風呂介助
『横浜介護求人センター』

第19回【夏の介護現場!仕事中の熱中症対策7選】

本格的な夏が始まる前からこの急な暑さに参っていませんか?年々異常な程に気温が高くなり、利用者様だけでなく職員も熱中症対策しないと危険ですよね!私は数年前に熱中症になり、熱が身体から抜けず体の芯から熱いという感覚と激しい頭痛に襲われました。

高齢者って温度調節が難しく、暑いのにも関わらず厚着をされたり冷房の風が嫌いだったり、中々涼しくできない環境がありますよね。さらに今年は電気代の価格が上がっている事もあり電気代には厳しい施設が多いのではないでしょうか。私の施設も毎日電気を消すようにとの館内放送が流れています。

そんな環境の中、自分の身は自分で守らないといけません!数年前に熱中症になってから熱中症対策には余念が無い私が行っている熱中症対策をご紹介します。少しでもお役に立てば幸いです!一緒にこれから来る熱い夏を乗り切ってきましょう!!

【1. 水分を1日2Lはとるようにする】

仕事をして動き回っていると中々水分を摂る機会って少なくないですか?私は500mlのペットボトルを3本程持って行っても1本しか飲まなかったなんてことが何度もあります。1Lを飲むのもやっとな日が多いです。喉の渇きが無い状態で身体に入れていく事はとてもしんどいです…。

しかし、熱中症とは喉が渇いたと思った時にはもう熱中症になっていたりなりかけていたりします。喉が渇いていない時からキッチンに入ったら飲むようにする等ルールを決めて意識的に摂るようにしています。飲み物はスポーツドリンクや果汁ジュースではなく水や麦茶等糖分の入っていないものを摂っています。

砂糖が多く入っている飲み物を多く摂取してしまうと血糖値が上がってしまい、小学生でも飲みすぎで糖尿病になってしまった人がいると聞いてから飲んだとしても1本にして残りは水や麦茶にするようにしています。糖分って飲めば飲むほど喉が渇いたりすることもあるのでほどほどに!!

入浴介助の後は過酷な環境の中での仕事を頑張ったご褒美に小さいサイズの炭酸を飲んでいい事にしています。高温多湿で頑張った後の冷えた炭酸ってなんであんなにも美味しいんでしょうか。やめられなくなります(笑)

【2. 塩分を摂るようにする】

汗っかきな方ならば理解していただけると思うのですが、汗を多量にかいた後って黒い服を着ていると白っぽくなることありませんか?汗もしょっぱい感じの臭いになり、きっと白いのは塩の結晶だと思っています。これからの季節汗をかくときに着る服の色は気にしないといけないなぁと思っています。

出てしまった塩分を補給する事ってとても大切ですよね。仕事中に効率的に塩分を補給できる手段としては塩飴や塩分入りの飲み物を飲むようにしています。食事では梅干や塩辛等“塩”を意識的に取り入れるようにしています。ただし、食べすぎると高血圧になる可能性があるので食べすぎには要注意です!!

汗をかきやすい時期になるとユニットやお風呂場に塩飴を常備しておき、誰でもいつでも食べられるようにしています。ちょっとした工夫ですが、ユニット職員の健康を守ることも大切だと思っているので色んな種類の塩飴を用意していました。

私のお勧めは飲み物ならば“梅ソルティー”飴ならば“塩サイダー”がおススメです。塩サイダーの飴はユニット職員にも大好評でした!美味しく食べられるのがいいですよね。スーパーやドラッグストア、アマゾンなどで安くまとめて購入していました。

【3. ボディーシート】

有難い事に数年前から-〇℃という感じの冷感のボディーシートが発売されています。初めて使った時にはそのひんやり感にとても驚き、感動したのを覚えています。今では毎年まとめ買いして暑い夏を乗り切っています。なくてはならない必需品です!

最近ではいろんなメーカーさんが出してくださり、首に巻くタイプや大判型など種類も多くとてもありがたく思っています。冷感シートで拭いた後に扇風機等風が当たる場所に行くとさらに冷感を感じ涼むことが出来ます。とてもおススメです。

接触冷感タオルも使用していたことがありますが、襟元がびしょびしょになってしまったり首に巻いているとすぐにぬるくなってしまったり、その都度振って対応していましたが手間を感じるようになってしまい今では冷感シートに頼っています。そろそろまとめ買いする頃かなぁと思っています。

このタイプの冷感シートもお風呂場に香りやメーカーを変えて数個おいておくようにしていました。結構使ってもらえると嬉しいです。暑さ対策大切ですし、お風呂介助をしてくださっている職員さんが一番熱中症になるリスクが高いので少しでも予防に繋がったらなぁと思っています。

【4. 首を冷やす】

今は主流になりつつあるクールリングを使用しています。先ほども書いたように冷感タオルでは襟元がびしょびしょになってしまいますが、こちらはびしょびしょにはなりません。初めは“ひやっ”としますが30分もしないうちにぬるさを感じるようになるため3個ぐらい用意しています。

冷凍庫で早く固まってくれるので本当にありがたいです。保冷剤だと溶けてから固まるまで時間がかかりますが、クールリングは交換するまでの間の時間で十分冷えてくれるので夏の必需品になっています。使い終わったものはアルコールできちんとふき取ってから冷凍庫に入れるようにしています。

これ以前は首にかける扇風機を使っていましたが、ファンの音で利用者様の声が聞き取りにくかったり抱える時に利用者様にぶつかってしまう危険や圧迫してしまう危険があったりしたので使う回数がとても少なくなりました。一人の時間になり記録を打つ際に使っていたぐらいです。

また、メーカーにもよるのかもしれませんが風を感じても生ぬるい風で涼しいとはあまり感じませんでした。利用者様のドライヤーをかける時の汗対策にはいいのかもしれません。首にかける扇風機は買ったもののあまり出番がありませんでした。

【5. 接触冷感マスク】

コロナが5類相当に下げられた今でもマスク着用が義務化されている施設は多いのではないでしょうか?真夏のマスクって本当にしんどいですよね。特にマスクをしたままのお風呂介助なんて地獄です!!コロナ禍になって冷感マスクが発売されるようになって本当にありがたかったです。

とはいえいくら冷感といえどマスク無しよりは蒸れますし、熱いです!しかも私はですが、普通のマスクに対して汗の吸収が悪いような気がしています。きっと冷感加工や性能の問題なんだろうと思っていますが、汗が口周りに付いているなぁと感じる事が多いです。

肌が弱いので夏場は汗かぶれで肌荒れが酷くなり痛みを感じてしまう事が度々あります。マスクが汗を吸収しきれなくなったりある程度の時間使用したマスクは交換するようにすることで皮膚トラブルが大幅に軽減されました。勿論あまりにも酷くなってしまった時は皮膚科にも通いました。

夏の汗かぶれにお悩みの方は勿体ないと感じるかもしれませんがこまめなマスクの交換が一番有効的でしたのでお試ししてみてください。今年の夏もマスクによる肌荒れと戦いながら涼しくなる季節を待ちわびたいと思います。車やロッカーにも常備し持ってくるのを忘れたとしても大丈夫なようにしています。

【6. 冷感スプレー】

これは服にバシャバシャかけています。本当に涼しくなるのでお勧めです!「あっつ~い!!」と感じたらスプレーして冷感を感じています。結構涼しさを感じられることが出来ています。かけすぎるとヒリヒリするので注意が必要です(笑)

お風呂介助前や仕事前、休憩中に服にスプレーすることはもちろんですが、ユニットやお風呂場にも用意しています。今は服だけで履く制汗剤でも冷感を感じられるものが出ているのでいろんなものを使っていい感じのものを見つけたいと思っています。

頭皮にも“バチバチ”となるスプレーをしていますが、ぱちぱち感が爽快で汗をかいた頭皮にスプレーするととても気持ちがいいです。これは大学生の頃から使用しているのでもう13年以上愛用しています。13年って凄いですよね!まだ廃盤にならず発売されている事に感謝しかありません。

【7. 小型扇風機】

これは本当に便利でもう何年も愛用しています。コードレスな事や扇風機の角度を変えられるものがおススメです。脱衣所で風を感じながら着替え介助を行ったり、記録を打つ際にデスクに置いて使用しています。私が使用している物は風量を5段階で調整できるのでそれもありがたいです。

普段使いはもちろんですが、これからは洪水などの水害で電気が使えない時に充電しながら使う事が出来るので重宝します。ソーラーで充電できるバッテリーも用意してあるので涼むものが何もないよりは安心です!施設に忘れて帰った時は他の職員が使っていたようです(笑)

一度使ってしまうと風が無い事がとても不便に感じます。広い空間での冷房は効き目を感じにくいですが、風があるだけで涼しく感じる事が出来ます。16時間夜勤で介助していない間はずっと使っていますが、充電が切れて朝には使えなかったという事は今のところありません。

汗で蒸れたマスクを乾かしたり、冷感マスクの冷感を感じる為に使う事もあります。やはり夏は冷感を感じる事が重要だなぁと思っています。便利なグッズが沢山出ているのでいろんなものを使ってみたいなぁと考えています。

熱中症対策いかがでしたでしょうか?ご参考になるものがあればとても嬉しいです。おススメの熱中症対策グッズがありましたら是非教えて頂きたいです。

(2023年7月14日)


第18回【こんな施設では働きたくない事例7選】

介護施設って全国に沢山数がありますがその分働きやすい施設・働きにくい施設って分かれるなぁと感じています。今まで数回転職をしてきましたが、働きにくい施設には共通点があることに気が付きました。今からお伝えする内容は私が経験した話をまとめたものになります。

介護士のなり手が少なく人手不足な施設が多い中、これからは利用者様だけでなく職員からも選ばれる施設を目指していかないとケアの質が悪くなる悪循環に陥ると肌で感じています。こんな働きにくい環境になってしまっている場合は早急に働き方改革を行う必要があると思います。ご参考までにご覧いただけましたら幸いです。

