもとっさのときっていつもの癖が出てしまうんですよね。常日頃から考えて対応していく事が大切なのだと分かるきっかけになりました。定期的に行って見直す必要があるなぁと。

中にはカメラの前だけはとりつくろえる職員もいる事と思います。私もそうかもしれません…。でもやらないよりはやった方が意識が変わるのでお勧めです!録画した時間分を全て見返すことは難しいかもしれませんが、編集して気になる部分をピックアップという形でもいいので是非やってみて欲しいです。

【2. 監視カメラ】

これも小型の物がどんどん出てきていますので、面会の際に設置していくという方が増えてくるのではないかと思っています。今の段階でもショートステイご利用の方がカメラの設置を依頼するという事もあるそうです。カメラの位置をリモートでご家族様から指示を受けていると。

今後はこういう事が増えてきますし、施設側も居室内に見守りセンサーなどでカメラを設置することが増えてくる流れだと感じています。それが利用者様を守るだけでなく、職員を守ることにも繋がります。カメラの設置で結構拒否反応が出ますが、設置してみると案外いい事もあります。

例えば、以前の施設でユニットのリビング内にカメラを設置することが決まりました。職員は結構反対する人が多かったのですが、利用者様が転倒した時やユニットから居なくなってしまった時に大いに活躍しました。

転倒した理由ってその場の現状と私たち健常者の常識の範囲で考えてしまいますよね。しかし、実際に防犯カメラを見返してみると“えっ!?”と思うようなことが多く驚きました。考えつかなかった行動や転倒に至った原因が実際にその場面を見る事によって分かることが多かったです。

転倒理由にならないと思っていたことが実はそれが原因で転倒理由だったなんてことも。例えばテーブルにお箸が置いてあったとします。食事の時間ではなく、レクに使用しているお箸でテーブルの上に置いてあることはなんら不思議ではなくそれが原因とは考えていませんでした。

しかしカメラを見返すと隣で行っていた方がお箸を落としてしまい、それを拾おうとしゃがみ立てなくなって転倒。お箸は何とか隣の利用者様に渡すことが出来てテーブルの上に。聞いても双方認知症を患っておりしっかりとした事が言えない状況。

トイレに行こうとした?お部屋に行こうとした?という考察を立てていましたがしっかりとした理由がカメラを見返すことによって発見できた形です。この場合はカメラがあって良かったなと感じましたが、カメラを見返しても行動の意味が読み取れない事・驚きの転び方をしている方もいました。

実際にあった事ですが、転倒している向きと骨折している個所が異なっていた時に“何故?”という原因がカメラを見返すことによって納得できたことがありました。本当にどういう行動をされているかって検討出来ない・予測不可能な事があります。カメラを入れて良かったなぁと思った出来事です。

また、職員もカメラに映る為行動を気にするようになり虐待を予防・抑制する事にも効果がありました。疑いはあっても現行犯で見つける事って本当に困難です!疑っては申し訳ないという気持ちと行っているのではないかという疑いの目。嫌な気持ちになります。

カメラが入ることによって抑止に繋がるのですが、カメラに映る範囲では気を付けるという形になってしまうため部屋の中までの設置は進めていく必要があるのではないかと個人的に感じています。これは利用者様を守る為ですが、職員を守る為でもあります。

以前セクハラが酷いご利用者様がいらっしゃいました。職員が手薄になる時間を知っていて、部屋に入ったところでベッドに押し倒す・キスをしようと迫る・職員の身体を触るなど本当に耐えうる状況も実際にあります。記録に残しても信じてもらえないことも。 それが重なり病んでしまったり介護現場から離れていってしまったりする人も少なくありません。これは職員やご家族様からのセクハラ・カスハラ・モラハラ対策にもなります。カメラでしっかり記録することによって立派な証拠になります。泣き寝入りしていた職員も泣き寝入りしなくて済むようになります!

