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(2022年12月16日)


第7回【介護士の冬あるある7選】

冬本番が来ましたね!冷え込む朝がきつく感じるようになってきました。季節によってもあるあるが異なる介護業界。今回は冬あるあるをまとめました。共感できるものはありますか?

【1. 朝起きられない】

冬は日の出の時刻が遅くなるため、同じ5時起きだとしても夏は明るくなっていますが冬は真っ暗ですよね。しかも寒い!!布団から出るのが嫌になり、“もう少しだけ”“あと5分”等布団に入ってぬくぬくしたくなります。

“あと少し”と思っていたらいつの間にか熟睡していて起きたら勤務開始時刻なんてことも!!冬場は遅刻が多い季節だと感じています。介護士歴10年以上が経過しましたが、冬は寝坊しないようにとひやひやします。

対応策として暖房のタイマーを起きる30分前にセットし起きたら暖かいようにしておく、太陽の光の様な目覚まし時計を使用する、中には次の日着ていく服を着たまま寝るなんてつわものな同僚もいました。皆さんいろんな対策をされています。

【2. 静電気が怖い】

乾燥の季節に入ると毎年静電気に悩みます。普段の生活の中でも“バチッ”という静電気に嫌な気持ちになるのですが、介護をしているとさらに静電気が酷くてその作業をすることが嫌になるほどです!!

静電気が起きる作業としては

・リネン交換
・衣類の着脱
・乾燥機から衣類を取り出す
・エレベーターのボタン操作
・金属に触れる時

等です。

冬はニットやアクリル製の服を着こむお年寄りが多いです。1枚脱ぐごとに“バチッ”“バッチ”と痛みが走ります。時々電気が目に見える時があり“ウワッ”となります!!利用者様が静電気で痛みを感じている事って少ないので不思議で仕方がありません。

以前静電気を感じたとき心臓にまで“バン”という強い衝撃を受けたことがあり、そこから命の危機さえも感じるようになりました。馬鹿にできないと思っています。静電気対策が必須で、いろんなものを試しました。紙ゴム、ブレスレット、静電気除去キーホルダー等…。

現段階でこれは良かったと思うものはゴム製のブレスレットです。でもこれを点けていても完全に除去することが出来ていないため、左右に付けるか腕と足に分けて斜めになるように付けるかと真剣に考えています。何かいい方法を知っている方がいらっしゃれば是非教えて欲しいです。

【3. 着ていく服に困る】

介護施設内って高齢者の感覚に合わせて温度調整しているため結構暖かいです。従来型のように広い空間の場合は寒いですが、ユニット型は比較的暖かい印象があります。とはいえ記録時や休憩時等動かない時は寒いです。動いている時は熱く汗をかくこともあります。

施設の構造でも暖かさをキープできる施設と寒い施設とありますので、施設によって着るものが変わってきます。従来型の時はヒートテックに裏起毛のパーカーは必須でした。ユニット型でも以前の施設では半袖で過ごすことが出来ても今の施設では長袖必須など…。

汗をかきすぎず且つ寒くない服を用意するのって結構難しいですよね。決まるまでは“暑い”“寒い”とストレスを感じやすいですが、決まってしまえばあとはルーティンになるためストレスもなくなります。

私の場合はどんな環境でも冬になるとお腹が氷のように冷えてしまうため腹巻とホッカイロは必須です(笑)。お腹と腰に当てると結構全身ぽかぽかになりますよ!!冷え性の方には是非試していただきたいです。“桐灰のじんわり暖かいおなか用”“命の母冷えが辛い女性に”のカイロがおススメです。

夜勤は暖房が付いていても寒く感じますね。加湿器を稼働していると湿度の関係か暖かさを感じやすいなぁと思っています。また、夜勤用に足物用の折り畳み式ヒーターを用意したことがあり、とても重宝していました。ヒータの上にひざ掛けをかけると尚暖かいですよ!!

【4. 手が荒れて痛い】

これも乾燥が原因です。感染症対策の為1ケア1手洗いと言われている介護業界。コロナ禍でさらに手を洗う回数が増えたり、アルコール消毒の回数が増えたりしたため手荒れが酷くなりがちです。アルコール消毒をする時に痛みで傷があるのを発見しがちですよね。

私はまだあかぎれまでは至ったことが無いですが、それでも痛みやカサカサを感じています。あかぎれをおこしやすい職員の手は指を曲げただけでも切れて出血してしまっているので見ているだけでも痛いです。

手の痛みは地味にストレスを感じます。荒れずに冬のシーズンを越せたときはもぅ嬉しい気持ちになります。私の場合はアトリックスが合っていて、“ハンドクリーム”や“水にぬれた手で使用するハンドミルク”を長年愛用しています。