【1.休みの日に会議や委員会・研修に参加しなくてはならない】

いままで複数の施設で働いてきましたが、休日の会議や委員会・研修に参加しなくていいとなっている施設は少なかったです。休みって午前0時から翌日の午前0時まで休まないと休日とは言えないことになっています。休みの日の出勤は予定も入れられずゆっくり休むことも出来ず休みではないですよね。

休みの日に会議を入れられると本当に嫌で嫌でたまりませんでした。時間外をつけると言われたとしても嫌です。会議や委員会・研修の日程は前もって分かることが多いのでその日をあらかじめ希望休の紙に記載し、出勤で出られるようにしてくださっていた施設には感謝しかありません。

このことから私がシフトを作る際はあらかじめ予定が分かっているところは出勤で参加できるようにしていました。どうしても予定が合わないことももちろんあります。その時は代わりの職員を出す・会議の1週間前に議題を渡して意見をもらっておく等していました。

工夫次第で休みをしっかりと確保することは出来ます!働き方改革が叫ばれている昨今、昔ながらの“当たり前”を少しずつでも変えていき、働きやすい職場を作っていかなくてはならないなと感じています。職員がいてくれるのが当たり前と感じず、休日と仕事のメリハリを作っていけたらと思っています。

【2. 熱や体調不良、怪我でも出勤させる】

これはすべて私の身に起きた出来事で本当に辛かったですし、職員の身体を大切にしない施設では長い目で見たときにここで長期間働けない・倒れるまで使い倒されるのではないかという恐怖を覚えました。こういう事から施設に対する不信感って芽生えるんだなと感じています。

1つ目は熱が38度出てしまい夜勤を休ませて欲しいと連絡した時です。夜勤の勤務変更はとても大変な事はシフトを作っている身からすると申し訳ない位分かっています。それでも無理して出勤できない程頭痛・吐き気が酷く、ふらふら状態では仕事にならないと思い電話しました。

すると「夜勤を交換してもらう事は難しい。業務は手を抜いてもいいから出てきて欲しい。」との言葉が!!ふらふら状態で仕事にならない事、出勤しても寝ている事が多くなってしまう事を伝えましたが「それでもいいから。」と。本当に鬼畜だと思いましたし、涙が出てきました。

親に送ってもらい出勤しましたが、悪寒と吐き気、頭痛、ふらふら状態で排泄介助もままならない状況でした。事前に体調が悪い事は遅番者に伝わっており、パッドをいつもよりも大きい物にしてくれていたので回数を減らして何とかなりましたが、起床介助は鬼のように感じました。

2つ目は疲労とご家族様からのカスタマーハラスメントに身体が悲鳴を上げたときの事です。以前勤めていた施設は深夜だろうが面会に来られたら断ることなく受け入れている施設でした。被害妄想が激しい方がいらっしゃり、身に覚えのない事を携帯電話で家族に電話され身内の方が飛んで来られる感じでした。

事実とは異なるという事を伝えてもやはりご家族様なので「身内が嘘つくわけがない!」との事で怒られることが頻繁にありました。事務所職員がいない時間帯の面会を辞めて欲しい事やそのご家族様の面会時間の制限をして欲しいと施設側に要望していましたが「みんな分かっているから。」と言われるのみで対応されず。

ある日の夜勤明け、家でゆっくり過ごしていると急に呼吸がしにくくなり息を吸おうとすると肺あたりが激痛で息をごく微量しか吸うことが出来ず窒息するかと思うほど。身体を動かそうにもちょっと動かすだけで激痛が走りでこのまま倒れて死んでしまうのではないかという恐怖を感じた事がありました。

たまたま家族が家に居て異変にすぐ気が付いてくれたので何とか病院に行くことが出来ました。泣く事しかできず初めは救急車を呼ぶかという話にもなりましたが、数分で少し落ち着いてきたので病院に電話をしてすぐに連れて行ってもらいました。

病院に到着したころには落ち着きましたが、念のためレントゲン撮影を行う事に。異常はなく精神的ストレスによる不調ではないかとの事でした。このことを出勤した時に看護師資格を持っているの上司に伝えると「心臓の方じゃないの?生活習慣が悪いのでは?ご飯食べられて眠れているならストレスじゃないよ。」と…。

言われた時何を言っているのか理解できずしばらくフリーズしたのを覚えています。正直“悪魔”だと思いました。この一件以降この上司には何も言わなくなりましたし、「大丈夫?」と聞かれても「はい。」としか答えなくなりました。きっと悩みを伝えたところで軽くあしらわれるんだろうなと思ったからです。

3つ目は足を怪我したときのことです。夜勤中足首の痛みを感じ始め、ストレッチをしたり揉んだりして朝まで迎えましたが、時間の経過とともに足が床に着く事が激痛になってきました。足首は腫れていませんでしたが、痛みが今まで感じたことが無い程の痛みで骨折したのかと思ったほどです。

起床介助で利用者様を抱えたときの悶絶するほどの激痛は二度と経験したくない程でした。仕事終わりには片足が床に付けない程までになってしまい、ケンケンして駐車場まで向かいました。施設から駐車場まで階段を上らなくてはならず距離もあったのでいつもは1分で行ける所15分以上かかっていました。

痛すぎて笑いが出てきたほどです。笑いながらも思うように動けず自分が嫌になって笑い泣きしていました。どうしようもなくなる時に笑いがこみあげてくることってドラマの中だけではないんだなぁと思った1幕でした。実際は笑っている場合では無かったですが…。

自宅に着いてからも手すりの付いていない階段を上ることが出来ずたった3段の階段に10分以上かかりました。油断して足が床に着いた瞬間体中に電気が走るかのような痛みに悶え、疲れたのか失神するかのように眠ったのを覚えています。家族は気絶しているのかと心配になったと話していました。

午後から整形外科に受診に行き、施設内では車いすを借りて異動していました。レントゲンを撮るも異状なく骨折でもヒビが入っているわけでもないと言われた時は不思議で仕方がありませんでした。自宅用に松葉杖を借りる程の痛み。1週間ほど安静にするようにと言われたためその旨施設に電話しました。

仕事から帰る時に上司には足の痛みや病院に行く事を伝えていたので話がスムーズにいくかと思っていたのですが、「車いす使えば出勤できるってことだよね?」「車いすだったら排泄介助も大丈夫だよね。」という言葉が返ってきたときは“鬼畜”と思いました。

松葉杖を使っている事も伝え、足をつくと激痛で利用者様のトイレ介助も困難である子を説明していましたが出勤するようにと…。食事の配膳も難しいと伝えても軽く思われており最終的には「早番から遅番になれば大丈夫かもしれないよね。」と…。

もうどう話しても出勤は免れないと思い遅番ならば出勤する旨伝えました。電話しながら上司には分からないように泣いていました。状況を知っている他の職員さんが「代わりに出勤するので休ませてあげてください。」と掛け合ってくれましたが、「本人が出るって言ってるから大丈夫だよ~。」と言われたそうです…。

まる1日半足を使わず安静にしていたこともあり、出勤する頃には痛みが大分治まったので最後まで仕事をすると夕方から来てくれると言ってくださっていた職員さんに連絡をしましたが、きっと無理して仕事をすると思ったと早い時間から駆けつけてくれました。

開き直って仕事をしていたのですが、その職員さんが上司を説得し早退させてもらう事が出来ました。本当に感謝しかありませんでしたし、上司の事は嫌いになりましたよね…。それ以降足の痛みは出ていませんが、疲労を感じにくいのか一気に痛みとして出る為小まめにメンテナンスするようにしています。

この1年後あたりに上司に掛け合ってくれた職員さんが同じような症状に襲われたそうで「松葉杖を使うまでの痛みではなかったけど、あの痛みでも仕事をしろって言われたら無理。泣いちゃうよ。」と話していました。仲間って大切だなぁと改めて感じました。

ちなみにこの上司、交通事故にあった職員に対しても「今日は休みで病院もやってないし、出勤できるよね。」と言ってこさせようとしていました。事故直後ってパニック状態になっている事もあり痛みって感じにくく、数日後に症状が出る事があることを伝えながら上司に“おかしい”と噛みつきました!!

それでも理解できない上司は「本人が来るかどうか決めるから。」との1点張り。事故に合った職員には裏で今日は病院に行って診断書を貰い休むことを伝え、上司の指示には従わなくていいと連絡しました。また、その上司のさらに上の上司に報告し休みの許可を出してもらいました。

私たちの立場では上司を選ぶことは出来ませんが、施設側は上に立つ人をしっかりと選ばないと真面目な職員程その施設を離れていきますし、最悪職員の人生を台無しにしてしまうリスクがあることを肝に銘じていただきたいなと思います。

2つ目3つ目の時は転職したてでリーダーをしておらず平社員でしたが、こういう上司にはなってはいけないと心に刻む経験となりました。嫌な思いをしたからこそ、自分がリーダーをする時には職員を守れる上司になりたいなと思いました。

【3. 面談内容を他の職員に話す】

これは本当にマズイです!面談をする立場の方ってベラベラと話してしまう人ではいけません。1対1の面談だからこそ言える悩みや不満ってあると思うんです。しかし、話した内容を「〇〇さんが△△で悩んでいるんだよ。」とか「□□って言ってたよ。」って話してしまってはいけません。

こんなことをされては職員間に亀裂が入ることは間違いないですし、面談でなくても普段から何も話さなくなります。面談内容によっては1人ではどうしようも出来ないこともあるとは思いますが、相談する相手や内容をしっかりと考えていかなくてはいけないと思います。

私もつい口に出てしまう時がありますが、こういう状況を見て何でも思ったら話してしまうのはまずいなと感じました。話す前に話しても大丈夫な内容か、話す場合も言葉を選んで話すことが必要だと思いました。これは訓練が必要ですが、一旦家に持ち帰って内容を整理する事や時間を置くことも必要なのかなと思っています。

