第26回【独身介護士あるある 6選】

第26回【独身介護士あるある 6選】

“独身”ってだけで結構いいように使われるよなぁ~と思う事ありませんか?特にこれからクリスマスや年末年始が来ます!この時期になると独身介護士が出勤する率が高い日がやってきます…。「予定ないから大丈夫です!」と何度伝えたことか…。今回は独身介護士の私が感じているあるあるをまとめました。

【1. 勤務変更を頼まれがち】

子供さんや職員の急な体調不良による欠勤時に出勤のお願いをされやすいなぁと感じています。休みの日に施設からの連絡があり「もしもし。今日なんですが〇〇さんのお子さんが体調を崩してしまってお休みになってしまったんですよ…。急な連絡で申し訳ないのですが、出勤って可能ですか?」って連絡が多い事…。

自分が体調不良になった時や身内に不幸があった時に交換していただくことがあるので“お互い様”という気持ちで出勤しますが、勤務変更の依頼が多いと“またかぁ~”と思ってしまう気持ちも正直あります。もちろん外せない用事がある時もあるので、その時は「難しいです。」と断っています。

リーダーをしていた時は“リーダーだから”仕方が無いと思い率先して勤務変更を受けていましたが、独身=勤務変更しやすいと思われてしまうのは悲しいなぁと思ってしまいます。予定があっても誰も出勤が出来ないなんて時は急遽予定を変更することもあります。

予定があったら何が何でも断るという気持ちがあればいいのでしょうが、性格的に出来ないもの痛いところ…。ちゃんと断れる人が凄いなぁと思ってしまいます。あなたは勤務変更の依頼が来た時断れる方ですか?それとも私のように引き受けてしまう人ですか?断れる勇気を持つ事も必要なんですよね!

【2. 残業をお願いされがち】

シフト作成の時にどうしても人が足りず誰かが残業をしなければならない時があります。その時に誰に残業をしてもらうか考える際“独身者”がお願いされることが多い傾向にあります。子供さんが居ると残業することが難しい事が多いからです。中には残業を引き受けてくださる方もいらっしゃいますが。

“独身”ってだけで“少し残業しても大丈夫でしょ”みたいな感じになるのが“う~ん…”とモヤモヤを感じる事もあります。独身だって仕事後に予定があることもあるんだよなぁ~って思いませんか?私の場合、早番の次の日が遅番や夜勤・休みの時は早番後に映画鑑賞をしたいと思っているので、予定が変わってきます。

また、2ユニットそれぞれのシフトがこなせるようになってくると例えば隣のユニットの職員が欠勤や早退で残業が発生する時、だいたい私に「急でごめんね。今日なんだけど〇時まで残業出来ますか?」と依頼が来ます。隣のユニットにも早番者が居るのですが、「家の…。」と言われてしまうとお願いしにくいですよね。

何故だか分かりませんが、私が早番の時に限って残業しなければならない事が発生し、回数が多くなってくると“はいはい、分かりました。残業すればいいんですよね…”って思ってしまう自分がいます。誰かが残らないといけないので仕方が無いのかもしれませんが、依頼が多いと辛いところがあります。

時々何を勘違いされているのか「残業代が貰えるから残業になってよかったね。」と言ってくる人がいますがそれは大きな勘違い!残業するよりも定時に上がって帰りたい人の方が多いです。自分でそう思って頑張るのはありだと思いますが、勝手にいい事かのように解釈して言ってくるのは無しです。

【3. 年末年始出勤しがち】

年末年始は就職している時は毎年出勤しています。休めたのは退職して次の職場の入職日が年明けてしばらくしてからの時だけでした。それくらい年末年始は“独身”にとって休みにくいのです。Instagramの方でも「分かります~。」というDMをくださった方が何名かいらっしゃいました。

何故年末年始の休みが取れないかというと、新婚さんであれば両家に挨拶に行ったり、子供さんやパートナーがいる場合は家族が集まる為、その準備や親せきにあいさつ回りなどをしたりするからです。田舎独特なのかもしれませんが、毎年年末年始に出勤できる介護士を確保する事が悩みの種です。

私は年末年始に出勤できる職員が少ない事を知っているため希望休は書かないようにしています。また、年末年始4連勤でも大丈夫であることをあえて伝えるようにしています。こうしてしまうから余計に休めないと思われるかもしれませんが、シフトを作る身としてはその一言がとてもありがたい事なのです。

その代わりに三が日を過ぎてから連休をつけてくれたり、年末年始出勤手当が付いたり、年末に仕事に来た職員にデリバリーの食事を頼んでくれたりと施設によってフォロー体制が出来ている事もあります。ある意味年末年始は出勤した方がよかったりもするので年末年始を休みたいかは人によりますね。

私の場合は人混みが得意ではないため初もうでや初売りには行かないですし、特に見たい番組があるわけでの無いのでお正月を利用者様と一緒に楽しく過ごす方が好きです。福笑いを持って行き一緒に笑ったり、駅伝マラソンを一緒に応援したりという時間がとても楽しいです。

私の初もうでは三が日を過ぎて人の出が落ち着いてきたころに行くようにしています。初もうでには行きたいので、人混みの少ない時にゆっくりお参りをして挨拶をするようにしています。人が多いとゆっくりお参りすることも出来ないですからね…。

1月1日はお風呂介助が無い事が多いので、利用者様とゆっくり過ごせる数少ない日でもあります。新年のあいさつをしておせちを食べて笑っていい年明を迎えます。画用紙で作った大きい年賀状を作ってお渡しすると結構喜ばれるので、是非やってみてください!!