洗面台に用意しておき、手を洗う度にハンドミルクをつけるだけで荒れ方が見違えるように違います。いろんな職員さんにおススメしています(笑)ユニットリーダーをしていた時は職員用にハンドミルクを良く常備していました。結構使ってくれていました。

【5. 雪が怖い】

雪があまり降らない地域ならではですが、毎年積雪の情報は“ウワァ~”となってしまいます。明日の出勤どうやって行こうとかと考えてしまします。雪道に慣れていない、坂道があると尚更出勤が億劫になりますね…。 雪国の地域の方々は本当に凄いと毎年思っています!!

10年ほど前位の話になりますが、結構な積雪を観測した時がありました。一部車のタイヤ上までの積雪があり、こんな積雪に慣れていない私は車の運転が怖く徒歩で出勤することに。車では5分弱で到着する道が、雪道という事もあり徒歩で30分以上もかかってしまいました。

長靴にカッパ、足にはビニール袋を巻いて向かいましたが、途中何度も出勤を諦めようかと思う程辛かったのも今でも覚えています。出勤時間には間に合うわけもなく遅刻。遅刻の電話を施設にした際、他の早番者も皆到着できないと連絡があったそうで夜勤者で何とか感がってくれていました。

施設に入る入口の道路には乗り捨てられた車が停車しており、車で来なくて良かったと思いましたが今思えばとても迷惑な車ですよね。厨房の職員さんの車だったそうですが、施設前の道に車が通った様子がなく入れないと思ったそうです…。

遅刻しても何とか徒歩で到着し業務開始。食事も厨房の職員さんが1人しか到着できなかったため遅れに遅れ開始でした。頑張って出勤したため遅刻も多めに見てもらえるかと皆考えていましたが、まさかの全員遅刻扱いでしたね(泣)

そして休むと連絡した職員は有休消化で処理されていたので何だか頑張って出勤したよりも休んだ方が良かったのではないかというもやもやの気持ちが凄く残る出来事になりました。勝手かもしれませんが、自然災害の時の救済はあってもいいのではないかと思いましたね。

【6. 起床介助が遅くなる】

冬は日の出が遅くなるため、利用者様の目が覚める時間も遅くなりますよね。ユニットケアを取り入れており、目が覚めた方からの起床介助を推奨している施設で勤務していた時は何往復も目が覚めていないか確認して回っていました。

暖房の温度を上げて目が覚めないかと工夫したり、「おはようございます。」と小さい声で声をかけ目が覚めないかチャレンジしたりしていました。夏場は早起き過ぎて困ることがありますが、冬場はどうやったら気持ちよく目を覚ましていただけるかで困ります。

食事の提供時間も2時間と決まっているため、それに間に合うように意識しながら対応していました。これはユニットケアしている施設ではあるあるではないでしょうか?

【7. 温度差に風邪をひきやすい】

お風呂介助の時は脱衣所も浴室も利用者様が寒いと感じないように、ヒートショックにならないように温度を上げています。汗をかいて介助するほどです。しかし、脱衣所を出ると毎度フロアの寒さに驚いてしまします。決して暖房を低くしているわけではありません。

フロアもずっとフロア業務の人からすれば過ごしやすい暖かさですが、お風呂場や脱衣所は湯温に合わせさらに高い温度になっているため温度差が大きくなってしまいます。汗をかいた状態で寒い場所に出るので風邪をひきやすくなります。

また、この温度差がヒートショックを起こしやすくする要因だと実感するときでもあります。浴槽に入ったら脱衣所とお風呂場の温度差をなくすため扉を半分程度開けて調整したり、服を着たら髪を乾かす際に脱衣所とフロアの間の扉を半分開けて一気に温度が変わらないように工夫しています。

自分が経験することで利用者様の気持ちが分かるものですね。いろいろな頃に気をつけたいと思います。

冬のあるあるいかがでしたか?あるある~と思った内容はありましたか?季節によるあるあるシリーズを今後用意していきたいと思います。

風邪をひきやすくなる季節です。皆さまもお体には十分お気をつけください。

 

(2022年12月12日)


第6回【職員のモチベーションを上げるために意識している事5選】

介護職ってなりたくて就いた方、仕方がなく就いた方等モチベーションの差がとても大きい職業だと感じています。自分のモチベーションを上げるのは自分次第ですが、他人のモチベーションを上げること程難しい事は無いです。