【4. パワハラを見て見ぬふり】

時々リーダーは偉い!部下の意見はすべて間違っている。自分のいう事を聞いていればいいんだと思い込んでいる方を見かけます。意見を言うもんであれば「ハァ?」「誰がそう言ったの?」と聞く耳を持たず意見を却下。威圧的態度を取ってきます。

こうなると部下は何も言えなくなりますし、おかしいと思っていても指摘すらできません。会議でも発言はなく、そのリーダーの意見ばかりが通るようになり反対意見が多かったとしても絶対に自分の意見を曲げようとはしません。

リーダーより上の上司に相談したときに「まぁまぁ。」「きっと考えがあるんだよ。」「理解してあげて。」としか言われないと何を理解すればいいのか分かりませんし、話したところで無駄なんだなと思ってしまいます。日ごろから自分の意見を伝えてくれるリーダーならばいいですが、「ハァ?」しか返されなければ終わりです。

部下同士で意見をまとめ多数決に持ち越しても、リーダーにとって都合の悪い話に進んでいくと毎回「保留。」と言われそれ以上話が進まないようにされてしまいます。また、嫌いな職員に対しては皆の前でその人を落とすようなことを平気でします。いじめだと感じている職員は多かったです。

しかし、一緒に会議に参加している施設長や主任クラスの人が見て見ぬふりしていては私たちはどうすることも出来ません。注意されないことを良い事にどんどんエスカレートしていき、しまいには嫌いな職員に対して無視をしたり物を隠したりする、その人が用意した物を捨てるなどの行為にまで発展しました。

そのことを上の人たちに伝えても「話し合おう。」と上司を含めた3人での話し合いの機会を作り、話し合いを行ったことに対して満足している始末。本人目の前にして意見なんていえるわけがないですよね。他の職員からの話が出ているのに聞く耳を持たなかった為一斉退職に繋がりました。

自分がそのリーダーから嫌われたくないからと何の手も打たずにいると真面目に働いている職員はやめていきますよね。耐えてまでその施設にしがみつく理由って無いので。誰を大事にするのかを見極め間違えると大量離職に繋がりますので、第三者を含めた検討をしていく事が必要だと思っています。

【5. 素手、素足で介助するように強要する】

いつの時代の話をされているのだろうかと思いました。排泄物や体液には感染症に繋がるものが含まれている事があり、素手では触れないようにと教わってきた私には驚愕でしかありませんでした。手袋をつけての介助は利用者様に失礼だとか、家族だと思えば手袋なんてつけないだろうと説明されました。

いくら説明を受けても到底納得できず、まず身内ではなく赤の他人である事・自分の親や祖父母の介助をすることになったとしても手袋は着用して行う旨伝えました。また、もし素手や素足での介助により感染症を貰った場合、保証をしてくれるのかと尋ねましたがこういう時は逃げられますね…。

これに関しては看護師さんの入れ替わりもあった事もあり、おかしいと感じた看護師さんが施設長を説得して素手・素足は禁止となりました!本当に看護師さん様々です!!私たち介護士の話って聞いてもらえないことが多いのですが、看護師さんの意見なら聞いてもらえるこの風潮って何なんですかね?

従業員の健康を守ることは会社としての義務であり役目であることを忘れないで頂きたいと思います。感染症リスクを怠ったことによる労災等になれば施設の評価が下がるって分からないんでしょうか?それとも労災は申請しない感じなのでしょうか?どの道ブラック施設確定です!!

【6.プラスティック手袋を使いたければ自腹で用意】

排泄介助や感染症対策時にペラペラのエンボス手袋だと感染症をもらってしまうのではないかと心配になりますよね。今まで複数の施設を経験しましたが、直近の2施設はエンボス手袋しか用意が無く驚きました!プラスティック手袋を置いてある施設は職員の事を考えていたんだなと感じました。

看護師さん用にはプラスティック手袋が用意されていても介護士は使用禁止!何故?感染症リスクのある利用者様のケアをする時は本当に不安しかありません。手袋が破けやすいし、エンボスを2重にしてもすぐにスポット抜けてしまう為本当に介助しにくい!

嘔吐や吐血など感染症リスクがある時に使用するためにも欲しいと伝えても許可が降りず本当に不思議でしかありませんでした。状況を知っている看護師さんがいつも内緒で分けてくれていましたが、それ以外に使いたい時は自費で用意するしかありませんでした。

プラスティック手袋って安くはなくて100枚入りの手袋でも無くなるのが早い。片手だけプラ手袋でもう片方
エンボス使うようにする等工夫しながら使っていました。看護師さんの働きかけで介護職員もプラスティック手袋が使えるようになった時は喜びましたし、看護師さんに感謝しかありませんでした。

今の施設は未だエンボス手袋のみで、時々総務の方がこっそり箱ごとくれますが本当に感謝しかありません。日ごろから声をかけたり仲良くなっておいたりするとみに対して手を貸してくださる事があるのでコミュニケーションってとても大切ですね!!

【7.宿直者がいない】

特養で宿直者を置かない施設ってあるの?と驚きました。救急搬送時や急変時どうするのかと尋ねると上司に連絡するようにと!!上司に連絡したところで緊急時に上司が来るのを待つのっておかしくないですか?看護師からの救急搬送要請が出た後、上司に連絡し来るまで救急車要請出来ず不安しかありませんでした。

この施設では4回程夜間に救急搬送要請を行いましたが、毎回なぜ救急搬送要請指示を受けてから連絡するまで30分近く何も出来ないまま待っていなくてはいけないのかと憤りを感じていました。待っている間に何かあった場合どうするのかと不安でしかありませんでした。

また、救急隊の方からも看護師から救急搬送要請が出てから救急隊を呼ぶまでの空白の時間は何をしていたのかと聞かれる為、その間の説明も本当に困りました。自分を守る為に「上司に連絡した所到着間際まで電話するのを待って欲しいとの指示があり〇分後に連絡するようにとの指示を受けました。」と伝えていました。

勿論救急隊の方はそれで納得されるわけもなく、上司が到着するのを待っている間に急変したらどうするつもりなのかと聞かれました…。ごもっともすぎて何も言い返せませんでした。施設側や上司は何かあったらどうしようと思わないのかと疑問でしかありませんでした。

辞めてしまった相談員の方はこういう時に備えて施設近くのアパートを借りて住んでいたようですが、個人の采配やそういう気遣いに甘えていてはいけないと感じています。特養は利用者様の人数も多く、急変リスクも高いので宿直者は必ず設置するようにした方がいいと思っています。

ちなみに宿直者を設置していない理由としては今まで救急搬送をしてこなかったからという単純な話でした。怖さを感じないで施設運営していること程怖い事は無いと思いました…。今でも宿直者を設置していないみたいですが、正直辞めて正解だったと思っています。

以上がこの13年間で経験してきた“こんな施設では働きたくない”と思った出来事でしたがいかがでしたでしょうか?転職を数回していると驚くようなことをしている施設があることに驚くことが多いです。きっと皆さんも驚愕した出来事があるのではないでしょうか?

昔ながらの働き方に固執している施設は職員がどんどん離れていきます。利用者様やご家族様だけでなく、職員の働き方満足度も上げていかなければ人材の確保は難しい&良い人材は残らないと思っています。是非とも見直して働き方改革をしていきましょう!!

(2023年7月7日)


第18回【介護士の痛い出来事7選】

介護の仕事をしていると、いつの間にか“あれっ?いつぶつけたんだろう?”と思うような内出血が出来ていたり傷が出来ていたりすることってありませんか?私がおっちょこちょいな事もあってしょっちゅうこういうことがあります。今回は自分のミスによる痛かった出来事をまとめました。

【1. ベッドに脛をぶつける】

柵を差し込む場所が出っ張っているタイプのベッドや、出し入れできるタイプのベッドの時に良くぶつけていました。利用者様の足はぶつからないように細心の注意を払って介助しているのに、リネン交換等で動く際は足元まで注意が向かず“ガン”とぶつけがちです。

柵を差し込む場所が出っ張っていない場合でもベッドの高さって結構低く丁度脛あたりにフレームが当たるので何かの拍子に安易にベッドに近づくとぶつけがちです。柵を保護したりプロテクターが必要かと思ったりする時もあります(笑)足の内出血がダントツで多いです。

ベッド以外ではテーブルや棚に足をぶつけたり、カーテンを開けようとして棚に腕をぶつけてしまったりなんてこともあります。結構危険な事があるんだなと感じています。職員でも怪我するので、自立されている利用者様の場合は気にかけてあげる必要があるなぁと思うようになりました。

ぶつけた直後は「痛てぇ~。」となるのですが、やることが多く業務に追われているといつの間にかぶつけたことすら忘れているんですよね…。お風呂に入る時に“ん?なんだこの内出血?”と思う事が多いです。結構思い出せないことが多いのですが、そんな経験無いですか?

【2. 頭をぶつける】

頭上に棚があったり、自宅用の乾燥機が洗濯機の上に設置してあったりする場合は要注意です。開けたときはそのことに気が付いているのですが、下に気を取られたり誰かに話しかけられたりしたらもう扉が開いている事は忘れています(笑)

下の物や洗濯機から洗濯物を取り出して頭をあげたときに“ゴン”とぶつけてしまう事が結構あります。同じ日に数回やってしまう事もあるんです。扉によってはぶつけると頭が切れてしまうのではないかと思うほどの痛みを伴う場合があり、とても危険だなぁと思っています(笑)

自分で開けたときは仕方が無いと思うのですが、他の職員さんが開けた状態のままどこかに行ってしまったためにぶつけたり、人が居る事が分かっていて黙って開けてぶつけたりするときは本当に“ちょっと~!”と突っ込みたくなります。実際は突っ込んでいますが(笑)

頭は打ちどころが悪いと大変な事になる可能性もなくはないと思っています。もっと注意を向けられるようにしたいなぁと思ってはいますが忘れてしまうので、指差し確認が必要ですかね?施設で指差し確認している職員が居たらそれは私かもしれません!!