近い将来すべての部屋に見守りセンサーなどのカメラが入り、巡視の回数も必要最低限になってくると思います。プライバシー配慮の点では問題もあるとは思いますが、カメラは導入の流れになっていく事と感じています。今からコンプライアンス等の研修をしっかり行っていく必要がありますね。

【3. 電話】

最近入居される利用者様が携帯電話やスマホをもって入所される方が増えてきているように感じています。何かあったらすぐに電話されてしまうという恐怖もありますが、逆に何か足りないものがあったり気になることがあったりした場合ご家族様に連絡して話をつけてくださっている事もあります。

離れて暮らすのは寂しいのでいつでもご家族様の声や姿が見えるようになった事は良い事だなぁと思っています。一方でなんでもかんでも施設内の情報が外部に漏れてしまうため発言には十分注意が必要となります。例えば他のご利用者様の情報を伝えてしまい、それを家族に電話してしまうなんてことも。

個人情報保護の観点からすると本当に気を付けて発言しなければならないなぁと感じています。また施設や職員に対する愚痴にしてもそうです。いつ聞かれてご家族様に伝えられているか分かりません!!職員間の問題や個人情報がもとでトラブルになる可能背も大いにあります。

施設内では個人情報が右往左往します。話しても大丈夫な事・他の方に知られてはいけない事等再認識し研修していく必要があると感じています。サービス業として本格的に流れが変わってきそうですね。

また、注意が必要な事も。利用者様に虚言癖がある場合です。あることない事をご家族様に伝えてしまい、それを聞いて怒鳴りこみに来られるというパターンもあります。実際に体験しましたが、もう訳が分からなくなります。説明しても納得なってされるはずもなく何人もの職員がメンタル的にやられました。

こういう場合もあるのでそういう場合の対策をしっかり練る事も必要になってくるのではないかと感じています。認知症の症状で虚言がある場合、ご家族様は「うちの〇〇はうそをついた事なんてない!〇〇を信じている。」となるケースがあります。本当に説明が難しい…。

【4. 内部告発】

今はご家族様からの情報提供で虐待について明るみになることが多いですが、このケースが増えてくるとそのうち職員からの内部告発が増えてくると思っています。今までは言いたくても言えなかった雰囲気が強かったですが、これからは告発することが流れになってくるかと。

これは労働環境に対しても言えます。少しずつ労働基準監督署への通報が増えてきているように感じています。ブラックな環境になっていることが多い介護施設。今まではお咎められることが少なかった為危機を感じていない施設が多い印象ですが、これからは焦る事でしょう。

休憩が取れない・無料残業・業務時間改ざん・休日が無い・ハラスメント等々、泣き寝入りする時代が終わりどんどん明るみになってくると思っています。そしてその情報を元に就職や転職が行われるため職員を選ぶ施設から選ばれる施設になっていくと思っています。

職員の数も質も2極化していくのではないでしょうか。今から職員の指導や研修・労働環境について見直し改善ていける施設は今後強くなると感じています。人気が出ると思っています。この記事を読んで危機を感じたあなたは変われるはずです!!

【5. 訴訟】

最近介護士が訴えられるニュースをちらほら目や耳にします。“理不尽だ”と感じるケースもありますが、真実は文面やニュースだけでは分からないことも多いですよね。ニュースだけを信じるのではなく、背景も考えていく必要があるなぁと感じています。

そして最近は“施設”ではなく“個人”が訴えられるケースが増えてきていますよね…。自分の身は自分で守らないといけなくなってきています。何で自分を守るか?それは記録だと思っています。いくら口で説明しても記録があるかないかで大分異なってきます。

これからは記録+盗聴器や監視カメラも証拠になってくるとは思いますが、会社が守ってくれるという考えではなく、自分の身は自分で守るという意識も大切になってくるのではないかと思っています。勿論会社もそうならないように指導していく事が必要です。

訴訟されないために自分を守ることも必要ですが、一番大切なのは“利用者様やご家族様との信頼関係を築けるか”という事だと考えています。信頼関係が築かれていなければ不信感はどんどん大きくなり疑いの目で見るようになります。

一方信頼関係があればある程度話し合いで解決することが多いと感じています。こちらから歩み寄り気持ちに寄り添う事が大切なぁと意識しています。訴訟は怖いですが、怖がって対応している事って結構伝わるので気を付けてくださいね。

これからの介護施設の流れは大きく変わってくると感じていますが、あなたはどう感じていますか?この流れでケアの質が上がることともそうですが職員が減っていくことは避けられないかなぁと感じています。この流れに乗れるように私自身も意識新たに頑張っていきたいと思います。



プロフィール

介護の学校を卒業し、介護福祉士として働き始めました。

介護福祉士歴14年で、26歳の時に、半年間ベトナムでの施設ボランティアを経験しました。

介護施設は現在で5社目で、今はリーダーとして働かせていただいています。

身長150cm台の小柄な介護士として

Instagramでは介護をする方へ少しでも役に立てるような発信をする活動をしています。

「今日が1番若い日」を心がけて、お年寄りに接しています。

介護士歴12年目、リーダー歴約10年です。


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