無理やりあげようとしても簡単には上がりませんし、逆にもっとやる気をなくしてしまう可能性もあります。今回は私が意識して取り組んでいたことをまとめました。少しでも参考になれば幸いです。

【1. 楽しい雰囲気を作る】

無言が多かったり、ギスギスしたりした雰囲気で働くのと、楽しい雰囲気で働くのとであればどちらの方が楽しく仕事が出来ますか?私は楽しい雰囲気の方が活気のある職員が多い印象を受けています。お互い尊重し合って意見を言える環境があるからではないかと思っています。

逆に無言が多い、ギスギスしている、他の職員への不平・不満が多い雰囲気の施設は“話しても仕方がない”“楽しくない”“やる気が起きない”“誰かがやればいい”という考えになってしまうように感じていました。

さらにリーダー、主任クラスがえこひいきや口だけで何も変わらない、ハラスメントが酷い、命令する、人のミスには厳しい、犯人捜しをする、自分は楽をするという方の場合はもっと最悪で、誰も意見を言わなくなります。

実際にあったのですが、やる気のあった職員、気づきが多く率先して対応していた職員でさえもどんどんやらなくなってしまっていました。しまいにはもうここで働きたくないと退職へ。素敵な人材を手放してしまう環境が本当にもったいないと悔やみました。

雰囲気の作り方1つで職員のやる気を奪ってしまう事もあるんです!!意見を言わなくなってしまった職員が居た場合、早急に対処・改善が必要です!!

楽しい雰囲気、暗い雰囲気両方を経験してみて、楽しいとどんどんいろんなアイディアが浮かんで来ていることに気が付きました。お互いに“いいね!!”と肯定しあい、悩みも相談し合える環境を作れるように意識しています。

その雰囲気が最終的には利用者様へ還元されると感じています。しいては施設の評判にも繋がってきますよね。施設としてもそういう役職者を育てていく事がとても鍵になってくるのではないでしょうか。

【2. なんでもノートを活用する】

シフト制の仕事なので中々会って相談できない事ありますよね。ユニット型特養の場合、早番、日勤、遅番、夜勤が1人ずつの勤務となる為、1週間合わないなんてことも実際にあります。悩みを相談したいけれど、1週間後に相談だと遅い事もありますよね…。

それを解消するにはどうしたらいいか悩み考えついたのが“なんでもノート”です。気になること・こうしたらどうかなぁと思う事・困っている事等なんでも書いていいノートです。記入者は質問の下に( )を書き、みんなの意見をそこに書いてもらいます。皆の意見が出そろったら実行していきます。

リーダーの独断にならないようにみんなの意見を吸い取りたいという意図も入っています。ノートを活用するようになってから、自分以外の考え方や視点を知ることが出来て新たな発見や考えをもらえたので、本当に活用してよかったなと思っています。

ここで大切な事は“否定しない”事!例え「えぇ~それは…」と思ってしまったとしても「それは無いです。」や「危ないです。」等書くのはNG!!という取り決めをしました。そういう考え方、視点もあるのだと一度飲み込んでから自分の意見を書くようにしてもらっていました。

ノートの活用で得たことは他にもあります。初めの頃は文章を読んで自分なりの解釈をしてコメントを書いていましたが、実際はちょっとニュアンスが異なっていたりもっと考えが深かったりなんてこともありました。文章だけでは意図が読み切れていない、自分の解釈になっていたと気が付きました。

“こうだろう”と決めつけるのではなく、これで合ってるかな?と思ったら記入者に確認するようになりました。これは私だけでなく、他の職員も聞くようになっていたのですれ違いが減ったように感じました。

話せるときはもちろん面と向かって相談し合いますが、どうしても話をするまでに時間がかかってしまう場合はノートを活用するのもおススメです!!

ノートは他にも利用者様専用のノートも作成しました。会話やケアの中で知りえた情報をかけるようにしていました。

例えば
・落ち着かなくなった時、対応したらよかったよ
・歯磨きの時ここの部分にカスが溜まりやすいよ
・お風呂嫌がっていたけどこう話しかけたら入ってくれたよ
・ご飯の固さを変えたら食べられたよ
・お墓参りに行きたいって話していたよ 等々。

利用者様との信頼関係の中で得られる情報って結構多く、情報共有出来たらいいのになぁと思っていました。自分1人だけ知っているよりもユニット職員間で情報を共有することでさらに良いケアを提供することが出来るようになると感じています。

新人さん教育の場合も今日は何を重点的に教えたのか、誰のケアは大丈夫そうで誰のケアはもう少し繰り返し行った方がいいのか、本人がどんなケアを不安がっていたのか等情報を共有することによって独り立ちの時までに不安を少しでも解消できるような対応が出来ます。

新人さんとチューター(教育係)で交換ノートをしていた人もいました。今はLINEでやり取りする人も多いかもしれませんが…。個人情報が漏洩しないように注意することが必要ですね!!