【3. 指を挟む】

居室やトイレの扉、車いすのアームレストやフットレスト等で指や指の皮を挟んでしまう事ありませんか?指を挟むことも痛いのですが、皮を挟んだ時が一番痛いと感じているのですが皆さんはどうでしょうか?皮膚の先端をつねられているかのような激痛!!

しかもつねっているのであれば離してもらえれば痛みは取れますが、挟んだ場合はアームレストやフットレストを動かして外さないと取れません。それらを動かしただけでも激痛で出血する時もありますし涙が出る時もあります。先端を挟むのは痛い!!

また、私は季節ごとの設えをすることが好きで脚立を使う事が多いのですが、脚立を片付ける時が凄く嫌です。脚立って真ん中のフレームを上に上げて半分に畳むタイプが多いのですが、力の入れ具合でよく指を挟んでしまいます。わかっているのでゆっくり行うのですがそうすると上手くフレームが上がってくれない…。

何度か指を挟めていますが、もぎれてしまうのではないかと思うほど物凄く痛いです!外そうと思っても脚立を開かなくてはならず1人の時はもう冷や汗かきながら内心指が無事か焦りながら対応しています。職場で脚立を使う際は誰かいる時にしていて、指を挟んだ際助けてもらえるようにしています。

こういう経験から自宅で使う脚立はフレームをあげて畳むタイプの脚立ではなく、指を挟む心配のない足を前後に動かして開いたり閉じたりできるタイプにしています。このタイプの脚立は結構重いのですが、指が無くなる心配やあの痛みを感じなくて済むのであれば重い方がいいです!!

【4. 足を挟む】

これは本当に複雑骨折したんじゃないかと思うほど痛い思いをした出来事です。以前送迎を担当していたことがあり、その日はハイエースの補助担当をしていました。利用者様をハイエースに乗せるために他の職員がリフトを操作していました。

だいたいリフトが下りる位置を把握していたはずが、自分の足の指先にリフトが乗ってしまいました。自分で操作しているのであれば痛みを感じた時点でリフトを止めてあげる事が出来たのですが、他の職員さんが操作していた為そんなことは出来ずどんどん指先に圧がのしかかってきました。

“痛い”と言えず「あっ。ちょっ。うぅ。」と悶絶していたのを今でも覚えています(笑)操作していた職員さんもまさか足を挟めるなんてこれっぽっちも思っていなかったと思うので、焦ってしまったと思います。利用者様の足ではなく、自分の足でまだ良かったと思いました。怪我をさせてしまたら大事だったと思います。

それ以降、リフト操作時は自分で行う場合は足を引っ込めて巻き込まない位置にいるか確認したり、他の職員さんが操作している時は一定の距離を開けてみるようにしています。勿論利用者様には絶対にそばに寄らないように声をかたり行ってしまわないように注意して見守りしたりしていました。

機械って踏んだなどの感覚が無い為こちらが悶絶していても止まることはありません。制御装置が付いている扉などであれば自動に開いてくれますが、こういう装置をつけるとなるとお値段が高くなりそうですが、これから必要になってくるのかもしれませんね…。

【5. 足を轢く】

車いすを操作している時に自分の足の上を通過させてしまう事が結構あります(笑)直進する時よりも回転するときの方が指を挟めやすいです。直進だと足に乗る前にものにぶつかったような感じがあり停止するのですが、回転の場合はタイヤが乗りやすいのだと感じています。

体重が軽い方の場合はまだ大丈夫なのですが、重い方の場合は結構ダメージを食らいますね(笑)足を良く引いてしまうからこそ靴の重要性を感じており、ある程度しっかりした靴を選ぶようにしています。靴って結構大事です!そして自分の骨の丈夫さに感謝しています。

自分で轢く時もありますが、たまに利用者様に足を轢かれることもありませんか?それほど多くは無いですが不意打ちやばいです。また、お風呂介助の際はサンダルになり足の防御力が格段に下がる為靴を履いている時に比べて倍以上痛みを感じます。指先を轢いてしまい爪が割れたり折れたりした職員もいました。痛い!!

【6. やけどする】

食洗機の乾燥直後ってとてつもなく熱いですよね!!時間に余裕がある時は扉を開いて熱を取ってから食器を触るようにしていますが、急ぎの場合そんな時間はありません。熱いと分かって触りますが、分かっていても持っていられない程熱いです!!

私はまだ経験していませんが、あまりもの熱さに驚いて食器を床に落として割ってしまう職員さんもいました。食洗機は時短だけでなく熱処理してくれるので衛生的にもとてもありがたいアイテムですが、火傷には要注意が必要です。新人さんや実習生が来た際は要注意した方がいいと伝えるようにしています。

また、火傷と言えばポットや炊飯器の蒸気にも気を付けたいですね。蒸気って結構熱いです。蒸気に気が付かず火傷した事もあります。水膨れになってしまう場合もあるので熱いと感じたらすぐに冷やすことをお勧めします。お湯を手や足にかけてしまった時もすぐに冷やしましょう。侮れないです!

清拭する際のお湯の温度にも注意が必要です。推奨されているのは50度程度のお湯の準備なのですが、以前ポットのお湯を入れてやらなくては駄目だと看護師さんから注意を受けたことがあり、その時は80度近くのお湯を使っていました。

手袋を何枚重ねても熱すぎて手を入れる事が出来ませんでした。ちなみに指示を出してきた看護師さんは余裕で手を入れる事が出来ていたので驚きました!この場合、職員の火傷もそうですが、利用者様へそのままタオルを置いてしまえば利用者様も火傷してしまう可能性が高いです。

清拭の温度に関わらず、シャワーや湯温、陰洗ボトルや飲み物、味噌汁の温度等も利用者様に合わせて自分で冷ましながらのめる方なのか分からず飲んでいまい火傷のリスクがある方なのかを把握し、その方に合った温度で提供することが大切になってきますね。

シャワーや湯温は利用者様にかける前に職員の腕で温度確認をしてから対応する・陰洗ボトルの場合は自分の腕にかけてみて温度が大丈夫か確認する等の拝領が必要です。シャワーの場合温度の上下が激しい事があるので使っている間は常に自分の指で温度を確認するようにしています。

【7. 静電気】

乾燥シーズンが始まると静電気は恐怖でしかありません。秋口から利用者様は厚手の服や重ね着をし始める為着替える際の静電気がまず恐怖です。“バチバチ”“バチバチ”というあの音がもう嫌です(笑)静電気のシーズンは静電気除去用の髪留めをつけたり足にバンドを巻いたり、ゴム手袋を活用しています。

着替え以外にもリネン交換や乾燥機から衣類を取り出す時、エレベーターのボタンを押すときなども侮れません!私は電気を帯電しやすいようで普通の人よりも放電する為、暗闇の場合放電が光となって目に見える事があります。本当に恐ろしい!

最近は“バチッ”という衝撃が心臓まで“ドーン”と来ることがあり、いつか心臓発作系で倒れるのではないかという恐怖を感じています。出来る限り帯電しないようにしていきたいと思っていますが、何かいい方法がある方がいらっしゃれば是非教えて頂きたいです。

今出来る事としては静電気除去グッツを使う事・乾燥しないように水分をたくさん摂る事・帯電しにくい衣類を身につける事位しかできませんがやれることは何でもやってみようと思っています。ゴム手袋も結構有効で、乾燥機から衣類を取り出す際やエレベーターボタンを押す際などに使うようにしています。

介護士の痛い出来事いかがでしたか?私のInstagramの方では共感された方のコメントをいくつか頂いており、どれも結構あるあるなのだなぁと思っています。怪我に気をつけながら仕事をしていきたいですね。私の痛い思いが注意喚起となり皆さんの安全に繋がれば幸いです。

(2023年7月4日)


第17回【勘弁してくれ!と思う事7選】

仕事をしていて職員に対して“勘弁してよ~”と思う事ってありませんか?直接言える間柄であればいいですが、言える間柄でない場合や言ったら反感を買ってしまうような相手の場合は言えず、結構ストレスになりますよね…。今回は勘弁して欲しいと思う事をまとめました。

【1. 失禁したままの状態で帰る】

失禁した時ってどうしていますか?着替えしませんか?着替えするのが当たり前だと思っていたのですが、「便失禁していたのでしただけ交換しましたが上は交換できなかったのでバスタオルを敷いておきました。」と言い放って帰っていった職員がいました。

頭に“?”が沢山浮かび“えっ?便付いてるんだよね?”“便付いたまま寝てるの?”“綺麗じゃないよね?”“臭いもするよね”“便って強アルカリ性だから肌に悪いよね”“えっ?”“なんで平気で帰れるの?”と思ってしまいます。こう思いませんか?

シーツが交換できなかった場合はまだ仕方が無いかもしれませんが、汚れた服を交換しないで送ってどうなんでしょう?これが毎回毎回こんな調子で帰られるので本当に勘弁して欲しいと思っています。衣類は着替えて欲しいと伝えているのですが、毎回「一人では無理でした。」で済ませます。

皆一人でも着替えしているのでその旨伝えているのですが、その方は頑なに「一人ではできませんでした。なのでバスタオルを敷いておいたので昼間に着替えてください。」と言い放って帰ります。さらには日中に失禁したにも関わらず放置し、夜勤で入った最初の巡視で全更衣からスタートすることも!!

これは職務怠慢だと思っていますが、みなさんはどう思いますか?これから面会が再開されていくにあたってこの状態では本当にまずいと思っています。ご家族様から苦情が来ることは目に見えています。どうしたら着替えをしてくれるのかが最大の課題で奮闘中です!!

