第11回【介護士の夜勤あるある7選】

第11回【介護士の夜勤あるある7選】

夜勤ってどんなに落ち着いていた時でも家に帰るころには身体がぐったりと疲れますよね…。就職したての20代前半の頃は夜勤明けに遊びに行ったり、買い物や映画を見に行ったりしても体力がもっていましたが、年々その体力が無くなっているのを肌で感じています(泣)

昼間たっぷり寝て夜勤に備えても、日中と同じ8時間勤務だったとしても体への負担は大きいです。酷い時には家に帰ってから心臓がバクバクいっているのを感じる時もあります。無理したら体に悪いなぁと切に感じるようになってきました。

今回は夜勤あるあるをまとめてみました。私は介護歴=8時間のショート夜勤のみでした。今年転職してから初めて16時間のロング夜勤をやり始めたのでいつかショート夜勤とロング夜勤の比較記事を上げたいと思います。今回はショート夜勤目線のあるあると思っていただけたらと思います。

【1. 明け方に睡魔が襲ってくる】

夕方までがっつり寝たはずなのに…私の場合ホット一息ついた5時頃に強烈な睡魔が襲ってきます!記録を打ち込みながらウトウトと意識が遠のきそうになっては“ハッ”と起きるなんてことを繰り返すこともあります。

この後起きてこられた利用者様の介助をし始めて身体を動かしだすと眠気も飛んでいきますが、帰るころにはまた睡魔が襲ってきます…。ショート夜勤でもこんなに眠いのに、ロング夜勤大丈夫かと心配しています!!

眠気があるまま車の運転は事故のリスクが高いので、駐車場で眠気が取れるまで寝たり途中のコンビニで休憩したりして事故を起こさないように注意しながら帰るようにしています。“大丈夫”“事故らない”という過信は怖いです!事故ってしまってからでは遅いので皆さんもお気をつけください!

【2. 変に元気が出る】

明け方に身体を動かし始めると変に元気がみなぎってくることがあります。きっとそういうホルモンが出ているのだと思いますが、気持ちだけ何でも出来そうな気持になります。20代前半の頃は夜勤明けの休みを寝て過ごすことが勿体ない!と思っていました。

ショート夜勤は明の日が休み扱いで次の日が出勤なので、寝て1日を過ごしてしまうと休みの日が無駄に減ってしまうという気持ちが強かったです。寝て終わるなんて勿体ない!と明のままショッピングモールに行ったり映画や友達と遊んだりしていました。今思うと凄いなぁと。

昔はなんでも出来てしまう気持ちになっていましたが、年々疲れや眠気の方が酷くなり出掛けるなんて考えられません(笑)出かけるとしたらいったん夕方まで寝てから夜に飲み会程度ですね。そこで重要なのが次の日が早番じゃない日に限るという事!これ大事です。

【3. 家に着いたら爆睡する】

これは年々こうなっています。家に帰ってからいろいろやりたいと頭では思っていても夜勤明けからの解放と家に無事着いた安心感からか一気に睡魔が襲ってきます。床に座ったらそこからはもう動けません!!

食事もとらないまま眠りにつき、夕方に目が覚めるなんてことも多くなりました。「休みの日にだらけている。」と言われる事もありますが、この疲労感は夜勤をやっている人にしか分からないんだろうなぁ~と思っています。

寝ないと体が回復できないので、夜勤明けで寝ていたら目が覚めるまでそっとしておいていただけるととても嬉しいです。家に帰ってから寝ずに家の仕事をされている方には本当に頭が上がりません!凄すぎます!

【4. 日が昇ってくると安心する】

夜勤中は暗闇の中仕事をしています。施設内も最低限の電気のみで対応している為暗闇独特の何とも言えない緊張感があります。物音に敏感になりちょっとした音に驚いたり、心霊系の話をされた後はいつも以上に暗闇が怖くなったり…。

朝日が昇ってきて明るくなってくると“ホッ”と安堵します。日の光や電気の光って何故こんなにも安心感を与えてくれるのでしょうか?当たり前に感じてしまいますが、凄く有難い事だなぁと感じています。自然や文明に感謝ですね!!