【3. 相談しやすい雰囲気作り】

相談するとき、相談しやすい上司としにくい上司だったらどちらの方に相談しますか?また、相談したことに対し真剣に向き合ってくれる上司と口だけで何も変わらない上司ではどちらに相談したいですか?話しやすくて真剣に向き合ってくれる上司と選ぶ方が多いのではないでしょうか?

私も相談するなら話しやすくて真剣に向き合ってくれる上司を選んで相談します。なぜならストレスがかからないからです。相談したい程悩んでいる時に話を聞いてくれない、聞いても口だけの人だとさらにストレスがかかります。

それを繰り返していくうちに“〇〇(上司)さんに相談しても仕方がない…”という考えになり、だんだんと何も相談しないようになっていきます。相談されなくなったなぁと思った方、信頼が失われている可能性が高いですよ!!

どんなに形を繕っても、話を聞いている素振りをしても相談者は相手が形だけ、聞いているだけであることが 分かります!感じます!そして一番まずいのは相談内容を他者にべらべらと話してしまう方です。こういう方って「Aさんがこういう事で悩んでたよ。」と本人に言いがちなのでたちが悪いです。

上司がこういう方の場合、口が裂けても相談しません。もっと関係性が悪くなるからです。役職者の方には重点的に相談援助の研修をしっかりと行ってもらう必要があると感じています。

嫌な思いをした分、話を聞く事・守秘義務・否定しない事を意識しています。とても難しく悩むことも多いですが、伝え方や言葉の選び方、相談する相手を選ぶ事に時間をかけるようになりました。

【4. やりたい事を叶える】

リーダーになると独断だったり、自分のやりたいことを押し付けたりしてしまう事ありませんか?私がリーダーになりたての頃は自分の理想を同じユニットの職員に押し付けてしまっていました。その時は考える事が出来なかったのですが、今となっては本当に反省しています。

ユニットはリーダーの考えを反映させる場所ではなく、みんなで作り上げていくものと思ってからは職員のやりたい事も積極的に取り入れるようにしました。利用者様の夢の実現はやっていましたが、そこに職員の夢を加える形です。

毎月1人、職員の夢をかなえられるようにローテーションを組み、企画を立ててもらう。不安な事や悩みがあれば相談に乗りサポートするようにしました。ドライブに連れて行ってあげたい・利用者様個人の夢を実現したい・季節の行事を行いたい・銭湯に行きたい等様々。

私も一緒に企画に加わらせてもらいましたが、どれもこれも楽しそうで、なにより担当職員が楽しそうなに企画を立てている事が嬉しかったです。任せて終わりではなく是非一緒にやり遂げましょう。自分の引き出しも多くなります!!

【5. 成功体験を作る】

4.と関わってきますが、どんどんチャレンジしてもらう事で成功体験を作っていきます。成功体験が増えていくとやる気アップにつながると考えています。成功体験を積むことでもっと他にもこれを企画したいという流れを作れたらいいですよね。

勿論失敗はつきものです。そこで突き放してしまっては自信を無くしてしまうので、失敗は次同じ失敗をしなうようにする為に勉強をしたことととらえることが重要です。また、リーダーのフォローも足りなかったと反省しています。

企画した職員と一緒に自分も次はこうしてミスを回避しようとなるのでお互いに成長できます!!

職員のモチベーションが上がるとどんどんユニットや施設内が活気づいていきます。楽しい、やりがいのある施設には人は自然と集まってきます。わかっていてもなかなか実践していく事って難しいですが、そのくらいの影響を及ぼせるほど私自身が持っともっと楽しんで仕事をしたいと思います。

 

(2022年12月1日)


第6回【ショートステイあるある】

ショートステイって入所されている方よりも意思疎通が出来て楽しそうだなぁという印象ありませんか?私も経験しなかった時はそう思っていましたが、実際にやってみるとホント大変でした…。勿論やりがいもありましたが、入所の方とはサービスの考え方も違うので難しいなぁと思うことも。

毎日メンバーが入れ替わり立ち代わりするので、その日によって席の配置を考えなければならなかったり、部屋も変えた方がいいとなれば居室移動をしたりすることも。入所と退所が多く1日でほとんどの方が入れ替わる日もありました。