【2. 人の話を聞かない】

転職や異動して来られた際に覚えるまで数回一緒に業務を回ると思いますが、その際に人の話を聞かない人っています。伝えてもメモを取らないし「あぁはいはい。」「そうなのね。」と軽い返答。実際やってもらうと全くできないし話した内容を全く覚えていない。

聞けばいいと思っている傾向があり何度も同じ質問をされます。教えている身としては“何度同じ質問をすれば覚えるの?”“なんでメモしないの?”“覚える気ある?”と思ってしまいます。こういう人ってメモを取るように伝えても、メモを取って満足で見返る事って無い傾向にあります。

何度も同じことを聞くタイプには「何て言いましたっけ?」「あれっ。私どうやってましたっけ?」「そういう風に伝えましたっけ?」「どこでしたっけ?」と答えるのではなく、自分で考えてもらうように逆質問するようにしています。

面白い事にだいたい「何でしたっけ?」「違いましたっけ?」「どこでしたっけ?」「これでいいんでしたっけ?」とさらに質問が返ってきます。これはどちらかが先に折れるかですが、私は覚えて欲しいのである程度の期間を一緒に行っても全く覚えていない人には自分で答えを出してもらうまでこたえないようにしています。

1週間仕事をしていて食事用エプロンや就寝時に着替える人、入浴準備が全く覚えられていない介護経験者には驚きました。大丈夫そうか尋ねたときに「大丈夫っしょ。何かあったら自分が責任取ればいいんですから。」とあっけらかんと答えられた時は“嘘でしょ”っと思いました。

職員がしっかり出来ないことは利用者様へご迷惑をかけてしまう事になります。自分が責任を取ればいいと思っていても、そういう問題では無い場合もあります。命に関わってしまう可能性がある介護という仕事!こういう考えは捨てて欲しいと思います。

【3. 平気で休む】

嫌な事があったり、面倒だなぁ、不安だなぁと思うとすぐに休んでしまう職員がいます。体調が悪いのであれば仕方が無いのですが、毎回同じような出来事の後に休むとそういう人だと思われてしまいます。出勤時は元気だったのに面倒な事があると分かると熱を測り出し「調子が…。」と言い出す人もいます。

自分は嫌な事から逃げれば休めていいのでしょうが、残された職員やその穴埋めをしている職員はたまったものではありません。ある時、1か月の夜勤を全部飛んだ人がいて夜勤明けにまた夜勤で出勤したり休日を返上したり、遅番から夜勤をこなしたり他の職員が心身を削ってフォローしていて大変でした。

当の本人は「すいませ~ん。夜勤もらいますからね。」等話していても全く変わる気なく、休んだ分出勤するわけでもなく本当に周りの職員が振り回されて大変でした。上司もなぜかきつく注意が出来ず、そうなると良いように休む癖が出来てしまいます。

信頼関係も無くなります。本人がいくら夜勤をやりたいと話しても、バックレられることの方が怖くて夜勤を入れる事が出来ませんし、重要な仕事も任されないようになります。これってお互いにとっていい事ではありません。施設としてもしっかりと対応していかないと頑張っている職員が辞めていきます。

注意されるとふてくされて数日来なくなるなんてことも増え、本当に勘弁して欲しいと思っていました。社会人としてもそうですが、人としてもやってはいけない事ですよね。ずる休みをしていると本当に調子が悪い時でも心配されなくなります。自分の為にも任された仕事はしっかりとこなしましょう!!

【4. 休日出勤・残業・休憩なしが当たり前だと思う】

これは本当にブラック施設だと思っています。いくら人手が無いからと言ってもこれは働く環境としてとても良くないです。体が休まりませんし、心身ともに疲弊していくばかりです。労働環境を整える事って本当に大切だと思っています!

人手が無い施設に限って少人数で回せている事を“当たり前”“出来ている”と思い込んでいる上司が多い印象を受けています。逆に人手が常に潤っている施設は職員の事を考えており無理させない働き方を模索し改善していっていると思っています。

職員が働きやすい環境でなければ利用者様に良いケアなんて出来ないと思っています。疲弊し疲れがたまってくるとどうしても弱い立場の利用者様へストレスのはけ口として向かってしまいます。これでは悪循環ですよね。職場環境を整えていかなければこれからは人が集まらなくなると思っています。

職場改善・働き方改革をどんどん行っていく施設はどんどん人が集まりケアの質も良くなると思っています。選ばれる施設を目指していかないといけないなぁと感じているところですが、変えていくってとても大変!!意識改革を声を大にして介護業界全体で発信していかなくてはいけないのかもしれませんね。

【5. 休日のLINE】

LINEを使っていない人は居ないのではないかと思えるほど皆さん使われていますよね。グループラインであればまだいいのですが、個人的にバンバン送られてくると萎えます…。休みの日は仕事の話をしたくないタイプなので余計にしんどいのかもしれませんが、やめて欲しいなって思います。

今までで経験したのは休みの日にショート利用者様の情報が送られてきたり、居室移動の連絡、入院情報、研修レポートの連絡を送ってきたりしました。基本的に個人情報を個人のLINEで送るのは個人情報漏洩のリスクが高い為行ってはいけない行為です。

介護の仕事をしていて個人のスマホで写真を撮ったり個人情報を流してしまったりする方が多い事に驚いています。一般企業であれば口すっぱく教えられる事だと思いますが、介護現場ではまだまだ教育が行き届いていないなぁと感じています。

緊急性のある時は電話で連絡し、出勤したら分かることは正直連絡しないで欲しいと思っています。休みの日にバンバン送ってくる人って時間等考えなしに送ってくる方が多く、22時を過ぎようが深夜だろうが送ってきます。また、緊急性が無い連絡やいらない情報を送ってくることも…。

グループLINEの方でも時間等考えなしで送る人がいます。その時は個別LINEで時間を考えて今送る必要があるのか・出勤したら分かる情報ではないのか・緊急性のある内容なのか等伝える事があります。相手の事も考えて連絡できるようになって頂けたらありがたいですよね。

事故が起きた場合の連絡も報告を受けてもご家族様に電話する対応は担っていないので連絡が来たところで何もできません。勿論事故が起きた時にどうしたらいいか分からなくて連絡をしてきた場合はちゃんと対応しますが、事故報告書を読めば済む時は「出勤したら読みます。」と伝えています。

上記はまだ仕事の話なのでまだいいのですが、たまにプライベートの連絡をしてくる方がいて、その場合は“どうしたらいいの?”と思ってしまいます。「〇〇に行ってきました。」「桜が綺麗です。」「桜が満開です。」「雪だるまを作ってみました。」等の連絡本当に困ります…。

仲が良い職員やどこかに出かける話をしている間柄、行事で外出する為の下見等であればまだ分かるのですが、全く何の脈絡もなく送ってこられるとどう返信したらいいのか困ります。冷たいと思われるかもしれませんが、休みの日はそっとしておいて欲しいんです…。

【6. SNSを探す】

Twitter、Instagram、Facebook、TikTok等SNSをしている方多いですよね。きっとバレたくないと実名では行わずニックネームを使用している人が多いのではないでしょうか?私は職場の人にはバレたくないし、繋がりたくないと思っています。

なのでSNSの話題はあまり言わないようにしているのですが、時々「SNSやってる?」と聞いてこられる方がいます。その時は「やっていますが見ている専門で発信はしていないです。」と答えるようにしているのですが「教えて~。」と言われると困ります。

「う~ん。」と渋ったり、「あまり使ってないので~。」と濁すのですがそれでも「教えて!」「何て名前でやってるの?」等ぐいぐい来る人っているんですよね。プライベートを知られたくはないので濁すのですがこういう風に聞いてこられる方って嫌がっている事に気が付きません。

「プライベートを知られたくないので、職場の方とは繋がらないようにしているんです。」とはっきりと伝えるようにしています。角が立ってしまうかもしれませんが、繋がった時点できっと今までの投稿全部消すと思います。

本当に教えてもいいと思える関係性になっていたら教えています。プライベートについてあれこれ言われることが好きではないですし、プライベートに鑑賞されたくないと思っているので無理に探らないで頂きたいなぁと思っています。話せる間柄なら話しているんです!!

【7. 恋愛事情を根掘り葉掘り聞く】

言える事と言いたくない事ってありますよね。「結婚しているの?」「子供さんはいるの?」「どういう人がタイプ?」「婚活してないの?」「合コン行ったら?」「良い人いないの?」等の質問本当に嫌です。こういう質問するなら利用者様と関わって欲しいと思ってしまいます。

利用者様に聞かれて答えるのと訳が違うと思っているのですが、それは私だけでしょうか…?仕事中なので仕事に集中して欲しいですし、これもSNS同様言えるの間柄であれば言っているんです。言われないという事は言いたくないという事だと理解していただけると嬉しいなぁと思っています。

中には誰にでも聞く職員さんもいます。その時は冗談交じりで返答できるのでいいのですが、しつこくグイグイ聞かれると本当にやめて欲しいと思ってしまいます。聞かれるならば冗談交じりで軽くあいさつ程度にしてくれた方がいいかもしれません。人によると思いますが…。

勘弁して欲しいと思った出来事はいかがでしたか?共感できる内容ありましたか?私自身も勘弁して欲しいと思われないように気をつけながら質の良いケアが出来るようにしていけたらなぁと思います。

 

(2023年6月16日)


第15回【介護士の介護以外の仕事7選】

介護士の仕事内容と聞くとだいたいの方は“食事”“排泄”“入浴”が頭に浮かぶのではないでしょうか?私も介護士になるまではそのイメージが強かったです。しかし実際に介護施設で働くようになってからはそれ以外の仕事の多さに驚かされています。