【4. 夜勤が多くなりがち】

子供さんがいての夜勤は本当に大変だと思います。独り身であれば夜勤の時間まである程度しっかりと仮眠を確保することが出来ますが、子供さんがいるとそういうわけにはいきません。家事・炊事・育児と休む暇なくこなしたうえで夜勤も働くとなると想像しただけでも結構ハードですよね。

子供さんがいて夜勤をされている方、本当に凄いなぁと感じています。なので夜勤の回数がおのずと少なくなるのは仕方がない事かなぁと思っています。その方の夜勤の回数が少なくなる分、他の職員に回数が回ってきますが、時々夜勤を多くやりたい方がいらっしゃるのでその時はその方にお願いしています。

私は出来る事ならば夜勤の回数は少ない方がいいのですが、こういう事情がある時は月6回までの夜勤であれば引き受けています。直近の施設では休憩・仮眠無しの夜勤を月7,8回行っていたことを考えるともう少しできそうな気もしなくもないですが、明が休みカウントになるので5回が限界ですかね…。

夜勤が多くなった月は夜勤手当で溜めたお金で何か欲しい物を買っていいと自分にご褒美をあげるようにしています。そうしないと夜勤を頑張るモチベーションにならないんです。身を削って夜勤を行っているためたまには自分を甘やかすことも必要だと思っています。

【5. 早く結婚しなさいと利用者様から言われる】

利用者様方が若かったころの結婚年齢は若かったですよね。しかも中々恋愛して結婚という事は少なく、お見合いや親に言われた相手と結婚をしていたと聞くことが多いです。だからこそ私のようにいつまでも結婚しないでいると「もうそんな年齢なんだから早く結婚しなさい。」と言われてしまいがちです。

自分でもわかっているけど、こればかりは焦ってするものでもないしなぁと。また、利用者様の時代は男性を立てる・多少嫌な事があっても我慢するという時代でしたが今はそういう時代ではありません。お互い手に職をつけていると何かと折り合いをつけるのが難しい事も。

そう考えると本当に利用者様方は不満があっても我慢する・好きではなかった相手と結婚しても離婚せずに最後まで添い遂げる等本当に凄いなぁと感じています。お互いに少し距離がある方が干渉しすぎず相手を立てる事ができるのかもしれませんね。仲睦まじいご夫婦が多いので凄いなぁと感じています。

男女ともに“自立”出来る時代になったからこそお互いに尊敬・尊重し合える相手を見つけたいところです。利用者様に報告して一緒に喜べる日が来ることを私自身も楽しみにしたいと思います(笑)

【6. 子供がいると思われる】

【5.】とは真逆になりますが、「結婚してるだろう?」「子供もいるんだろう?」「子供何歳になったの?」「こんな遅くまで仕事をしていて子供が悲しむだろう?」と言われることも結構多いです。「子供いないんですよ~。」と伝えると「なんで?旦那は居るんだろう?」と高確率で聞かれます(笑)

「旦那もいないんです。」と伝えると「えっ!!」「嘘だ~。」と。結婚しているのにしていないと嘘をつくメリットがないと伝えると「若い旦那を見つけに来たんだろう。」とコントのような感じになります(笑)。こうやって笑い話に出来るのでこれはこれで嫌いではない私。

その流れから「〇〇さんが見つけてくれるっていうから待ってるんですけど~。いつになったら紹介してくれるんですか~?」という会話になるのはお決まり文句!「待ってろ見つけてきてやるから。」「年寄りの紹介を待っているんじゃないよ~。」と返答は様々です。

中には「私の息子なんだけど、△歳で結婚もしてないんだ。優しい息子なんだけどどう?」「孫がいるんだけど…。」という話になることも。本気で探そうとされる方もいらっしゃるので、冗談を言える相手はしっかりと見極めないと本当に紹介されてしまう事があるので注意が必要です。

これ以外に印象に残っているのは、私が丸い体形をしているため「今、何か月?」と聞かれた事。「あぁ~。もう20年ぐらい居ますかねぇ~。」と伝えるとぽかんとした表情をされる利用者様。お肉であることを伝えると「あらっ、ごめんなさい。私目が悪くってよくわからなかったの。」と大笑い。

マイナスに感じてしまう方もいらっしゃるとは思いますが、このように楽しいくらいの感じで話が出来たらいいなぁと思っています。孫のように可愛がってくださるのでいい報告が出来るようにしたいなぁと思っています。年を召してもこういう話になると目を輝かせ話に花を咲かせ楽しい表情をされますよね。

以上が“独身”で感じる事です。いかがでしたでしょうか?今の時代あまりこういう話をすると“ハラスメント”ととらえられてしまう事もあるかと思いますが、マイナスに考えてしまうと自分自身も辛くなってしまうので、前向きにいい方向に物事をとらえられるようにしていきたいです。



プロフィール

介護の学校を卒業し、介護福祉士として働き始めました。

介護福祉士歴14年で、26歳の時に、半年間ベトナムでの施設ボランティアを経験しました。

介護施設は現在で5社目で、今はリーダーとして働かせていただいています。

身長150cm台の小柄な介護士として

Instagramでは介護をする方へ少しでも役に立てるような発信をする活動をしています。

「今日が1番若い日」を心がけて、お年寄りに接しています。

介護士歴12年目、リーダー歴約10年です。


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弊社担当よりご連絡いたします。

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(2023年11月16日)

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