シーツ交換・居室掃除・荷物チェック・連絡帳作成等々行うとこは多く、人手が足りないと思うことが何度もありました。荷物間違いや忘れのミスはご家族様との信頼関係にかかわってくるためミスは許されません。紛失なんてあったらもう焦って職員総出で探し回っていました。

逆に綺麗に衣類や荷物をまとめて返却できるとご家族様からも感謝され信頼度も上がるなぁと感じました。汚れているジップロックを持って来られた場合、綺麗な物と交換する。ケースが汚れていたら綺麗にして返却する等ちょっとしたことかもしれませんが意識していました。

今回はショートステイあるあるをまとめました。ショートステイ勤務の皆さん、共感できることが多いのではないでしょうか?また、ショートステイ勤務が気になっている方、ご家族様はこんなことがあるのかぁと思っていただけましたら幸いです。

【1.利用を嫌がる利用者様を説得するのが難しい】

利用日当日。お迎え時間にお宅に到着し“ピンポ~ン”と玄関チャイムを鳴らします。出てきてくださるも職員を見て「何ですか?今日は行きませんよ。」と嫌がる方がいらっしゃいます。“用事がある”“体調が悪い”等理由は様々です。

時折ご家族様と言い合いされてしまう方もいらっしゃいます。何とか説得してお連れしますが、施設に到着すると嫌がっていたことなんて忘れ楽しそうに過ごされる事多いです。まれに、車から降りないなんて方もいらっしゃいます。

送迎する職員も無理やりはお連れしたくないのが本音。やはり日々慣れ親しんでいる自宅で過ごされた方が落ち着いて過ごすことが出来ると思います。しかしご家族様の都合やご利用者様と離れることでご家族様がリフレッシュできる時間を作るという現実問題も理解しているので葛藤を抱くことも。

施設に行きたくないという気持ちを抱かせてしまっている問題を解決しようという事で、施設に行きたくなる・泊まりたくなるようなサービスを提供できるように日夜努力しています!!レクや趣味に没頭できるなど嗜好を把握してなるべく準備できるようにしています。

【2.帰宅願望が強い方の対応が大変】

泊まりと伝えると行かないとなってしまうため、日帰りと言われたりデイサービスと言われたり言葉巧みに連れてこられる方が…。日が暮れる夕方頃になると「もう帰ります。」とデイサービスと思い、荷物をまとめだし落ち着かなくなる方いらっしゃいますよね。

自分で歩ける方が多い為、玄関まで行かれデイサービスのご利用者様に混じり外に行かれてしまう方も!!夕方って退所の準備に追われたり、退勤する職員もいて目が離れてしまう時間帯でもあり、気が付いたらいなくなっているなんてことがあります。

「今日はお泊りなんです。」とお伝えしても「何言ってるんだ!今日は帰るんだ。泊まらない。」と怒りだしてしまう方もいらっしゃり、職員が1対1で対応しなくてはいけないなんて結構あります。

どういったら納得してくださるかご利用の度に声掛けを変えてみたり、対応を変えてみたりして探ります。安心できる自宅に帰りたい気持ちは痛い程良くわかります。無下に引き留めるのではなく、どうしたら“納得”して頂けるのかを考えることが大切だと感じています。

ご家族様に急用が出来てしまった。お風呂が壊れてしまった。水漏れが…。ご家族様から連絡があり、1泊止めていただきたいとお願いされたこと、荷物を先ほどお預かりしてお部屋を用意した旨お伝えし、明日帰れるということが一番納得していただけていました。

初めから泊りの予定ではなく、急遽仕方なくというところがミソですね。もちろんこんなことでは納得されない方もいらっしゃいます。実例は前回アップした“落ち着かない利用者様が落ち着いた対応”をご覧ください。

日々いろんなアイディアを出して試す力が身についたと思います。

【3.緊急ショートステイ利用がある】

何度か経験していますが、ホントに緊急で来られます。道路で徘徊されているところを警察官が保護したが、個人情報が分かるものを携帯しておらず分からない状態で来られる方、介助をされているご家族様が救急搬送などで家に一人になってしまう方、虐待の疑いで保護された方など理由は様々です。

個人情報が全くない状況で利用される事が多く、手探りで情報を集めて対応します。食事・薬・排泄・着替え・夜間の様子など事細かに情報を集め次の職員へと繋いでいきます。食事に関しても嫌いな物・食形態も観察します。

ケア事態を嫌がる方、帰りたいと施設から出ていこうとされる方、怒ってしまう方もいます。一人では手が回らない場合相談員やケアマネージャーが手伝ってくれる場合もあります。ショートステイは臨機応変に動ける・観察力がある職員でないと働くことは難しいなぁと感じました。