介護士っていろんなスキルがあると重宝されますし、結構役に立つことが多いなぁと感じています。今回は介護以外の仕事についてまとめました。

【1. 裁縫】

結構服の直しやボタンの付け直し等を行う事が多いです。ご家族様に依頼して新しい服を購入してくださる方はいいのですが、購入が難しい方や独り身の方、生活保護で生活されている方、施設の服を使用している方などの事情がある場合は新しいものがなかなか購入できません。

修繕すればまだ着られる時は職員が直しています。介護施設にはミシンが置いていない場合が多い為、手で直す事が多いですがミシンを持っている職員さんがいる場合は自宅で修繕して来てくださる事もあります。私は数年前にミシンを購入したので手で直すには時間がかかる場合は自宅で修繕しています。

また、柵カバーや湯たんぽカバー、ウロバックカバーなどは寸法を測って生地を切って作ることもあります。柵カバーは結構な頻度で色んな施設で作っていましたね。ウロバックもそのままでは排尿が人目に付いてしまうため、羞恥心を守るため、他の利用者様が不快に感じない為に作っています。

ウロバックの場合、袋状にしてしまうと排尿量を確認するのが面倒になってしまうため、底は縫わず且つ入浴時等に布を外しやすいように工夫することが大切になってきます。上手くできたときは“やったー”と嬉しくなります。

ご利用者様も喜んでくださるので作ってよかったなと思う事が多いです。めきめきと裁縫の腕が上達しているのを感じています。コロナが流行り出してマスクの品切れが多かった頃はマスクを作って販売もしていました。利用者様やご家族様、職員が沢山手に取ってくださり気づけば300枚近く作っていました。

マスクの供給が追い付いてきたころからは徐々に作らなくなり今はミシンを使う頻度はほとんどなくなりましたが、ミシンがあれば強度の高いものを作ることが出来る為買って良かったなと思っています。

【2. 料理】

一人暮らしをしていた事もあり、自分が食べる分の食事は作っていましたが人に食べてもらう程の料理やおやつ作りなどはほとんどしてきませんでした。介護施設で働くようになってから清まし汁や誕生日のケーキ、おやつクッキングなど何かと料理をする機会が増えました。

行事担当月にはなんのお菓子を作ろうかとクックパッドを開いては簡単に作れそう&利用者様の食事形態に合わせて作りやすそうなものはないかとしらべるようになりました。おやつ作りは分量が決まっているため大雑把な私は苦手意識がありましたが、今ではワッフルやたい焼き、炊飯器ケーキなど作れるようになりました。

固さも数種類作り分け常食が食べられる方用・刻み食の方用・ペーストの方用等で食材の水分量などを変えてっ作れるようになりました。またパイが簡単に作れる事にもやってみて気が付き、いろんなフルーツやジャムを入れて作るのが楽しくなりました。

利用者様と一緒に料理する時間も好きで、包丁で切って頂いたり、鍋をかき混ぜて頂いたり、ホットケーキミックスを混ぜて頂いたりとなるべく一緒に行うようにしています。認知症を患っていてもやはり体は覚えているもので包丁を持つと“トントントン”とリズミカルに食材を切れるんですよね!

新たな1面に気が付くことと同時にもっとこういう行事を増やしたいなぁ~と思うきっかけになっています。ホットケーキミックス粉・牛乳・卵がいつでももらえる環境だった時は凄く有難かったなぁと実感しています。人手が多く時間がある時に「あっ!何か作ろう!」となれる環境良いですよね。

複数の介護施設を経験しましたが、こんなに自由に食材を貰える施設は1か所だけでした。ある程度の自由さがあるからこそ職員も“時間があるね!じゃぁ何ややろう!!”となれるのかなぁと感じています。縛りすぎはやれることを少なくしてしまう事もあるんですね。

【3. PC操作】

介護士になった13年前はまだ手書きが主流でしたが今では介護ソフトを導入している施設の方が多いですよね。いろんなアプリやソフトがあって慣れるまでは一苦労。好奇心旺盛な私はいじって覚えるタイプなので色んなボタンを押して理解しています。

しかし介護ソフトの導入が進んでも手書きも平行で使用している事が多く、WordやExcelでの文書や表作成が多いです。Excelはセルの統合や関数などいろんな事が出来る分ややこしい事あり苦手意識がありました。しかし、仕事で使う表を使いやすくしたいという気持ちが大きく調べるように。

毎月曜日を1マス事変更していたものを月の数字を変えるだけで一瞬で変わるようにしたり、曜日に合わせて色が付くように設定したり、シフト作成の時は早番・遅番・夜勤・休み・有休の回数を自動計算できるようにしたりできるようになりました。

関数って覚えられると楽しいなぁって感じていますし“もっとこうできないかなぁ?”と調べて試し思うような書式が入れられた時はすごくうれしいです。Excelに強い方からしてみればそんなことかと思われるかもしれませんが、介護士ってPCに詳しい人は多くありません。

手間だった修正もそれにかかっていた時間も大幅に減らすことが出来るので大分業務改善になりましたし、誰が使っても自動で変更されるので異動した後も使えて良かったです。Word、Excel以外にはPowerPoint、Photoshop、canva、PremiereProなども使えるようになりました。

介護士の年齢幅ってすごくあって誰が見ても分かるように見える化する際にもこれらのスキルはとても役立ちました。見てわかるように環境を整えるだけで注意し合うのではなくミスを減らすことが出来るのでいいですよ!絵と説明文があると文章だけの物よりも理解しやすいとの声が多いです。

動画編集は以前勤めていた施設での毎年のユニット目標発表時に動画でやってみたいと思い始めましたが、奥が深くとても面白いなぁと感じています。まだPhotoshopでしか動画を作ったことがありませんが、背景合成や背景透過、PowerPointでのアニメーションを入れたり出来る事に感動しました。

作る回数が増えればきっともっと上達すると思っていますが、中々作る機会って無いんですよね…。職場の同僚から結婚式の余興を依頼されて利用者様と一緒に作った事は今でも鮮明に覚えています。動画編集を始めようかと思っていたことだったため今ならもっといいものが作れるのでは?と思ってしまう事もあります。

今は“ChatGPT”が何かと話題になってきていますが、これからもっと様々なAIが出てきて私たちの生活に溶け込んでいくのだろうなぁと感じています。介護に関しても今までは当たり前だったことも新しい情報がすぐに入って来るでしょうし、困難対応についても相談できるようになるのではと思っています。

介護士にパソコンスキルは求められていませんが、私はパソコンに強い人は必要だと感じています。勿論介護の仕事がメインなので、パソコンばかりいじられていては困ってしまいますが(笑)パソコンに強い人は必要だと思っています。

【4. DIY】

毎月のユニット費や経費の中でやりくりしなくてはいけない為、欲しいものが高くて買えない時は自分たちでDIYすることが少なくありません。壊れかけている物をリメイクしたり、無い物を作ったりアイディア勝負!100円ショップには本当にお世話になっています。

リメイクシート1枚で大分雰囲気が変わりますし、見た目が悪かったものも綺麗に見せる事が出来るので重宝しています。ユニット施設内で設えコンテストが開かれた際には玄関の外と内でデザインを変えたり、壁紙をレンガ調にしてみたり限られた費用の中でどれだけリアルな家感を出せるのかと考えたものです。

トイレ内も車いすがぶつかりすぎて汚れてしまっていたので新たに壁紙を貼ったり、障子を張り替えて和の雰囲気を作り出したり、いろんなものを作って雰囲気を出すことが楽しかったです。雰囲気だけでなく仕事の動線が無駄にならない為にどうにか出来ないかと工夫することも面白いです!

使いたいなぁと思ったその場所に無いものは用意し、置く場所が無ければ作り、利用者様の手に届かない且つ職員が取りやすいようにするにはどうしたらいいかを考えながら100円ショップを回るのが楽しくて仕方がありませんでした。

空間を上手く使う事・使いやすいようにする事を意識して作るようにしています。利用者様に関してはトイレのペーパータオルの位置を車いすの方用と自立歩行が出来る方用と2か所設置したり、杖を置く場所を作ったり、手が届かない方用に棚を設置する等何か出来ないかと考える事が私の性に合っているなぁと感じています。

意外な組み合わせで出来たときの達成感は何とも言えませんし、職員さんが自分の家でも作った等の話をされることが多くうれしい限りです。今は壁掛け収納にはまっています。掃除がとっても楽になる上に収納場所か決まっているので整理整頓がしやすいのでお勧めです。

【5. 買い物】

まさか利用者様の物や行事に使う物の買い出しを行うなんて入職前はこれっぽっちも考えたことがありませんでした。歯ブラシや歯磨き粉・ポリデントの日用品からパジャマや髭剃りまで買い物は多岐にわたります。施設内で物品を用意してくれている施設は良いなぁと感じています。

何も置いていない場合、業務中には買い出しに行くことが出来ないため仕事前や終わり、休みの日に買い出しに行かなくてはなりません。この点は仕事中に買い出しに行けるように業務に組み込むことが出来たらいいのになぁと常に思っています。

人手不足な施設が多く休憩が取れない・残業が多い場合は業務内に組み込むことは極めて難しいのですが、この現状を打破しないといけないよなぁと感じています。仕事前後の買い出しはなるべく行ってほしくないので私が請け負う事が多いのですが、宅配サービスが充実してきたら変わってくるかもしれませんね。

100円ショップのDAISOさんがオンラインショップを開設された事はとてもありがたく、注文するものが決まっている場合は宅急便で施設まで届けてもられるのでありがたいですね。しかし、施設によってはご家族様に請求できるお店が決まっている場合もあるので確認が必要になりますね。

オンラインショップが多くなってきているので、施設の対応としても上手く利用できるように調整していただけたら職員の仕事外での買い出しが大幅に減ってくると思っています。時代に合わせ介護施設も変わっていく必要がありますね。

【6. ご家族様の対応】

ご家族様の対応も立派な仕事ですが凄く難しいなぁと感じています。勿論ご家族様にもよりますが、話始めたらなかなか終わらない方・無理難題を押し付けてくる方・怒鳴る方・対応が難しい方等本当に様々な方がいらっしゃいます。

利用者様の対応だけでも精一杯な中、ご家族様の対応までとなると本当に精神的に追い詰められる事も少なくありません。良好な関係を作れるのが1番いい事だとは思っていますが、全員と上手い関係性を作れるかと言えばそんなことばかりではありません。

職員間での情報の共有がとても大切で話してはいけない事・こういう声掛けをした方がいいという事等のノートを作った事もあるほどです。中には“カウンセリング”しているみたいだなぁと思う方もいらっしゃいます。“傾聴力”“洞察力”“共感力”が必要だなぁと痛感しています。

良好な関係が築ければ相談や依頼もしやすくなるので、面会に来られた際は必ず声をかけに行き、最近の利用者様の状況を伝えるようにしていますが、その際良い事だけではなく、困っている事もしっかりと伝えるように意識するようにしています。

以前の施設でご家族様には利用者様の良い面のみの報告でトラブルや困っている事については一切伝えない方針の所がありました。そうなると困っている事は伝えないので病院受診の依頼が出来ずどんどんトラブルが酷くなり、手が付けられない状況になって初めて相談という事が!!