【5. 謎すぎる暗黙のルール】

謎の暗黙ルールありませんか?実際に〇〇さんが早番の時は△△さんまでの離床をしておかなくてはならない、着替えをしておかなくてはならない、ここまで準備をしておかなくてはならないって事がありました。正直誰の為に仕事をしているんだろうか?と思っていました…。

だいたいこういう暗黙のルールって意見が強かったり機嫌を損ねたら面倒だったりする職員さん相手に出来ていることが多いで印象です。自分の機嫌で相手を支配するなんて、なんて我儘な人なんだ思っていました。ギクシャクすると仕事がやりにくいという事は分かっていますが…

平社員の時は黙ってそれに従っていましたが、リーダーになってからはその暗黙のルールをしないように会議で決まりを作るようにしました。誰の為にやるのかを明確に決める事で次第に暗黙ルールを無くしていきました。

また、遅番者が誰かによって増える仕事もありました。□□さんが遅番の時は失禁して全更衣率が高い為最初の巡視の時によく当たっているか、排尿が出ていないか確認するという…。これも□□さん自体に問題があり、排泄記録には入ったと記しがあっても実際は入っていないなんて事が…。

ユニットケアの難しいところって人の目がないという事なんですよね。手を抜こうと思えば抜けてしまう。その場を見ていないから決めつける事は出来ないけれど、□□さんの時は決まって全更衣率が高い。最初の巡視の時点で排尿が多量に出ているなんてことが。

本人はバレていないと思っていますが、言われないだけで手を抜いている事はバレていますよ!こういう職員って注意されるといろんな言い訳を述べてきたり証拠があるのかと逆ギレしてきたりするので注意する事がとても難しいです…。

失禁した場合の尿量や時間を分かるようにして表示するようにしても全く見ないですし、他人事で済まします。この場合、利用者様に被害が及んでしまうため□□さんが遅番の時は最初の巡視時に確認するという本当はしなくてもいい仕事が増えています…。

“自分が楽したいから”ではなく“誰の為の仕事なのか”という事に目を向けて仕事をして欲しいなぁと常々感じていますが、介護職って本当にその“考えの差”が大きくそこを擦り合わすことがとっても難しいと感じています。

【6. 日の出の時間と起床時間が比例する】

冬の季節は太陽が昇るのが遅い為朝起きてこられる利用者様は少ないですが、日の出が早くなり始める季節になると起きてこられる方が増えてきます。これは結構あるあるではないでしょうか?夏に近づいてくると朝の時間が忙しくなってきます。

施設に入所されている利用者様方の時代は目覚まし時計に頼るよりも日の光で起床されていたんだなぁと実感します。暗くなったら寝て明るくなったら起きる。とても健康的ですし、生活習慣が乱れる事はあまりなかったんだろうなぁと思っています。

介護の仕事をしていて昼夜問わず寝たり起きたりしているためか、私は目覚ましが無いと日が昇ってもなかなか起きられない事が増えました。日の出とともに目が覚める利用者様が凄いなぁと思うと同時に寝坊なんてきっとできなかったんだろうなぁとも感じています。

【7. 朝の電話が怖い】

早番者が出勤してくる1時間前あたりからの電話が怖い! “あと少しで上がれる!!”という気持ちになった頃に“プルルルル~”と電話がなるともしかして“休みの連絡?”“遅刻の電話?”かなぁと思ってしまいます。上がれると思っていたところからの急遽残業って結構キツイですよね。

具合が悪かったりご家族様の事だったりで急遽休まなくてはならない事もあるので仕方がないと思います!休む方も申し訳ない気持ちでいっぱいであることも分かっています!お互い様なので協力しますが、ずる休みして休む方に関しては憤りしか感じません!

以前仮病を使って休んでいる方を外で見かけたという話が上がり、それ以降その方の急遽休みの連絡は疑われる事となりました。休む際は病院に行って診断書を持ってきてもらう等の措置が取られる事もあります。ズルするとこういう措置を取られる事ありますよ!!

夜勤あるあるいかがでしたでしょうか?いろんな施設で夜勤を経験しましたが、たいていこのような出来事はどこの施設に行ってもあるんだなぁと感じています。今年転職してロング夜勤を行うようになったので、ショート夜勤とロング夜勤の違いについて知るチャンスだなと密かに思っています。

ロング夜勤に慣れてきたころにショート夜勤とロング夜勤それぞれのメリット・デメリットについてまとめらたらなぁと考えています。ショート夜勤が好きな方・ロング夜勤が好きな方それぞれにInstagramの方でアンケートをとっても面白いかなとも模索中です。

良かったらInstagramの方も是非登録していただきアンケートや質問にお答えいただけたらとてもうれしいです。皆様からのご意見から新な記事のアイディアを頂く事も多いので、是非ご協力いただけましたら嬉しいです。

Instagramサイトに関しましては是非“横浜介護求人センター様”公式Lineの方からお問い合わせください☆



プロフィール

介護の学校を卒業し、介護福祉士として働き始めました。

介護福祉士歴14年で、26歳の時に、半年間ベトナムでの施設ボランティアを経験しました。

介護施設は現在で5社目で、今はリーダーとして働かせていただいています。

身長150cm台の小柄な介護士として

Instagramでは介護をする方へ少しでも役に立てるような発信をする活動をしています。

「今日が1番若い日」を心がけて、お年寄りに接しています。

介護士歴12年目、リーダー歴約10年です。


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(2023年2月15日)

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