【4.荷物チェックが大変】

1泊しかしないのに何か月分の荷物ですか?と驚くような程の量を持って来られる方・洗濯してますか?と思ってしまう程汚れや臭いがきつい衣類ばかりの方、カビが沢山生えている歯ブラシやコップ等を持って来られる方等本当に驚くことが多いです。

また、収集癖がある方は他利用者様の物や施設の備品をカバンの中にしまっている事もあります。こっそりと回収しますが、帰る直前にも再度確認する必要がある等情報共有が大切になってきます。

利用者様によっては荷物チェックを嫌がる方もいらっしゃいます。その時はリビングで過ごしていただいている時に、探偵のようにスピーディーに荷物チェックを行っています。

衣類が多い場合は必要分だけカバンから引き出しにしまいその分だけチェックする・汚れが目立つ服の場合は全部洗濯して返却する。自分で管理できない方の場合はユニットでお預かりして管理するなど本当に1人1人細かく対応が異なるので覚えるまでが大変でした。

退所前の荷物チェックでは汚れや水気は切れているか確認し、濡れた状態で返却しない。入っていた袋に戻して返却する等なるべく元の状態に戻すように意識していました。写真で見えるようにしていると分かりやすかったです。

【5.利用者様同士の人間関係が複雑】

ショートステイってご近所さん同士でご利用されることがあります。またはご近所ではないけれど知っている間柄な事も…。たまたま同じ曜日利用の場合、“あの方とは同じ車にならないようにして欲しい”や“同じテーブルにはしないで欲しい”等細かい要望を受けることがあります。

特に難しいなぁと感じた事はAさんはBさんの隣の席で過ごしたいと思っているが、BさんはAさんが苦手なので隣同士にはしないで欲しいという要望です。どちらの要望も叶えることは難しいケースです。

その場合はBさんには同じテーブルになることを妥協していただき、Aさんには席が離れてしまうことを妥協していただくようにしました。Aさんの性格が強く、無理やり隣になろうとされることもありましたが、その時は職員がそっとフォローするようにしていました。難しいなぁと感じる出来事でした。

また、男性利用者様が近くにいると落ち着かれる女性利用者様、女性の隣だと距離が近くなってしまう男性利用者様など組み合わせを考えるのが毎回難しいなぁと思っていました。一人席希望の方もいらっしゃるのでスペースの問題もあり妥協していただきながら対応していました…。

また、中には「ここは私の席なのになんであなたが座っているのよ!」と怒ってしまう方もいらっしゃいます。ショートステイの場合ほぼ毎日席が変わるなんて当たり前にあります。その方の好み等を把握しながらトラブルにならないように対応するのってホントに大変ですよね。

ショートステイ勤務の皆様、デイサービスの職員さんも大変だなぁと感じています。私も体験してみて大変さが良くわかりました。いろんな分野を体験して学んでいきたいなぁと感じた経験でした。同じ高齢者介護でも業態が異なるだけで全く違うサービスになりますよね!!介護って奥が深いですね!!

(2022年11月24日)


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(2022年11月17日)


第5回【落ち着かない利用者様が落ち着いた対応3例】

ショートステイやデイサービス、施設入所などを利用する際、認知症の症状によっては知らない所(施設)に急に連れてこられて混乱してしまう事ってありますよね。家に帰りたいと思う事は当たり前の事なのですが、仕事をする上では対応が難しいなぁと感じる事もあります。

皆さんも経験した事があるのではないでしょうか。今回は事例を元にどうやって対応して落ち着くようになったのかを説明いたします。少しでもお役に立てれば嬉しいです。

【事例1】

新規ショートステイ利用者A様。着替えや食事等は自立。お風呂は嫌い。家は自営業をされており、こんな所(施設)でのんびりしている場合じゃない、家に帰らなくちゃいけないと施設から出ていこうとされる方。昼夜の感覚が無く、常時離施のリスクあり。力が強く、職員を押し倒す程。

ご家庭の事情でショートステイを利用されることに。以前は他のショートステイを利用されていたとのことですが全く落ち着かず利用を断られてしまい、ここの施設を利用されることになりました。

施設に来られる時は嫌がる事もなく来られますが、ユニットに到着し数分すると「こんな所に居られない。家に帰って仕事をしなくちゃいけないんですよ。私がお店に立たないといけないのにゆっくりしている場合じゃないです。」と落ち着かなくなられていました。

お店はご家族様で行っているため少し休んで欲しいと施設に来られているとお伝えしても「そんなこと言っている場合じゃないんですよ。」とお店が心配でならないご様子でした。お風呂も「入っている場合じゃないですよ。」や「家で毎日入ってるんだからこんなところで入らなくていいですよ。」と頑なに嫌がっていました。