ご家族様からしてみれば今まで何度も面会に行っているのにそのような話は一切なく、いきなり酷いトラブルがあると伝えられるので困惑しますし不信感にも繋がってきます。毎回毎回問題を伝える必要はありませんが、一緒に考えていくスタンスが大切かなぁと感じています。

そうすることでトラブルが軽減された時の報告を一緒に喜ぶことが出来ますし、いろいろと試して対応している事などが伝えられるかなぁと思っています。細かいやり取りかもしれませんが、このやり取りで信頼関係って出来ると感じているので大切にしていきたいと思っています。

【7. 24時間シートの作成】

ユニット型特養の場合、24時間シートを作成している施設が多いのではないでしょうか?ユニットケアとは従来型特養のように一斉介助ではなく、1人1人の生活リズムに合わせたケアが求められています。そのため1人1人に合った時間の流れを作りケアの統一を図る目的で作成されます。

例えば起床時間にしてもAさんは5:30頃に起床されるがBさんは8:30頃、朝食はご飯叉はパンなのか、飲み物は熱いのが好きなのかぬるめなのか・冷たいのが好きなのか等細かい所を書き出していきます。利用者様をよく観察することが求められますし、“知る”事が何よりも大切です。

これを作成するのは本当に大変!利用者様やご家族様の望む暮らしを聞きながらどうケアしていくかを決めていき、どこまでなら対応できるか相談しながら進めていきます。好きな食べ物や趣味・嫌いな食べ物や嫌いな事等を記載したり、この時間の入浴を希望されているなどの情報も書きます。

それだけではなく、起床時間や入浴の湯温については夏場と冬場で書いたり、体調の波が激しい方の場合は調子がいい時と悪い時のパターンを記載したり着替えの手順やトイレの手順、入浴の手順など説明書きの様に事細かに記載します。

ケアの統一を図るためには必要だと思いますが、細かすぎてみている時間が無い事が難点。せっかく作っても活用されない事が多いのではないかと思っています。ただ、ケアを見直す際は情報を元に確認や変更が出来るのでケアの統一には必要なのかなぁと感じています。

きちんと更新されていれば24時間シートを見ればケアが間違っていないか確認できますし、新人さんや異動してきた方、ユニットに急にヘルプに入った際などには全く知らないよりも見てある程度は理解できるのでいいのかなぁと思っています。

ただ初めて作る時は時間がかかる!!業務時間内に24時間シート作成の時間を設けて作ってもらうようにしていますが、人手が無い場合は残業確定です!!数時間では終わらない。パソコンが苦手でない私でも音を上げる程なので、苦手な人にとっては拷問かもしれないですね。簡単にならないかなぁ~!!

介護士の介護以外の仕事内容いかがでしたか?介護士の仕事内容ってあまり知られない事が多いかと思います。意外といろいろな仕事があるんです!出来る範囲で出来る事を行っています。少しでも知って頂けましたら幸いです。

(2023年5月9日)


第15回【新卒の頃の出来事7選】

新年度がスタートしましたね!新卒のみなさん介護の世界へようこそ!介護に携わる仲間が増えたこととても嬉しく思っています。私が介護の世界に飛び込んだのはもう10年以上も前なんて…。時の流れは速い!早すぎます!!今回は今から13年前、私が入職したころのお話をしたいと思います。

10年以上前の事ですが、期待と不安、ドキドキ・ワクワク・緊張・希望と色んな感情を抱いていたのは今でも覚えています。介護の大学や専門学校を出たわけではなかったので就職してから一気にいろんなことを頭に叩き込まなければならず本当に苦労しました…。

周りは専門学校や福祉の大学を卒業していたり介護施設でのアルバイト経験したいたりする人ばかり。未経験者は私と高卒の人ぐらいでした。スタートから差があって“追い付かないと”と焦って焦って出来なくて落ち込んでをしばらく繰り返していました。

運が良かったのは同期に恵まれた事!皆優しくて介護に対しての熱量があって悩みを共有出来たことが私にとってはとても大きな支えとなしました。覚え方を教わったり、対応の仕方を教わったり、専門用語の意味を教えてくれたり…。思い返すとあの頃が懐かしい~!

新卒のみなさん、私たちも新卒の頃は皆苦労して今があります!ベテランの介護士さん、忘れてしまっているだけできっと介護を始めた事は悔しい思いや苦労した事が沢山あるはずです。是非思い出して新卒の方に寄り添っていただけたらなぁと思います。

【1. 覚えられない】

配属になった初めての施設が従来型特養だったので本当に覚えるのが大変でした。利用者様70名+ショートステイ利用者様の顔と名前・居室場所・食形態・トロミの濃さ・禁食・エプロン使用・注意事項・排泄介助・使用パッド等々初日から覚えなくてはならないことのオンパレード!

専門用語も理解できず、側臥位?移乗?トランス?体変?陰洗?DM食?BP?KOT?等常に頭に“?”が付きまとっていました。先輩に沢山聞いていました。家に帰ってからも調べて理解するようにしていましたが、専門用語って分からない~。

とりあえず言われた事はメモしていましたが、業務中に見返している時間はなく家で見返して別のノートに書き直して覚える。分からない事は調べるようにしていました。従来型特養は1人になる時間がないので分からない事をいつでも聞けるのがありがたかったです。

この思いからご家族様へ説明するときは専門用語を使わずに理解できる言葉で伝えるように意識するようになりました。仕事をしていると専門用語が当たり前になってしまいますが、相手の立場に立って説明することは大切ですね。記録でも専門用語はなるべく使わないようにしています。

ユニット型特養の場合は自助具や個別の食器も覚えないといけないので私は絵にかいて覚えました。飲み物の種類も従来型特養よりも多く、個別のおやつや飲み物があったり、薬の飲み合わせで出し手はいけない飲み物もあったり従来型特養よりも注意事項を覚えるのが大変でした。

従来型特養・ユニット型特養を経験してみて、一番初めに従来型特養で介護の基本的な事を学べた事は自分にとってとても意味のあるものだったなぁと感じています。忙しかったし覚える事に時間がかかって悔しい思いをした事もありましたが、今思えばそれが大切だったなと。

始めてユニットケアを経験したときは“個別性”や“利用者様との深いかかわり”に驚き大変だなぁと感じました。今では深く関われるユニットケアの方が性に合っているなぁと感じています。深く関わってケアを見直し改善できた時の達成感がなんとも言えません。あなたは従来型特養とユニット型特養どちらが好きですか?

【2. 腰を痛める】

排泄介助・入浴介助・トランス等体を使う仕事なので身体の使い方を覚えるまで腰を痛めていました。前かがみになる姿勢が多く、前かがみになっている時間も長いので起き上がる時は腰が伸びず腰の曲がったお年寄りのような感じで歩いていました。

色んな先輩方にやり方を教えてもらっていましたが、同じ身長や力具合の方からアドバイスを貰うのが一番いいなと思いました。背が違うとやりやすかったりやりにくかったり本当に変わってきます。背の低い人が背の高い人の介助を学んでも同じ高さでケアが出来ないので対応できません。

全く同じような先輩職員に出会える確率は低いので、同じ背の職員を探して聞くことをお勧めします。またストレッチや筋トレも大事だなぁと感じています。仕事終わりにお風呂に入って体を温めてストレッチするだけで痛みが軽減します。休みの日には体のメンテンナスと称してマッサージに通っています。

今では自分の腰を痛めない角度やベッドの高さなどを体で理解できるようになったので痛みはさほどありませんが、転職して20名の排泄を同じ時間に行うようになったら痛みが再発してしまいました。やはり同じ体勢が長時間続くのは良くないなぁと痛感しています。

従来型特養の場合は排泄時間を個別でずらすことは出来ないため本当に腰の保護が大切になってくるかと思います。ユニット型特養の場合は個別に合わせ排泄時間を見直し同じ時間に何人も重ならないように工夫していく事が大切かと思います。

無理はいつか限界を迎えます。痛みを感じたら整形外科や整骨・整体に通ってみる・コルセットを使ってみる・他の職員に頼ってみる等自分の身体をいたわることも大切です。体が資本なので壊れてしまうと仕事が出来なくなってしまうのでメンテナンス大切です!