無理に入って頂くと余計嫌な思いが強くなってしまうため、しばらくは嫌がったら入らないという事で対応することに。夕方になると「こんな時間だから家に帰らなくちゃ。」とさらにソワソワしてしまい、夕食も手につかない程でした。

泊まりである事、家には帰ることが出来ないという事を伝えがちですが逆効果になると思いその言葉は使わないようにしました。では何をしたか…

①一緒に納得が行くまで散歩する。

②疲れたころに部屋に戻り、部屋を用意したので休んでいってほしいと伝えるようにした。

③ご家族様に急用が出来ていしまい、遠出していて帰ってこられないため今晩は泊って行って欲しいと連絡があったと伝える。

④男性職員に協力を依頼しPHSで旦那様のふりをして話をしてもらう。

等です。

①一緒に納得が行くまで散歩する。

家に帰りたい気持ちは痛い程伝わってきました。歩いてでも家に帰ると話されるときは荷物と靴を持ち施設の外まで散歩するようにしていました。道が分かれば一緒に疲れて休まれるまで歩くつもりでいましたが、施設を出るとそこは見慣れない風景。「あれこっちかな?あっちなか?」と自分で思う方に歩かれていました。納得が行くまで一緒に歩き「ダメだ。もう疲れた。休む。」と話された時に施設に戻り玄関の椅子で小休憩。再度変えるか尋ねると「疲れて歩けない。」と話されることが多い為お部屋にお連れしていました。

②疲れた頃に部屋に戻り、部屋を用意したので休んでいってほしいと伝える。 疲れた体は横になって休みたいと感じます。泊まる部屋を用意したと伝えるのではなく、休んでいい部屋を用意したと伝えお部屋に案内していました。泊まると聞くと警戒心が生まれてしまうため休む部屋という事がポイントかなぁと感じています。

好きなだけ休んでいただき、起きてきたら再度散歩という事を何度か繰り返す感じでしたが少しでも落ち着かれる時間が出来るのであればと思い繰り返していました。怒って、不安で、心配でという気持ちのままずっと過ごしていただくよりは少しでも休める時間があることが大切だと判断していました。

③ご家族様に急用が出来てしまい、遠出していて帰ってこられないため今晩は泊って欲しいと連絡があったと伝える。 夕方になると家に帰りたくなる気持ちが強くなりますよね。夕飯の準備をしなくてはいけない。暗くなる前に家に帰らなくちゃ。レジを閉めなくちゃ…等々いろんな理由がありますよね。

この時間が一番引き留めることが難しいなぁと感じています。そこでご家族様から今連絡があり、ご家族様に急な用事が出来てしまい、取引先の県外に行かれているため今晩は戻れなくなってしまった。申し訳ないが施設に1泊させていただくことはできないかとご連絡があったとお伝えしました。(事実ではないです)

その点は理解してくださる方だったため「じゃぁ仕方がないですね。明日は迎えに来るんですか?泊らせてもらいます。」と納得して泊ってくださいました。次のご利用の時は忘れていたためしばらくはこの手を利用しお泊り頂きました。

④男性職員に協力を依頼しPHSで旦那様のふりをしてもらう。

③で納得されない場合、自宅の番号をPHSで入力するふりをして男性職員に旦那様のふりをして欲しいと依頼し電話に出てもらっていました。自分の耳でしっかりと聞くことで“しょうがない”と納得してくださっていました。

時々「これ旦那の声?」と聞かれた時はひやひやしましたが、そこは男性職員が頑張ってくれました!!本当に感謝!連携プレイです!!

これを繰り返しながら対応をしていたある日事件が!!

いつも手に持ち歩いているカバンを持って来られない日がありました。カバンの中には通帳や印鑑、お財布が入っておりA様が肌身離さず持ちあるっているカバンでした。入所の時は“今日は持って来なかったんだなぁ~”くらいに感じていましたが、これが夜には大変なことに!!

「お金が無い。」「盗まれた。」「家に帰らなくちゃいけないんですよ。」と今まで以上に興奮し落ち着かなくなってしまいました。初めはカバンが無いことが原因だとは思っていなかったため今日はなぜいつも以上に落ち着かないのか分からず対応に困っていました。

対応していて話を聞いているうちに“もしかしてカバン?”と思いショートステイ相談員へ相談。ご家族様に迷惑がかかる、カバンがあれば落ち着くとは限らないとご家族様への連絡を躊躇されましたが、何度も説得し夜中でしたがお持ちいただくことに。

カバンをお渡ししたところ「あった。よかった。」と安心されその後嘘のように穏やかになられました。普段関わっている職員の感は侮れないと思っていただけたことと思います(笑)次回のご利用時から送迎の時にカバンのチェックが必須となりました!!

少しずつ施設にも職員にも慣れてくださり、お風呂にも挑戦!!信頼関係を築けている職員が声をかけ対応し、お風呂とは伝えずに脱衣所へ。椅子に座って頂き話をしながら服を脱いで頂き、さぁお風呂場へと上手くいくわけもなく四苦八苦しながら少しずつ対応していきました。

汗をかいている。食べこぼしがある。服に汚れが付いている等々様々な理由から何を理由にすれば嫌がることなく服を脱ぐことが出来るのか探り、初めて体を洗えた時は職員一同歓喜に湧きました!!ご家族様も喜んでくださり職員冥利に尽きるなぁと感じました。

ここまでくると家に施設内でも安心感を感じていただけるようになり家に帰りたいとの話は聞かれなくなるように。積極的に食器洗いや掃除、調理を手伝ってくださるようになりました。笑顔も多く見られるようになりました。

【事例2】

大声で歌ったり、用事は無いけど大きな声で職員を呼んだり、奇声を上げたり、他利用者様にぶつかったり怒鳴ったりしてしまうB様。また自分の思いが伝わらないと思ったら連続して怒鳴ってしまい他利用者様とのトラブルもしょっちゅう。

こういうタイプの利用者様は大抵1対1で対応すると落ち着かれるのですが、大きな声を出すたびに対応する事ってとても難しいですよね。他の利用者様の対応をないがしろには出来ませんし…。どうにかして落ち着てい頂きたいと悩みの種でした。

そこでご本人様の生活歴から趣味を探すことが始まりました。本当にいろんなことを試し、読書、映画、体操、音楽、計算ドリル、間違い探し、パズル、写経、裁縫、洗濯畳、新聞畳、塗り絵、散歩…。初めは興味を持ってくださっても数分で飽きてしまう。これを何度繰り返したことか…。

この中から数点これだったら集中して行えるというものが見つかり実施して記録していく事に。分析してみて、分かったことは興奮する前に始める事!!少しでも興奮してしまったら「やっている場合じゃない。」と手に尽きませんでした。興奮しそうだなぁと感じたら行うようにしました。

興奮しそうなタイミングって難しいかと思われるかもしれませんが、良く言動を観察していると何かしらサインが出ている事が多かったです。例えば職員を呼び始める・自走し始める・〇時頃からソワソワし始める等…。観察力と記録に残しで分析することが大切です!!だぶん…と言われるよりもデータとしてみる方が説得力あります!!

【事例3】

普段はニコニコで穏やかなC様。そんなC様が機嫌が悪くなる時があります。「あっち行け。」「こっち来るな。」「早くしろ。」と怒り気味に話したり、爪で引っかいたり蹴っ飛ばしたり…。その原因は“便秘”でした。

排泄記録を見ていて、だいたい機嫌が悪くなる時は排便が数日間出ていないことが多く、排便が出るといつものように穏やかなC様に戻ると感じ、そのあとからも排便と機嫌の悪さに注目してみることに。

するとやはり機嫌が悪くなったり、いつもよりソワソワして落ち着きが無くなったりする時は排便が出る傾向にあることが分かりました。すぐ看護師に相談。排便の形状が固くて出にくい感じであったため水分量を増やして便を柔らかくなるようにしたり、下剤調整したりしました。

今まではなんで怒るか分からず困っていた職員も“あっお通じかな?”と原因が分かる為落ち着いて対応することが出来るようになりました。

C様と違いますが、排便がうまく出ないと他にもぐったりしてしまう利用者様や吐いてしまう使用者様もいらっしゃいます。職員がいち早く原因に気が付き看護師と一緒に水分量の検討やその方に合った下剤に変更する等他職種連携できるととてもいいですね。

腸を動かす運動や食物繊維の多い食事を摂る、例えばビフィズス菌やヤクルト、ヨーグルト、寒天、プレーン、納豆等々何がその方に合う物か検討していける環境があれば試すのもいいですね。表を作って2週間ずつ試したことがありあますが、見えるかすることで何が合うのかが一目で分かりました。

上記3例が対応によって目に見えて変わったと思えた対応でした。これ以外にもたくさん困ること、何が原因かまだ分からない事等がありますが、みんなで観察して原因を突き止めて利用者様にとっても安心して過ごせる環境を作っていきたいですね。

(2022年11月16日)


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