【3. 排泄介助に抵抗がある】

これは初めて介助の仕事に就く人はこういう思いを感じていたのではないかと思っています。普段の生活の中でよく観察する事なんてなかったのでどうしたらいいのか分からず、特に異性の利用者様から「もっと良く拭いてくれ。」などの要望には抵抗感しか感じませんでした。

排泄物も排尿の場合は大丈夫でしたが、多量の排便の場合臭いにも慣れず量や泥状便や水様便のような排便の時はどうしたらいいのか思考停止になることもしばしばありました。先輩職員さんに声をかけて教わりながら覚えていきましたし、何度も衣類やシーツを汚してしまっていました。

今では皮膚観察を良くするようになり見る事にも触れる事にも抵抗はなくなりましたが、利用者様はそうではないので不快感を抱かせない触れ方や肌の露出を少なくしたり、本人の前で話す言葉に気をつけたりするように意識しています。

結構本人の前で“臭い”と平気で言ってしまう職員がいますが、もし自分が病院で入院をした時や脱毛などに行った際に看護師さんに“臭い”と言われたらショックですし、良い気持ちにはなりませんよね。言葉選びに注意出来たらいいですね。

新人職員や実習生に付いて指導するときは慣れない気持ちに理解を示しつつも観察しなければならないポイントを伝えるようにしています。臭いに慣れず1か月もしないで退職していった職員さんを何人か見ていますが、臭いに耐えられない方は厳しいのかもしれませんね。

【4. 利用者様と何を話したらいいか分からない・話の切り方が分からない】

入職後数日間は利用者様を覚えるという事で話をして覚えて欲しいと言われることが多かったのですが、介護初めの頃は何を話したらいいのか全く分からず沈黙の時間が苦痛でしかありませんでした。認知症の方とは話がかみ合わず、言葉がこもっている方は聞き取れずどうしたらいいの?となっていました。

利用者様の事を全く知らないので会話の引き出しも少なく、とりあえず「今日は天気がいいですね。」「寒いですね。」とあたりさわりのない質問をしていました。今では利用者様に合わせて話し方や質問内容を変えて会話することは難なくできますが、新卒の方や実習生を見ていると困っていることが良く分かります。

そんな時はこの利用者様は〇〇が好きである事や、△△の仕事をされていた等の情報を伝えるようにしています。情報を貰えた方がそのことについて質問できるので話がはずんでいるように感じています。是非先輩方は自分が得た情報まで伝えてあげられると良いですね。

話の内容にも困りましたが、話を切る方法についてもすごく悩みました。お話が好きな利用者様ってどの施設にもいらっしゃいますよね。次に行きたいけど話を切っては申し訳ないという思いから足が動かせず“助けて~”と心の中で叫んでいました。

中々出てこないと先輩職員から「早くして」「何しているの?」「いつまで話をしているの?」なんて声が…。“だってぇ~”と思ってしまいます。逆に「あれっ?〇〇さん見つけた~。ちょっと借りたいので借りて行ってもいいですか?」と利用者様に伝えて助けてくださる先輩は“神様ですかぁ?”と感謝していました。

利用者様に嫌な思いをさせないようにうま~く用事を思いだしたふりをしたり、コールが鳴ったふりをしたりして「用事を済ませたらまた来ますねぇ~。」とその場を切り抜けるようにしています。無言で退室する事や「はいはい。」と興味なさそうにしたら悲しい気持ちを与えてしまうのでそれはしないようにと心掛けています。

【5. 何を話しているか分からない】

口周りの筋力低下や歯が無い事により発音がしっかりできない、地方での就職の場合は方言が聞き取れないなど何を話しているのかさっぱり分からない事がありました。私は県外の田舎の施設に就職したので方言が全く分からず理解するのに時間がかかりました。

先輩方は難なく聞き取れていて凄いなぁと思いました。何故聞き取れるのか質問したら「耳が慣れるんだよ。」「だいたいこれを言いたいのかなぁと分かってくるんだよ。」と教えてもらい、関わる中で正解を見つけていきそれが理解に繋がるのだなぁと思いました。

そこに達するまで時間がかかる事、何度も関わって答えを見つけなければならない事を悟りました(笑)一番の近道は先輩方が何を答えているのかを観察してそれを真似る事です!真似る事って自分で0から1を見つけていくよりもとても近道!先輩方をよく観察することをお勧めします。

真似していく事で早く利用者様の要望に対処出来る事にも繋がりますし、信頼関係を早く築くことが出来ます。真似してもどうしてもうまく行かないことももちろんあります!そんな時は先輩を頼って間に入ってもらう事も多々ありました。

新人で分からない職員と分かっていてあえて意地悪をしてくる利用者様も中にはいます。メンタルがやられそうになることも何度もありました。あえて新人職員を指定してくることもあり部屋に入る前に深呼吸をしたり泣きそうになることも…。

その経験からそういう利用者様が居た場合、慣れるまではなるべく1人で対応しないようにしています。人がいなくてどうしても1人で対応しなければならない時は後から必ずフォローに入るようにしていて「どうだった?」と聞くようにしています。

大丈夫だった時はそれ以上関与しませんが、もしメンタル的に来ている場合は話を聞いて対処方法を一緒に考えるようにしています。1人で悩まないような環境を作っていけたらいいなぁと思っていますが、難しい時もあります。

しかし、声をかけられないで放置されるよりも気にかけてもらえているという事が分かるだけでも気持ちの面で救われるとの意見が多かったので、大切な仲間ですのでなるべくフォローできるようにしていきたいなぁと思っています。

【6. 電話に出るのが怖い】

携帯電話やスマホに慣れてしまい自宅の電話にも出る事が無くなっていたこともあり、電話に出るのが怖くて仕方が無かったです。初めは話の内容はメモ出来ていましたが、どこの誰からの電話か、折り返しが必要なのか、折り返す際の電話番号、担当者名等抜けが多く失敗ばかり…。

失敗するたび、事務所の先輩方に耳を澄まして話し方を聞かれていると思う度に本当に電話に出たくなくて“電話鳴らないで~”と心の中で何度願っていたことか(笑)鳴っても“誰か出ないかなぁ~”なんて出るのが遅くなると「早く出て。」と注意されていました…。

失敗しながら何度も電話対応していくうちに徐々に冷静に対応できるようになり、今では率先して電話に出られるようになりました。何事も失敗から学びますね!そしてやはり回数をこなしていく事が“鍵”だなぁと感じています。

顔が見えない電話だからこそ声のトーンやゆっくり話す事で相手に安心感を持っていただき不信感を持たせないようにすることが大切だなぁと思います。電話に出て嫌だなぁと思った対応は真似しないようにすると良いですよ。

失敗出来るのは初めのうちなので、“新人”感が出せるうちにどんどんチャレンジしていって欲しいなぁと思います。慣れてきてからの失敗は周りの目が厳しいですが、新人の頃であれば多めに見てもらえることが多いです!

【7. 寝坊しそうで怖い】

早番が6:30からで、普段そんな時間から活動する事なんてなかったので早起きできるのかが凄く怖かったです。慣れない仕事と連勤が続いている時は尚更早く起きられるのか不安で仕方が無かったです。しばらくの間は親にお願いして起きる時間に電話してもらっていました。

そういう緊張感や対策のおかげで遅刻はしないで新年度を迎えられるかなぁと思っていましたが、気のゆるみって怖いですよね。1年目の終わり頃に寝坊したしてしまいました。起きたとき“あれっ?今日休みだっけ…?”と一瞬安堵感を感じますがすぐに“ヤバイ!寝坊だ”と恐怖心とパニックが襲ってきます。

だいたい寝坊した時ってマナーモードになっていたり目覚ましをセットし忘れていたり、充電が出来ていなくて画面が消えていたりするんですよね(泣)寝坊した後はしばらくの間充電が出来ているか、マナーモードが解除されているか、目覚ましがセットしてあるか心配になり目が覚めてしまっていました。

寝不足確定です!!そして何故か“寝坊しそうだなぁ~”と感じた次の日って寝坊するんですよね!!!これは何度かあってこの感覚は当たるなと…。こう感じたときは今でも誰かにお願いして電話してもらうようにしています。潜在意識なのでしょうか…?

逆に“あと〇時間後に起きる”“朝起きてこれをする”と思って寝ると目覚ましが鳴る前に起きられることも多く人間って凄いなぁと感じています。初めのうちは緊張している事もあり寝坊はしないと思いますが、慣れてきたころに注意が必要です。

これは私の大寝坊してしまった時の話ですが、2時間寝坊した事があります!!後にも先にもこれ以上の寝坊は無いと思っています。起きた時、冷や汗とどういう顔して出勤したらいいのか夜勤者に申し訳に気持ちでいっぱいでした!そして通勤に40分かかったので運転中も焦っていました。

ペコペコ頭を下げながら出勤すると(その職場では)寝坊したことが無かった為に連絡が取れない程調子が悪いのではないか、通勤途中に事故にあってしまったのではないかと心配してくださっていました。心配してくださっていた事は嬉しかった半面凄く申し訳ない気持ちに押しつぶされそうになりました。

寝坊気をつけたいですよね!介護経験13年目を迎えましたが、いまだに早番の前の日はちょっと気持ちがソワソワしています。目覚ましを2つセットして2度寝しない、冬は起きやすいように暖房をセットしておくなど起きやすい環境を整えるようにしています。

新卒時の出来事いかがでしたか?新人さんはまさしく同じ気持ちを体験していらっしゃるのではないでしょうか?先輩職員の方々はきっと懐かしい気持ちになっているのではないかと思っています。新人の頃って沢山ミスをします。

ミスは嫌な気持ちになりますが、沢山失敗して注意された方がその後同じミスをしないようになるので年数を重ねてから失敗を沢山するよりもいいなぁと感じています。新人の頃だからこそまだミスが許されますが、経験年数が増えてくるとミスも許されなくなってきます!

初めにどれだけ経験を積めるかが今後の介護士としての力量や能力の差になってくるので危険が伴わない事に関してはどんどん質問してチャレンジさせてもらえるといいですね。積極的に“やります”と言えると株も上がりますよ!!

これから同じ介護に携わる仲間として一緒に切磋琢磨していけたらいいあぁと思っています。一緒に介護を盛り上げていけたら嬉しいです。

(2023年4月28日)


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